シリーズ1作目が登場してから、今年の5月27日で34年を迎えるRPG『ドラゴンクエスト』。名作という呼び声は高いものの、いかんせん発売時期によりハードの種類も異なり、現在では入手がめんどうなものもあります。
そこで今回は、2020年1月時点でシリーズ全作を遊ぶ最適解は何か? をテーマに調査してみました。ちなみに、MMORPGの『ドラゴンクエストX』は一応入れてはありますが、今回の調査対象外としています。
各シリーズの発売機種
その前におさらいとして、各シリーズのタイトルが発売された機種をチェックしておきましょう。ちなみにこちらではMSXとMSX2、ガラケーアプリは除外してあります。
ドラゴンクエスト | FC、SFC、GB、Wii、ファミコンミニ週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン、スマホ、DL |
ドラゴンクエストII 悪霊の神々 | FC、SFC、GB、Wii、スマホ、DL |
ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | FC、SFC、GBC、Wii、スマホ、DL |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 | SFC、PS2、DS、スマホ |
ドラゴンクエストVI 幻の大地 | SFC、DS、スマホ |
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち | PS、3DS、スマホ |
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | PS2、3DS、スマホ |
ドラゴンクエストIX 星空の守り人 | DS |
ドラゴンクエストX | Wii U、PC、3DS、スマホ、PS4、Switch |
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて | PS4、3DS、Switch |
ここで注目なのは、シリーズ9作目の『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』です。唯一移植作がなく、ニンテンドーDSのみで発売されています。そのため、最低でもハードとしてニンテンドーDSは必要ということが決定しました。
シリーズ1作目の『ドラゴンクエスト』から8作目の『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』までは、スマートフォンの有料アプリで入手することができます。また、Nintendo Switch、PlayStation 4、ニンテンドー3DS向けに、『ドラゴンクエスト』から『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が配信されています。
最新作の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』はニンテンドー3DSも発売されていることを考えると、最低でもニンテンドーDSとニンテンドー3DS、スマートフォンがあれば、全シリーズを遊べることがわかりました。これらを表にまとめてみると・・・・・・
ドラゴンクエスト | スマホまはた3DSのDL版 |
ドラゴンクエストII 悪霊の神々 | スマホまはた3DSのDL版 |
ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | スマホまはた3DSのDL版 |
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち | スマホまたはDS |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 | スマホまたはDS |
ドラゴンクエストVI 幻の大地 | スマホまたはDS |
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち | スマホまたはDS |
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | スマホまたは3DS |
ドラゴンクエストIX 星空の守り人 | DS |
ドラゴンクエストX | スマホまたは3DS |
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて | 3DS |
●ドラゴンクエストfor スマートフォン ポータルサイト
https://www.jp.square-enix.com/dqsp/
●ドラゴンクエスト“ロト伝説”シリーズ 公式プロモーションサイト
http://www.dragonquest.jp/roto/
“最適解”で遊びたいなら WiiまたはWii UとDS、3DS 、Switchがおすすめ
単にゲームをプレイするという意味ならば、上記にあげたスマートフォンとDS、3DSがあれば最低でも遊ぶことは可能です。しかし、これは最高の状況で遊ぶというのとは異なります。
たとえばシリーズ1~3作目を移植した Nintendo Switch、PlayStation 4、ニンテンドー3DS 向けのダウンロードソフトは、2013年に スマートフォン向けアプリ『ドラゴンクエストータルアプリ』内で配信されていたものを最適化したもの です。そのためというわけではないですが、画面のデザインが若干微妙でFlashゲームをプレイしているような気分にさせられます。
これは、いかに初代のファミコンで発売されたゲーム画面が、アート的にもすぐれていたかという裏返しにもなります。


1作目に関しては『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン』にも収録されているためそちらでもいいのですが、ロトシリーズである2作目と3作目が遊べないのは、やはり片手落ちといえます。
そこで筆者がオススメしたいのは、ドラゴンクエスト25周年記念としてWii向けに発売されていた『ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』です。こちらはWiiまたはWii Uがあればプレイ可能です。オリジナルのファミコンのほか、スーパーファミコンで発売されていたバージョンも遊べるので、コレクターズアイテムとしても抑えておきたい1本といえます。

シリーズ4~6については、ニンテンドーDSで、シリーズ7と8はニンテンドー3DSで発売されており、遊びやすさの点からいってもこちらが最適だといえそうです。これらをまとめてみると・・・・・・。
ドラゴンクエスト | Wii 『ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』 |
ドラゴンクエストII 悪霊の神々 | Wii 『ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』 |
ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | Wii 『ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』 |
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち | ニンテンドーDS |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 | ニンテンドーDS |
ドラゴンクエストVI 幻の大地 | ニンテンドーDS |
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち | ニンテンドー3DS |
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | ニンテンドー3DS |
ドラゴンクエストIX 星空の守り人 | ニンテンドーDS |
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて | Nintendo Switch |
つまり、ニンテンドーDSとニンテンドー3DS、WiiまたはWii U、Nintendo Switchと任天堂だけのハードを集めることで全シリーズを最適解で遊べるというわけですね!
コメントを残す