ドリキャスを多形式対応の音楽プレイヤーに!『KatanaDreamsPlayer v1.1 Beta』が公開

ドリキャスを多形式対応の音楽プレイヤーに!『KatanaDreamsPlayer v1.1 Beta』が公開

ドリームキャスト実機を多形式対応の音楽プレイヤーとして利用できるHomebrewソフト「KatanaDreamsPlayer」がアップデート。最新版となる「v1.1 Beta」が、2026年10月1日付で公開されました。

今回のアップデートでは、ユーザーインターフェースの刷新に加えて、新たなビジュアライザーや巻き戻し、音量調整機能などを追加。SDカード利用時の安定性についても改善が行われています。

●KatanaDreamsDev公式ページ
https://katanadreamsdev.github.io/

ドリームキャスト実機でさまざまな音楽ファイルを再生

「KatanaDreamsPlayer」は、KatanaDreamsDevが開発しているドリームキャスト向けの音楽プレイヤーです。初版となるv1.0は2026年3月31日に公開されており、DSF、FLAC、OGG、WAV、MP3、AAC、ADX、SPSD、GENHといった幅広い形式の再生に対応しています。

なかでも特徴的なのがDSFへの対応です。ここでいうDSFとは一般的なDSD系音源ではなく、ドリームキャスト向けのゲーム音源形式「Dreamcast Sound Format」のことで、Portable Sound Format(PSF)から派生したフォーマットとなっています。KatanaDreamsPlayerでは、このDSFのコードをドリームキャストのサウンドシステム「AICA」に搭載されているARM7上で直接実行する仕組みが採用されています。

また、FATFSを利用したSDカードからの楽曲再生にも対応。手持ちのドリームキャストを、ゲーム音楽を含むさまざまな音源を再生するための専用プレイヤーとして活用できるという、かなりユニークなHomebrewソフトになっています。

v1.1 BetaではUIやビジュアライザーを強化

今回公開されたv1.1 Betaでは、まずインターフェースが刷新され、発光するシンボルを取り入れた新たなデザインへ変更されています。それに加えて、楽曲再生中の表示を楽しめる「classic visualizer」と、脈動するように描画される「pulsating fractal」という2種類のビジュアル表現が追加されました。

Dreamcast-Talkでは以前から、楽曲再生中にフラクタルのようなグラフィックを表示してほしいというユーザーの声も上がっていました。今回追加された機能は、まさにそうした要望に近いものといえそうです。ただし開発者自身も、これらのビジュアライザーについてはまだ最終的な仕上げが必要であることを示しており、v1.1はBeta版という位置付けになっています。

操作面では、新たに巻き戻しと音量調整にも対応しました。さらにSDカード使用時の動作についても安定性が改善されており、音楽プレイヤーとしての使い勝手そのものが底上げされています。

CDIイメージとBuilderを公開

v1.1 Betaでは、実行用のCDIイメージに加えてBuilderも公開されています。また、配布されているテストイメージには、「エターナルアルカディア(Skies of Arcadia)」や「ファンタシースターオンライン」など、ドリームキャスト時代を代表する作品を題材にした新たなリミックス音源も収録されています。

いまや音楽ファイルを再生するだけならPCやスマートフォンで十分ですが、あえてドリームキャスト実機を音楽プレイヤーとして使うところに本ソフトならではの面白さがあります。特にDSFをAICAのARM7上で動作させる仕組みは、ドリームキャストのゲーム音楽を実機で楽しみたい人にとって興味深いポイントといえるでしょう。

「KatanaDreamsPlayer v1.1 Beta」はKatanaDreamsDevより公開中。現在もBeta版となっているため、今後のアップデートでビジュアライザーを含めたさらなる完成度向上にも期待したいところです。

via.Dreamcast-Talk

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