シリーズ第1作が登場してから、2026年5月27日で40周年を迎えたRPG『ドラゴンクエスト』。長い歴史を持つシリーズだけに、ナンバリング作品はファミコンから最新のゲーム機まで、さまざまなハードで発売されてきました。
その一方で、これから『ドラゴンクエスト』シリーズをまとめて遊ぼうとすると、どのゲーム機を用意すればいいのかわかりにくいのも事実です。特に『IV』以降は作品ごとに遊べる機種が異なり、現行機だけでは揃わないタイトルも残されています。
そこで今回は、2026年現在、『ドラゴンクエストI』から『ドラゴンクエストXI』までを一通り遊ぶための環境を整理しました。なお、MMORPGである『ドラゴンクエストX』については、ほかのナンバリング作品と同じようにひとりで遊べる『ドラゴンクエストX オフライン』を対象とします。また、基本的には家庭用ゲーム機版を取り上げ、スマートフォン版は補足として紹介します。
【結論】Switch+3DSがあれば『ドラゴンクエストI~XI』を遊べる
先に結論をお伝えすると、オリジナル版にこだわらず、移植版やリメイク版を含めて各作品を遊ぶのであれば、2026年現在は「Nintendo Switch」と「ニンテンドー3DS」の2台で『ドラゴンクエストI』から『XI』までをカバーできます。
Nintendo Switchでは、HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』と『III』、『ドラゴンクエストVII Reimagined』、『ドラゴンクエストX オフライン』、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』をプレイできます。
残る『IV』『V』『VI』『VIII』『IX』はニンテンドー3DSが担当します。『VIII』は3DS版を使用し、『IV』『V』『VI』『IX』はニンテンドーDS版のカートリッジを3DSの後方互換機能で動かす形です。
| 作品 | 2026年現在のおすすめ環境 |
|---|---|
| ドラゴンクエスト | Switch:HD-2D版『I&II』 |
| ドラゴンクエストII 悪霊の神々 | Switch:HD-2D版『I&II』 |
| ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | Switch:HD-2D版『III』 |
| ドラゴンクエストIV 導かれし者たち | 3DS:ニンテンドーDS版を互換動作 |
| ドラゴンクエストV 天空の花嫁 | 3DS:ニンテンドーDS版を互換動作 |
| ドラゴンクエストVI 幻の大地 | 3DS:ニンテンドーDS版を互換動作 |
| ドラゴンクエストVII | Switch:『VII Reimagined』 |
| ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | 3DS版 |
| ドラゴンクエストIX 星空の守り人 | 3DS:ニンテンドーDS版を互換動作 |
| ドラゴンクエストX | Switch:『X オフライン』 |
| ドラゴンクエストXI | Switch:『XI S』 |
ただし、これは各ナンバリング作品の物語を体験することを優先した組み合わせです。ファミコン版やスーパーファミコン版など、発売当時の内容やグラフィックをそのまま楽しみたい場合は、別のゲーム機やソフトも必要になります。
2026年現在の『ドラゴンクエストI~XI』対応機種一覧
シリーズ各作品のオリジナル版と、現在選びやすい主な移植・リメイク版をまとめると、次のようになります。細かな配信版をすべて並べるのではなく、2026年現在でも入手やプレイを検討しやすいものを中心に整理しました。
| 作品 | オリジナル版 | 主な移植・リメイク版 | 今回のおすすめ |
|---|---|---|---|
| I | FC | SFC、GB、Wii、Switch、PS4、3DS、スマホ、HD-2D版 | SwitchのHD-2D版 |
| II | FC | SFC、GB、Wii、Switch、PS4、3DS、スマホ、HD-2D版 | SwitchのHD-2D版 |
| III | FC | SFC、GBC、Wii、Switch、PS4、3DS、スマホ、HD-2D版 | SwitchのHD-2D版 |
| IV | FC | PS、DS、スマホ | DS版を3DSでプレイ |
| V | SFC | PS2、DS、スマホ | DS版を3DSでプレイ |
| VI | SFC | DS、スマホ | DS版を3DSでプレイ |
| VII | PS | 3DS、スマホ、『VII Reimagined』 | Switchの『VII Reimagined』 |
| VIII | PS2 | 3DS、スマホ | 3DS版 |
| IX | DS | ほかの機種への移植・リメイクなし | DS版を3DSでプレイ |
| X | Wii(オンライン版・サービス終了) | オンライン版:Switch、PS4、Windows/オフライン版:Switch、PS4、PS5、Steam | Switchの『X オフライン』 |
| XI | PS4/3DS | Switch、PS4、Xbox One、PC向け『XI S』 | Switchの『XI S』 |
この表からもわかるように、2026年現在も最も代替がきかない作品は『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』です。ほかのナンバリング作品には何らかの移植版やリメイク版がありますが、『IX』はニンテンドーDS版しか存在しません。
※『ドラゴンクエストI~III』のニンテンドー3DS版は、2023年3月28日をもって配信を終了しています。上の表には、現在販売されていない過去の移植版も含まれています。
なぜNintendo Switch+ニンテンドー3DSがおすすめなのか?
『I~III』はHD-2D版でまとめて遊べる
ロト三部作にあたる『ドラゴンクエストI~III』は、Nintendo Switchで発売されているHD-2D版を選ぶことでまとめて遊べます。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は2024年11月14日、『ドラゴンクエストI&II』は2025年10月30日に発売されました。
以前はSwitchやPS4向けに配信されたスマートフォン版ベースの移植、あるいはWii用ソフト『ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』などが候補でした。しかし現在は、最新の映像表現と遊びやすさを重視するなら、HD-2D版が最もわかりやすい選択肢になっています。
なお、HD-2D版では『III』のあとに『I』『II』へと続く順番が意識されています。初めてロト三部作に触れる人は、番号順ではなく『III』から始める遊び方も選べます。

『IV~VI』と『IX』は3DSでDS版を遊べる
『ドラゴンクエストIV』『V』『VI』にはニンテンドーDS版があり、『IX』もニンテンドーDS用ソフトとして発売されています。ニンテンドー3DSシリーズ本体はDS専用ソフトに対応しているため、これら4作品のためにDS本体を別途用意する必要はありません。
つまり、3DS本体が1台あれば、3DS用ソフトの『VIII』に加えて、DS用ソフトの『IV』『V』『VI』『IX』も遊べます。旧記事ではDSと3DSの両方を揃える構成にしていましたが、互換機能を利用すれば3DSだけで問題ありません。
ただし、ニンテンドー3DSシリーズの生産はすでに終了しています。これから揃える場合は中古本体と中古ソフトが中心になるため、本体の液晶やバッテリー、ボタンの状態に加え、ゲームカードの読み込みも確認しておきたいところです。
『VII』は『ドラゴンクエストVII Reimagined』で遊べる
『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』は、2026年2月5日に『ドラゴンクエストVII Reimagined』として再構築されました。Nintendo Switchのほか、Nintendo Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けにも発売されています。
最新の環境で遊びやすさを優先するなら、Switch版『VII Reimagined』が有力です。一方、原作の雰囲気を比較的残したリメイクを遊びたい場合は3DS版、2000年に発売された最初のバージョンを体験したい場合はPlayStation版という選び方もできます。
今回の最小構成ではSwitch版『VII Reimagined』を選びますが、すでに3DSを用意するため、中古価格や好みによっては3DS版を選んでも構いません。
●『ドラゴンクエストVII Reimagined』公式サイト
『VIII』は3DS版、『IX』はDS版が必要
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』は、PlayStation 2版のほか、ニンテンドー3DS版とスマートフォン版があります。今回の構成では、追加要素も含まれる3DS版を選ぶことで、ほかのDS・3DS向け作品と同じ本体にまとめられます。
一方の『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』は、2026年現在もニンテンドーDS版しかありません。SwitchやPlayStation、PC向けの移植版・リメイク版は発売されていないため、『IX』を含めて全作を遊ぶならDSソフトを動かせる本体が必須です。
Switchだけでシリーズを揃えられない最大の理由が、この『IX』です。今後リメイク版や移植版が登場すれば必要な構成は変わりますが、現時点では3DSを加える方法が最もシンプルです。
『X オフライン』と『XI S』もSwitchで揃う
MMORPGとして登場した『ドラゴンクエストX』には、ひとりで物語を進められる『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』があります。Switch版も発売されているため、オンライン版を始めなくてもナンバリング作品として『X』の世界を体験できます。
ただし、『X オフライン』は長年サービスが続いているオンライン版の全内容を収録したものではありません。本記事では、ほかの作品と同じようにひとりで遊べるバージョンを揃えるという基準で、『X オフライン』を採用しています。
『ドラゴンクエストXI』は、追加ストーリーやキャラクターボイスなどを収録した『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』のSwitch版を選べます。これにより、後半の『X』『XI』も同じSwitchにまとめることができます。
なお、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』は、2026年9月24日にNintendo Switch 2版も発売予定です。ただし、シリーズを一通り遊ぶという目的なら、従来のSwitch版でも問題ありません。
●『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』公式サイト
Nintendo Switchだけで『ドラクエ』全作を遊べる?
Nintendo Switchだけで遊べるのは、今回の構成では『I』『II』『III』『VII』『X』『XI』です。『IV』『V』『VI』『VIII』『IX』はSwitch版がないため、Switchだけで『I~XI』をすべて揃えることはできません。
スマートフォン版まで対象を広げると、『IV』から『VIII』までを補うことはできます。しかし『IX』にはスマートフォン版もなく、2026年現在もニンテンドーDS版が唯一の選択肢です。そのため、現行機やスマートフォンを組み合わせても、最終的に『IX』を遊ぶためのDSまたは3DSが必要になります。
将来的に『IX』のリメイク版がSwitchなどへ登場すれば、Switchとスマートフォンだけで揃えられる可能性はあります。ただし、現時点では「Switch+3DS」が、スマートフォン版に頼らず全作をカバーできる最小構成です。
オリジナル版に近い環境で遊びたい場合は?
ここまで紹介した構成は、できるだけ少ないゲーム機で各作品を遊ぶことを優先したものです。しかし、同じ『ドラゴンクエスト』でも、オリジナル版と移植・リメイク版では、グラフィックや音楽、ゲームバランス、追加要素などが異なります。
特に『I~III』は、ファミコン版の限られた色数やドット絵による画面構成そのものに大きな魅力があります。SwitchやPS4で配信された旧移植版は手軽に遊べる一方で、スマートフォン版をベースにした画面デザインには好みが分かれるところです。
当時のバージョンをまとめて楽しみたいなら、Wii用ソフト『ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』も引き続き魅力的な選択肢です。ファミコン版とスーパーファミコン版の両方を収録しており、WiiまたはWiiとの互換性を持つWii Uで遊べます。
そのため、「物語を順番に体験したい」「遊びやすいバージョンを選びたい」人にはSwitch+3DS、「発売当時の表現やゲームバランスまで味わいたい」人にはWii版やオリジナルハードを加える構成がおすすめです。


まとめ:2026年に『ドラゴンクエスト』全作を遊ぶならSwitch+3DS
2026年現在、移植版やリメイク版を含めて『ドラゴンクエストI』から『XI』までを一通り遊ぶなら、Nintendo Switchとニンテンドー3DSの2台を揃えるのが最もシンプルです。
SwitchではHD-2D版『I~III』、『VII Reimagined』、『X オフライン』、『XI S』を担当し、3DSでは『IV』『V』『VI』『VIII』『IX』を遊びます。3DSがDSソフトに対応しているため、DS本体を別に用意する必要もありません。
注意したいのは、現在も移植版がない『IX』と、中古で揃える必要があるDS・3DS向けソフトです。これらを確保できれば、以前のようにDS、3DS、Wii、Switchと複数のゲーム機を並べなくても、2台だけでナンバリング作品を追えるようになりました。















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