2005年に発売されたPC版『スター・ウォーズ バトルフロントII(Star Wars Battlefront II)』をPS Vitaで動作させる非公式移植プロジェクト『swbf2-vita』の初期ベータ版が公開されました。開発を手掛けているのは、GitHubで活動するtezla55氏です。
今回公開されたベータ版では、18種類のマップを使用した地上戦のコンクエスト33ミッションに対応。敵味方のAIや乗り物なども実装されており、PS Vitaの実機で動作するプレイ映像も公開されています。
なお、本作はPSP向けに発売された同名作品を動かすものではありません。2005年版のPCゲームをPS Vita向けに移植した独立したプロジェクトで、エミュレーターによる動作とも異なります。
●開発者GitHub
https://github.com/tezla55/swbf2-vita
●ベータ版配布ページ
https://github.com/tezla55/swbf2-vita/releases
PS Vitaで地上戦33ミッションをプレイ可能
『スター・ウォーズ バトルフロントII』は、映画『スター・ウォーズ』の世界を舞台に、共和国軍や帝国軍などの兵士となって大規模な戦闘を楽しめるアクションシューティングゲームです。2005年に発売されたオリジナル版では、地上戦に加えて宇宙戦なども楽しめました。
今回の『swbf2-vita』では、その中から地上戦のコンクエストモードを中心に移植が進められています。
対応するマップは、ジオノーシスやホス、コルサント、デス・スター、エンドア、カミーノなどを含む全18種類。クローン戦争と銀河内戦の両時代に対応しており、合計33ミッションをプレイすることができます。

ゲームの基本的な仕組みも再現されており、各陣営の兵士が使用する武器や移動アクション、コマンドポストの占拠、増援システムなどを実装。敵味方のAIも動作するため、コンピューターが操作する兵士たちとともに戦うことができます。
また、地上車両やAT-ATなどの大型兵器にも対応。ホスの戦いでは、スノースピーダーの牽引ケーブルを使ったアクションも実装されています。
操作についてはPS Vita向けに調整されており、左スティックで移動、右スティックで視点移動や照準操作を行います。射撃にはRボタンを使用するほか、タッチスクリーンを利用した武器操作やズームなどにも対応しています。
気になる動作速度については、開発者によると、PS Vitaの実機上で多くのマップがおおむね30fpsで動作するとのこと。ただし、草木の多いマップなどでは処理が重くなる場面もあり、一部では動的に描画解像度を下げる仕組みが採用されています。
なお、今回のベータ版は開発途中のものであり、すべてのマップや場面で安定した動作が保証されているわけではありません。

導入にはPC版のゲームデータが必要。未実装のモードも
『swbf2-vita』は、PS VitaまたはPS TVで動作するHomebrewとして開発されています。利用するにはHENkaku/EnsōやVitaShellを導入した環境が必要となるため、通常の未改造PS Vitaにそのままインストールして遊べるものではありません。
また、公開されているVPKファイルには、ゲーム本体の著作権保護されたデータは含まれていません。
プレイするには、ユーザー自身が所有する2005年版『Star Wars Battlefront II』のPC版ゲームデータが必要です。開発者はSteam版またはGOG版を案内しており、PC版の「GameData」フォルダーをPS Vitaの指定された場所にコピーする仕組みとなっています。
ゲームデータの配置先は、以下の通りです。
ux0:data/swbf2/GameData/
なお、日本語版PCゲームデータへの対応については確認できていません。
現時点ではプレイできる内容にも制限があります。今回のベータ版で対応しているのは地上戦のコンクエストで、キャンペーンや宇宙戦、ギャラクティック・コンクエスト、マルチプレイなどは未実装です。
また、セーブデータ機能にも対応していません。ヒーローについても通常のプレイでは無効になっており、デバッグメニューから実験的に有効化できるものの、機能は未完成とされています。
そのほか、一部のAIが移動中に引っかかる、エフェクトや遠景の描画が完全ではないといった問題も残されています。
このように、まだ完成版とはいえない状態ですが、かつてPCで発売された『スター・ウォーズ バトルフロントII』の地上戦を、PS Vitaの実機でプレイできるところまで開発が進んでいるのは興味深いポイントです。
今後のアップデートによって、対応するゲームモードや動作の安定性がどこまで改善されていくのか、引き続き注目したいところです。
via.Brewology




















Divoom Ditoo Pro











