セガサターン風MiSTer FPGAキット「Mercury」が予約開始!MiSTer Piにも対応、約260ドルから

セガサターン風MiSTer FPGAキット「Mercury」が予約開始!MiSTer Piにも対応、約260ドルから

MiSTer Ironcladなどを手掛けてきたDf3modより、セガサターンを思わせるデザインを採用したMiSTer FPGA用コンソールキット「Mercury」が登場しました。2026年10月1日より予約受付が開始されており、価格は229.99ユーロ。RetroRGBでは約260ドルと紹介されています。第1バッチは2027年第1四半期より順次出荷される予定です。

Mercuryは、一般的なMiSTer FPGAの基板を積み重ねたスタイルとは異なり、家庭用ゲーム機のような形にまとめられるのが大きな特徴です。筐体サイズは約16×14×5cmで、カラーはやや灰色がかった「Lunar White」を採用。Df3modの公式サイトによると、筐体はMSLA方式で製造されたマット仕上げのABSレジン製となっています。

●Mercury公式製品情報
https://www.d3fmod.com/mercury/

●Mercury予約ページ
https://www.d3fmod.com/product/mercury_kit1/

DE10-Nanoに加えてMiSTer Piにも対応

注意しておきたいのは、MercuryそのものにFPGAボードが含まれているわけではないことです。キットにはMercury本体や内部接続用ケーブル、ネジなどが含まれていますが、動作させるには別途Terasic DE10-Nano、またはMiSTer Piが必要です。また、必要に応じてSDRAMモジュールを用意するほか、USB PD 24W以上に対応したUSB Type-C電源もユーザー側で準備します。

MiSTer Piを利用する場合は、オプションとして用意されている5ユーロの「Mister Pi Compatibility Adapter」を追加することで組み込めます。そのため、すでにDE10-NanoやMiSTer Piを所有しているユーザーが、それらを家庭用ゲーム機風のMiSTerへ仕立て直すためのキットと考えるとわかりやすいでしょう。

セガサターン用AVケーブルも利用可能

映像出力では一般的なMiSTer用VGA端子に加えて、セガサターン用AVケーブルと互換性を持つ端子を搭載しています。公式情報ではセガサターン用RGBおよびS-Videoケーブルに対応し、VGA側ではYPbPrなども利用可能です。ただし、ふたつの映像端子を同時に使用することは推奨されていません。

コンポジットについては本体からそのまま出力する仕様ではなく、公式サイトではS-Videoからコンポジットへ変換する一般的なアダプターを利用する方法が案内されています。また、オプションとして「RGB to Composite/S-Video converter」も用意されています。RetroRGBでは、24bit DACやLuma Trapを備え、セガサターン用S-Videoケーブルを利用できる点も紹介されています。

Dual SDRAMやSSD、SNACにも対応

Mercuryは見た目だけをセガサターン風にしたケースではなく、MiSTer FPGA向けのI/O機能もかなり充実しています。7ポートのUSB HubやRTC、ADC入力を統合しているほか、Dual SDRAMにも対応。内部にSATA SSDをUSB変換アダプター経由で搭載できるほか、NFCリーダーやRaspberry Pi Zero 2 Wを使用したMT32-Piの内蔵にも対応しています。

User I/Oポートにはレベルシフターも内蔵されており、SNACやSNAXといったMiSTer向け周辺機器も利用できます。さらに冷却ファンやUSB Type-C電源入力、赤外線リモコンへの対応など、これまでバラバラになりがちだったMiSTerの周辺機能をひとつの筐体へまとめられる設計になっています。

セガサターンを連想させる外観はもちろんですが、MiSTer FPGA環境を家庭用ゲーム機のような形ですっきりまとめたい人にとっても気になる製品といえそうです。なお、公式サイトに掲載されている製品画像は現時点では開発中

via.RetroRGB

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