11種類の入力×8種類の出力! レトロコントローラー変換器『Reflex Adapt 2』がほぼ完成

11種類の入力×8種類の出力! レトロコントローラー変換器『Reflex Adapt 2』がほぼ完成

レトロゲーム機の実機コントローラーを、MiSTer FPGAやPCなどで利用できる低遅延USBコントローラーに変換するMisterAddonsの『Reflex Adapt』。その新バージョンとなる『Reflex Adapt 2』の開発が、ほぼ完成段階まで進んでいることが明らかになりました。

MisterAddonsによると現在テストは順調に進んでおり、2026年8月末頃のリリースを目指しているとのことです。

Reflex Adapt 2 がほぼ完成です!11種類の入力モードと8種類の出力モードがあり、細部まで詰めるべきことが山ほどあります。ライブパッドディスプレイには、N64、PSX、Saturn 3D、GameCube、Wii Classic 向けのアナログフィードバックが新たに搭載されました!テストは順調に進んでおり、8月下旬のリリースを目指しています!

実機コントローラーをUSBで利用できる『Reflex Adapt』

『Reflex Adapt』は、ファミコンやスーパーファミコン、NINTENDO64、ゲームキューブ、メガドライブ、セガサターン、PlayStationなど、さまざまなレトロゲーム機の実機コントローラーをUSBコントローラーとして利用できるようにする変換器です。

本体にはHDMI形状のコネクターが搭載されていますが、これは映像を扱うためのものではありません。ゲーム機ごとに用意された専用の変換アダプターを接続し、そこから実機コントローラーの信号を取り込む仕組みになっています。

現在公式に挙げられている対応コントローラーには、ファミコン、NES、スーパーファミコン、NINTENDO64、ゲームキューブ、Wii Classic、メガドライブ、セガサターン、PlayStation、PCエンジン、Neo Geo、Atari Jaguar、Virtual Boyなどがあります。

●Reflex Adapt公式ページ
https://misteraddons.com/products/reflex-adapt

●各ゲーム機用コントローラーアダプター
https://misteraddons.com/products/hdmi-controller-adapters

11種類の入力モードと8種類の出力モードを実装

今回MisterAddonsが公開した情報によると、『Reflex Adapt 2』では現在、11種類の入力モードと8種類の出力モードを実装しているとのこと。

さらに本体ディスプレイ上にコントローラーの入力状態を表示する「Live Pad Display」も強化され、NINTENDO64、PlayStation、セガサターン3Dコントロールパッド、ゲームキューブ、Wii Classic Controllerについては、アナログ入力の状態も確認できるようになっています。

従来モデルの公式製品ページでも、新バージョンについて「多くのモードでさらに低遅延化」「新しい入力モード」「2人プレイ対応の拡大」「出力モードの追加」などが予告されています。

ファームウェアも大幅に進化

『Reflex Adapt 2』で注目したいのが、ハードウェアだけではなくファームウェア側も大きく進化しているところです。

GitHubでは、新たな統合ファームウェア『Classic2USB』が公開されています。RP2040を採用したReflex Adapt向けに開発されており、対応する入力モードやUSB出力モード、各種設定をひとつのファームウェアイメージにまとめているのが特徴です。

従来のように利用するコントローラーや接続先に応じてファームウェアを書き換える必要がなく、接続するコントローラーについても多くの場合は自動検出が可能になっています。

また、本体のOLEDディスプレイからコントローラーや出力方式、振動、アナログ入力、ホットキーなどを設定可能。ボタンごとに連射やリマッピングを設定する機能も用意されています。

●Reflex Adapt / Classic2USB GitHub
https://github.com/misteraddons/Reflex-Adapt

N64のコントローラーパックやTransfer Pakにも対応

さらに面白いのが、単純なコントローラー変換器にとどまらないところです。公開されているClassic2USBの仕様では、ドリームキャストのVMU、PlayStationのメモリーカード、NINTENDO64のコントローラーパックなどへのアクセスにも対応。NINTENDO64のTransfer Pakについては、ゲームボーイ/ゲームボーイカラーのROMやセーブデータを扱う機能も用意されています。

2人プレイについても強化されており、対応するコントローラーでは2ポート同時利用が可能なほか、PC向けにはDInputとXInputの2プレイヤー出力にも対応しています。

SNACとは少し違う方向性のアイテム

MiSTer FPGAで実機コントローラーを利用する方法としては、『SNAC』や『SNAX』などもよく知られています。これらはコントローラーをFPGA側へ直接接続することで、極めて低い遅延で実機に近い操作感を実現することを重視した仕組みです。

一方のReflex Adaptは一度USBコントローラーへ変換するため、SNACとは仕組みが異なります。その代わりMiSTer FPGAのメニュー操作が可能で、コントローラーとコアの組み合わせに縛られにくく、PCなどほかのUSB機器でも利用できるというメリットがあります。

MisterAddonsでは現行Reflex Adaptについて平均応答時間約1msとしており、SNACと比較して追加される遅延も約0.5~2msと説明しています。

8月末のリリースを目指してテスト中

『Reflex Adapt 2』について、現時点では正式な発売日や価格までは発表されていません。MisterAddonsは「ほぼ完成」としており、現在もテストを進めながら2026年8月末頃のリリースを目指しています。

なお、公式サイトでは従来モデルが50ドルで掲載されていますが、これは現行『Reflex Adapt』の価格です。『Reflex Adapt 2』の正式な販売価格については、今後の発表を待つ必要があります。

ファミコンからNINTENDO64、セガサターン、PlayStationなどの実機コントローラーを1台でまとめてUSB化できるだけでも便利ですが、メモリーカードやTransfer Pakまで扱えるとなると、かなり面白いデバイスになりそうですね。

MiSTer FPGAだけではなく、PCでレトロゲームやエミュレーターを楽しんでいる人にとっても注目の製品になりそうです。

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