PS Vita向けのHomebrewランチャー『Pocket Shelf』の最新版となる「v0.6.0-beta.1」が、2026年11月5日に公開されました。
『Pocket Shelf』は、PS Vitaに保存したゲームをひとつの画面で管理し、さまざまなエミュレーターを使って起動できるツールです。今回のアップデートでは、フォルダー内に保存されたゲームファイルの検出機能や、複数のスタンドアロンエミュレーターとの連携機能が追加されています。
これにより、複数のゲーム機のタイトルをPS Vitaで楽しんでいるユーザーにとって、ゲームの管理や起動がより便利になりそうです。
●開発者GitHub
https://github.com/fthdgn-gh/pocket-shelf
●リリース・ダウンロード
https://github.com/fthdgn-gh/pocket-shelf/releases
●Brewology
https://store.brewology.com/vita/homebrew.php?category=Apps&orderby=Alphabetical
フォルダー内のゲームを検出し、ひとつのライブラリーで管理
『Pocket Shelf』は、PS Vita向けに開発されているゲーム管理ツールです。エミュレーターそのものではなく、複数のエミュレーターで使用するゲームを一覧表示し、起動するためのランチャーとして機能します。
今回のv0.6.0-beta.1では、指定したフォルダー内のROMファイルや画像ファイルを検出し、ゲームのライブラリーに登録できる機能が追加されました。
従来のようにRetroArchのプレイリストをあらかじめ用意する必要がなく、フォルダー内のファイルを基にゲームを登録できるのが特徴です。
また、任意のフォルダーからPNG形式の画像を選択し、ゲームのカバーアートや背景として設定することも可能です。ゲームを一覧から探しやすくするだけでなく、好みに合わせてライブラリーの見た目をカスタマイズできます。
複数のゲーム機のタイトルを保存している場合でも、ゲームごとに別々のアプリを開いて探す手間を減らせるのが、本ツールの魅力といえそうです。

複数のエミュレーターを使い分けてゲームを起動
もうひとつの大きな変更点が、スタンドアロンエミュレーターとの連携機能の追加です。
今回の更新履歴では、NINTENDO 64向けのDaedalusX64、ニンテンドーDS向けのDSVita/NooDS、ドリームキャスト向けのFlycast、PlayStation向けのPCSX AwO、アドベンチャーゲームなどを動作させるScummVMといったツールが連携先として挙げられています。

さらに、RetroArchやEmu4Vita++も利用対象として案内されており、ゲームごとに使用するエミュレーターやコアを選択する機能も用意されています。
たとえば、異なるゲーム機のタイトルをひとつのライブラリーに登録しておき、それぞれに適したエミュレーターを指定して起動するといった使い方が想定されています。

ただし、今回公開されたバージョンはベータ版です。開発者の更新履歴によると、スタンドアロンエミュレーターとの連携については、Flycast以外のすべてがPS Vita実機で動作確認されているわけではありません。一部の検証にはVita3Kなどの環境も使用されているため、組み合わせによっては正常に動作しない可能性があります。
なお、『Pocket Shelf』はVPK形式で配布されており、GitHubから入手できます。ゲームデータや各エミュレーターが付属しているわけではないため、利用する場合は別途用意する必要があります。
PS Vitaではさまざまなエミュレーターが利用できますが、遊びたいゲームに合わせてアプリを切り替えるのは少々面倒なものです。『Pocket Shelf』は、そうした操作をひとつの画面にまとめられるツールとして、今後の開発にも期待したいところです。




















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