MiSTer FPGAで使用されている『DE10-Nano』の後継候補として注目を集めている、TerasicのFPGAボード『DE25-Nano』。そんな同ボード上でMiSTer系の環境を動かすプロジェクト『MiSTic』が進められており、実際に複数のゲームが動作するところまで開発が進んでいることがわかりました。
MiSTic | MiSTer を DE25-Nano に移植 | 5コアをテストWORLD EXCLUSIVE!!
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『DE25-Nano』は、MiSTer FPGAで採用されている『DE10-Nano』と同じTerasicから発売されているFPGA開発ボードです。当サイトでも2025年8月にご紹介しましたが、Agilex 5 SoC FPGAを採用し、138K Logic Elementsや128MBのSDRAMなどを搭載しています。Terasic公式サイトでは現在248ドルで販売されています。
今回話題になっている『MiSTic』は、この『DE25-Nano』上でMiSTer系の環境を動かそうというプロジェクトです。
Pixel Cherry Ninja氏が2026年8月17日に公開した動画では、実際に『DE25-Nano』上でゲームを動かしている様子が紹介されています。現時点で動作が確認されているのは、以下の5系統です。
・CPS1
・CPS1.5
・CPS2
・NES(ファミコン)
・ゲームボーイ
動画では、CPS2の『Street Fighter Alpha 3(ストリートファイターZERO3)』をはじめ、『Alien vs. Predator』『Magic Sword』『Street Fighter II: Champion Edition』『Cadillacs and Dinosaurs』などが実際に動作しています。ファミコンやゲームボーイ用タイトルについても動作が確認されています。
現時点ではMiSTer FPGAと比べると対応コアの数はごくわずかですが、重要なのは既存のMiSTer系コアを『DE25-Nano』へ移植し、実際にゲームを動かすところまで到達したことです。
『DE25-Nano』には約138K Logic Elementsが搭載されており、『DE10-Nano』よりも多くのFPGAリソースを利用できます。そのため、将来的には現在のMiSTer FPGAではFPGAリソースが限界に近づいているような、より複雑なコアの開発で活用できる可能性もあります。
ただし現時点で購入するのは待ったほうがよさそう
もっとも、これで『DE25-Nano』がそのまま「次世代MiSTer FPGA」になったというわけではありません。
Pixel Cherry Ninja氏も別の投稿で、『DE25-Nano』にはハードウェア上の問題があり、ハードウェアリビジョンによる修正が行われなければMiSTerの後継機になる可能性はないとして、現時点では購入しないよう警告しています。
また、『MiSTic』自体もまだ開発初期のプロジェクトです。今回確認されたコアの多くは現行のMiSTer FPGAでも問題なく動作するため、これだけを目的に『DE25-Nano』へ乗り換えるメリットは今のところありません。
それでも、これまで「MiSTer FPGAの次世代機候補」としてスペック面で注目されてきた『DE25-Nano』で、実際にMiSTer系のコアが動き始めたというのは大きな一歩といえそうです。
今後対応するコアが増えていくのか、そしてハードウェア側の問題が解決され、正式に次世代MiSTer FPGAのベースとなるような展開につながっていくのか注目したいところですね。
















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