なぜだか最近、やたらとニンテンドーDSのバックアップツール『SMS2』を紹介した下記の記事にアクセスが集まっているな~と思ったら、Androidストアでエミュレータが配信されていて、そちらの需要があったからなんですね。アプリの方はそのうち検証してみたいと思いますが、どうせならということで後継機種である『SMS4』がまだアマゾンで手に入るうちに、こちらの検証もして置きたいと思い入手してみました。
そもそものきっかけは、アマゾンのレビューで以下のようなものを見つけたことでした。たしかにドライバーの更新も5年近く止まっており、Windows8以降のOSに対応してないといわれれば、まぁそうなのかな? という印象でした。しかし、公式サイトを見てみると、トラブルが多いWindows8と10のためのインストールガイドが用意されているという記事を発見しました。そこで、本当にそれが使えるのか確かめてみたくなったというわけです。
最新ドライバーを落としてみようとすると・・・・・・
何はともあれ、最新のドライバーを落としてみようと公式サイトにアクセスしたところ、ファイルが見つからないという表示に仕方ががなく、その近くにあったリンクからドライバーを入手することにしました。
やたらでかいファイルだなと思ってたら、他のツールもまるっと入ってたんですね。この中に、SMS4をWindows8/10の32bit版と64bit版にインストールためのガイドがpdfで入れられていました。
とりあえずドライバーのインストールは不具合を起こす可能性があるので、Windows10の復元ポイントを取ってから始めるようにしましょう。
ちなみにファイルは、解凍したフォルダ内の「Neo2_Pro_Manager_1.32A_Setup.exe」です。手順は以下の通りです。・・・・・・ が、普通に起動しようとすると「このアプリはお使いのPCでは実行できません」と表示されます。
この 「Neo2_Pro_Manager_1.32A_Setup.exe」 をインストールするには、先ほどのアマゾンのコメントにもあったように、BIOSでセキュリティを切る必要があるなど、かな~り手間が掛かってしまいます。
無理矢理ドライバーを入れることもできそうですが、やはりあまりオススメできるやり方とはいえません。
Windows7の環境を別に手に入れる
結局のところ、Windows8以降ではセキュリティ関係でドライバーのインストールがこける(署名がないドライバーのため)のが原因なので、発想を変えてWindows7の環境をてにいれるというのもひとつの手かもしれません。
ここから先は実際には検証していませんが、以下のような方法が考えれます。
①Windows10とは別にWindows7をインストールする
②Windows10の64bit版 ProまたはEnterprise、Educationで、仮想化機能「Hyper-V」を利用してWindows7をインストールする
③中古でWindows7がインストールされたノートPCを購入する
①は別にして、 Windows10は試してみたいところ。ちなみにHomeからProへのアップグレードは1万3824円(税別)かかるようです。③の中古ノートPCなら、だいたい1万5000円ほどから売られています。
現状使用しているWindows10になるべく影響をあたえず、こうしたアイテムを使いたいというならば、これらのやり方を選択してみるのもありではないでしょうか?
Windows7のノートPCで検証
というわけで、メルカリでWin7の32bit版がインストールされたLenovoのノートPCを8000円ほどで入手しチェックしてみました。中古だったので最初にリカバリをしておこうと思ったのが運の尽き。Windowsが読み込めなく積んだかと思いましたが、たまたま自宅にあったWin8のインストールディスクからコマンドプロンプトを呼び出してなんとか動かせるようになりました。
さて、 「Neo2 Pro Manager V1.32」では、タブから「SMS4」を押すことでメニューが表示されます。こちらで「Dump ROM」を押すことで、ROMの吸い出しが可能です。ちなみに自宅にあるニンテンドーDSのソフトはかなり少なく検証としては今ひとつですが・・・吸い出せるソフトとまったく認識しないものがあるようですね。
『SMS2』から『SMS4』になったことでスピードが向上したと言われていますが、 『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』 では吸い出しまでにかなりの時間が掛かりました。
■吸い出しOK
『チンクルのバルーンファイトDS』
『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』
■認識せず
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』
ちなみに、従来までの「NEO 3DS SMS2/4 Backup Master V1.30」でも動作を確認しました。ソフトの認識については変わらないようです。
雑感としては、期待したほどのモノではないという印象です。現状は新たにサポートもされておらずほかに選択肢はあまりないようなので、ある程度は仕方ないかもしれません。