アーケードゲーム関連機器などを手掛けるArcoodaから、21.3インチでアスペクト比4:3の液晶モニター「21.3 inch Arcooda 4×3 Ratio LCD Monitor 1600×1200 with Integrated Speakers」が販売されています。
●Arcooda公式商品ページ
https://www.arcooda.com/buy/21-3-inch-Arcooda-4×3-Ratio-LCD-Monitor-1600×1200-with-Integrated-Speakers–20248
●Arcooda公式発表
https://www.arcooda.com/n/Arcooda-4-3-Ratio-LCD-Monitors-Now-with-Integrated-Speakers-176.html
こちらは2026年春から展開されている21.3インチモデルをベースにしたもので、Arcoodaは6月26日に21.3インチと35インチの4:3モニターへスピーカーを内蔵したモデルを追加したことを発表しています。9月10日には海外のレトロゲーム系サイトRetroRGBでも改めて紹介されました。
最大の特徴は、現在のPC用ディスプレイではほとんど見かけなくなった4:3の液晶パネルを採用していることです。画面サイズは21.3インチで、ネイティブ解像度は1600×1200ピクセル。パネルにはIPS方式が採用されています。
レトロゲーム用途をかなり強く意識した仕様になっており、15kHz、24kHz、31kHz系の映像信号に対応。Arcoodaが公開している仕様では、240pをはじめ160種類以上の入力モードがプリセットされており、VGAの640×480ピクセルから最大1600×1200ピクセルまで幅広く扱えるとしています。
映像入力端子もVGAだけではなく、DVI、HDMI、DisplayPortを搭載しています。そのため、古いアーケード基板などを接続する用途だけではなく、MiSTer FPGAや各種アップスケーラー、PCなどを組み合わせたレトロゲーム環境にも利用しやすい構成です。RetroRGBによれば、OSSCやMiSTerの低遅延モードからの信号にも対応しています。
ディスプレイの輝度は500cd/m²、コントラスト比は1800:1。表示遅延についてはArcoodaが1.7msとしています。リフレッシュレートは60Hzです。最近公開されたArcoodaの映像でも、21.3インチモデルについて500nits、1800:1、1.7msという仕様が案内されています。
さらに今回のモデルでは、従来モデルでは外部スピーカーを接続していたオーディオ部分を変更し、本体にスピーカーを内蔵しています。アーケード筐体へ組み込むだけではなく、VESA対応のスタンドなどを利用して一般的なデスクトップモニターとして使いたい場合にも扱いやすくなっています。
もともとArcoodaの4:3モニターシリーズは、ブラウン管を採用したアーケード筐体の交換用ディスプレイとして設計されています。同社ではRGB信号をVGAへ接続するためのアダプターボードや取り付け用ブラケットなども用意しており、古い筐体を液晶化する用途も想定されています。
価格は799ドル。Arcooda公式サイトでは21.3インチモデルの商品ページが公開されています。公式サイト上の在庫・納期表示とRetroRGBの記事で案内されている在庫状況には時期による違いがあるため、購入する場合は商品ページで最新の発送予定を確認したほうがよさそうです。
16:9の液晶に4:3の映像を表示すること自体は難しくありませんが、左右に余白を作らず、最初から4:3の画面いっぱいにレトロゲームを表示できる液晶ディスプレイは現在ではかなり限られています。21.3インチという比較的扱いやすいサイズに加え、240pから1600×1200まで幅広い信号を扱える本機は、実機やMiSTer FPGA、アーケード基板などを組み合わせた環境を構築したい人にとって、なかなか面白い選択肢になりそうです。
via.RetroRGB















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