NINTENDO64向けに発売された『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』を、PC上でネイティブ動作させる非公式プロジェクト「2 Ship 2 Harkinian(2Ship2Harkinian)」の最新版となる「Battler Alfa 5.0.0」が、2026年8月11日に公開されました。
今回のアップデートでは、爆弾矢や仮面の簡単装備といったゲームプレイ関連の機能に加えて、ランダマイザー、Mod、グラフィック、サウンドなど、幅広い項目が強化されています。
●Battler Alfa 5.0.0
https://github.com/HarbourMasters/2ship2harkinian/releases/tag/5.0.0
弓矢と爆弾を組み合わせた「爆弾矢」が使用可能に
「2Ship2Harkinian 5.0.0」で追加された新機能の中でも、特に目を引くのが「Bomb Arrows(爆弾矢)」です。
弓を装備した状態で爆弾を重ねてセットすることで、着弾地点で爆発する矢を使用できるようになります。公式リリースノートでは、離れた場所まで爆発の影響を届かせるために、投射物の相互作用距離を延長するオプションとの併用が推奨されています。
また、ポーズメニューで仮面を選びAボタンを押すだけで、その仮面を直接装着したり外したりできる「Easy Mask Equip」も追加。これまでは仮面をいったんCボタンなどに割り当てる必要がありましたが、今回の機能によって仮面の切り替えが手軽に行えるようになっています。
曲をCボタンまたは十字ボタンに登録し、音符を入力せずに直接演奏できる「Song Items」にも対応しました。
鬼神リンクから別の姿へ直接変身可能
鬼神リンクに関する制限も緩和されています。最新版では、鬼神リンクの状態でもデクナッツ、ゴロン、ゾーラなどの変身用仮面を使用できるほか、鬼神の仮面から別の姿へ直接切り替えられるようになりました。
このほかにも、剣を振らずに抜刀する機能、写し絵の箱をC上ボタンに割り当てる機能、オカリナのカスタム操作、バクダン樽の所持数追加、エポナのニンジンを無限にするオプションなどが追加されています。
ゲームの難易度に関わる設定として、ボスの体力倍率を変更する機能や、ランダムドロップ、回復用ハートの出現を無効化するオプションも用意されました。
カラーの写し絵をPNG形式で保存
グラフィックやMod関連の機能も大きく強化されています。新たに追加された「Color Pictograph」を有効にすると、写し絵の箱で撮影した画像がカラーで表示されるだけではなく、PNG形式の画像として「saves」フォルダーに保存されます。
外見を変更する「Cosmetics Editor」も『Ship of Harkinian』から移植され、カスタムモデルに対応した動的な外見編集機能が追加。軌跡の色、鬼神リンクの鞘なども変更できるようになりました。
さらに、カスタムモデル、スケルトン、アニメーションの切り替えやXMLスケルトンに対応したほか、Modメニューも移植されています。
ミラー世界やサラウンドサウンドにも対応
左右を反転させる「Mirrored World」も、単純なオン/オフ方式から複数のモードを選べる仕組みに変更されました。
常時反転のほか、シーンを移動するたびにランダムで変更するモード、シード値に基づくランダム反転、神殿のみ、蜘蛛の館のみ、すべてのダンジョンといった設定が選択できます。サウンド面では、基本的なサラウンドサウンドに対応。macOS向けにはCoreAudioバックエンドも追加されています。
ランダマイザーをファイル選択画面から設定
新規ファイルを作成するときに、通常プレイとランダマイザーのどちらを使用するか選べるようになりました。ランダマイザーを選んだ場合は、ファイル選択画面からプリセットやシード値を指定できます。
ランダム化の対象には、蝶、蜂の巣、Wonder Item、Skeleton Key、Tycoon’s Walletなどが追加されています。小さな鍵、ボス部屋の鍵、はぐれ妖精についても、「どこにでも配置」「同じダンジョン内に配置」「最初から所持」といった条件を個別に設定可能です。
チェック対象やアイテムプールを管理するメニューも再構成され、検索、グループ分け、一括オン/オフなどの機能が追加されています。
対応するゲームデータは別途必要
「2Ship2Harkinian」はエミュレーター上でNINTENDO64版を動かすものではなく、ゲームをPC向けにネイティブ動作させる非公式プロジェクトです。Windows、Linux、macOSに対応しており、WindowsではDirectX 11とOpenGL、macOSではMetalも利用できます。
ただし、「2Ship2Harkinian」本体には任天堂のゲームデータや著作物は含まれていません。利用するには、ユーザー自身が所有している対応版『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』から吸い出したゲームデータを用意する必要があります。
今回の5.0.0は、単なる不具合修正にとどまらず、ゲームプレイ、ランダマイザー、Mod、外見変更、サウンドなどをまとめて強化する大型アップデートとなっています。















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