ここ最近よく目にしたのが、『ゲームボーイアドバンス』の液晶を、バックライト付きで視野角の広いIPS液晶に交換するというものでした。すでに各所でいろいろと紹介されているので今更感もありますが・・・・・・まぁ詳しくはGame Watchの記事を見よう! じゃなくて、私個人が感じた部分についてあれこれご紹介していきたいと思います。
ちなみに今回は日本のお店ではなく、定番となっているAliExpressで注文しています。こちらは改造済のシェルがセットになっているものですが、なぜそれを選んだかというと、そもそも中古で購入した 『ゲームボーイアドバンス』 の裏蓋が弱くなっており、上手く閉まらないというのも理由のひとつです。
値段は約5000円で2週間ほどで日本に到着
さて、今回購入したのはシェルとIPS液晶交換のセット『 GBA 用 IPS V2 4 ピクセル 1 フル視野 LCD バックライトでゲームボーイアドバンス交換 10 レベルの輝度画面事前カットシェル 』と『FUNNYPLAYING ボタンとゲームボーイアドバンス用交換キーパッド L R AB ボタン GBA D パッド電源オンオフボタン』ですが、ふたつ合わせてお値段は5538円ほどでした。
1月12日に注文し、1月27日に自宅に到着しているので、だいたい2週間ぐらいみておけばOKではないでしょうか。交換シェルのセットではなく、IPS液晶の交換だけなら家電のケンちゃんでも売られていることがあるので、こまめに在庫をチェックしておくのもいいかもしれません。
早速交換しちゃおう!
ってわけで、早速交換しよう・・・・・・と思ったものの、イマイチ手順やポイントがわからず。そこで参考にさせてもらったのが、hijiQuish channelさんの動画です。
専用のネジ回しみたいなのが付いてきたな~と思っていたのですが、なぜだか先端部分が見当たらず。すこし悩んだものの、後ろ側を外すと『ゲームボーイアドバンス』を外すときに必要な2種類のネジが出てきました。
ということで、そちらのドライバー等を使い赤丸で囲った裏蓋のネジを外していきます。このうち電池蓋の近くの黒いネジだけは普通のプラスドライバーで外せますが、それ以外は特殊なY型ドライバーが必要です。
裏蓋が外せたら、今度は基板が取り付けられている3つのネジを外していきましょう。
このあとで必要になってくる部分ですが、『ゲームボーイアドバンス』には初期型と後期型の2種類があり、基板とディスプレイを接続するケーブルが前期が40ピン、後期が32ピンになっています。サイズがそもそも異なりますが、ケーブル近くの数字を見ることでも確認することができます。
ケーブル部分は抜けないような仕組みになっており、指やピンセットなどでずらしてからケーブルを抜いていくことになります。
ハンダ付け以外は難しいところはなし!?
ちなみに、シェルの方には液晶部分に張る保護プレートのほか、裏蓋に張るシールなどもセットで付いてきました。この保護プレートはやや傷があったので、IPS液晶に付いてきた方を使用しています。質感的にも、シェル付属のモノよりそちらのほうが良かった印象です。
ここまで作業を終えたら、あと一息。ハンダ付けは輝度を10段階で変えるようにできるというだけなので、必ずしも行う必要はありません。しかし、今回はせっかくなので、挑戦してみました。
はめ込み画像か! と思うレベルの変わりよう
ということで、交換前と比較してみたところ、まるではめ込み画像のように映像がくっきりと。視野角も大幅に向上しており、どの角度からも見えやすくなりました。これは、想像以上に感動ですね。たった5000円でできちゃうなんて、やらないほうが損といえます。
無事輝度も変えることができました!
まとめ
改造はあくまでも個人の責任でってことですが、先ほども述べましたが、わずか5000円ほどでこれほど感動する改造はなかなかないのはないでしょうか。一番面倒な部分はシェルを削るところですが、あらかじめかこうされているものを購入すれば、そうした無駄な工数も大きく省くことができ、色も変更できるので気分転換にもなります。
これに味をしめて、他の機種も改造してみたくなってきました(笑)。
2020年1月30日追記:参考にした動画の方と同様に、電源ランプのパーツをつけ忘れていることに気が付き、再び中を開けて取り作業をしなおすというポカをやってしまいました。皆さんも気を付けましょう!
こうした作業ではネジの種類がいろいろあり、どれがどれかわからなくなりがちです。また、小さいためなくしてしまうこともあります。そこでおすすめなのが、100均やスーパーなどで売られている、ちょっとした小物入れです。こうしたものを用意しておくことで、作業も捗ります。