PCエンジンエミュ『Geargrafx 1.8.1』公開。PSG精度とLaserActive実装を改善

PCエンジンエミュ『Geargrafx 1.8.1』公開。PSG精度とLaserActive実装を改善

PCエンジンやTurboGrafx-16などに対応するエミュレーター「Geargrafx」の最新版となる「Geargrafx 1.8.1」が公開されました。

今回のアップデートでは、PSGの精度向上をはじめ、libretro版におけるLaserActiveの実装改善、Game Controller DBの更新などが行われています。また、新たにUbuntu 26.04向けのビルドも追加されました。

●github.com/drhelius/Geargrafx/releases
https://github.com/drhelius/Geargrafx/releases

PCエンジン系に特化したエミュレーター「Geargrafx」

「Geargrafx」は、PCエンジン/TurboGrafx-16やSuperGrafx、CD-ROM²などに対応したオープンソースのエミュレーターです。Windows、macOS、Linux、BSD向けのスタンドアロン版に加えて、RetroArchなどで利用できるlibretro版も用意されています。

HuCardだけではなく、CD-ROM²、SUPER CD-ROM²、アーケードカードなどにも対応。セーブステートや巻き戻し、入力遅延を抑えるRun-Ahead、シェーダー、VGM録音機能なども備えているほか、デバッガーとして利用できる機能も充実しています。

「Geargrafx 1.8.1」の主な変更点

今回公開された「Geargrafx 1.8.1」で案内されている主な変更点は、以下の通りです。

・PSGの精度を改善
・Ubuntu 26.04向けビルドを追加
・libretro版のLaserActive実装を改善
・Game Controller DBを更新
・各種バグ修正および改善

大規模な新機能追加というよりも、エミュレーション精度や既存機能を調整したメンテナンス寄りのアップデートとなっています。

なかでもPCエンジンのサウンドを担当するPSGについて精度の改善が続けられている点は、再現性を重視するユーザーにとって注目したいポイントです。Geargrafxでは以前のバージョンでもPSGやADPCM、CD-ROM関連の精度改善が行われており、細かな部分を継続して調整していることがわかります。

LaserActive対応も引き続き改善

Geargrafxでは、ひとつ前の「1.8.0」でNEC LaserActiveのLD-ROM²(MMI)への対応が追加されました。複数面を持つメディアへの対応なども含まれており、PCエンジン系だけではなくLaserActive関連のエミュレーションにも範囲を広げています。

今回の1.8.1では、新機能としてLaserActive対応が追加されたわけではなく、libretro版におけるLaserActiveの実装が改善されています。そのため、1.8.0で追加された機能を短期間で調整したアップデートと見るのがよさそうです。

LaserActive関連のタイトルは一般的なHuCardやCD-ROM²と比較するとかなり特殊な存在ですが、こうした環境まで継続して改良されているのはGeargrafxの特徴のひとつといえるでしょう。

Ubuntu 26.04向けビルドも追加

配布ファイルには、新たにUbuntu 26.04向けのx64版とARM64版も追加されています。

このほか、Windowsではx64/ARM64、macOSではApple Silicon/Intel向けのビルドなどが公開されており、BSD版やlibretro版も用意されています。利用している環境に合わせたファイルをGitHubのReleasesページから入手できます。

なお、今回の1.8.1は機能が大きく変わるアップデートではありませんが、PSGの精度やLaserActive実装など、エミュレーションの完成度を高める調整が中心となっています。Geargrafxを利用している人は、最新版をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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