爆音の初期型『PlayStation 3』を分解・掃除してみた

以前購入した、初代『PlayStation 3(60GB)』。これ1台で、PS1~3までのゲームすべてが遊べるというのが魅力のハードですが、いかんせん発売から10年以上も経っていると言うこともあり、動作的には問題ないもののファンの音がドライヤーか掃除かというぐらいうるさく聞こえてきます。

なんでも『PlayStation 3』には「ファンテスト」と呼ばれるモードがあり、イジェクトボタンを押しながら電源ボタンを入れるとファンが強制的に回ってゴミを吹き飛ばすそうですが、さすがにそれでは無理っぽかったので、思い切って分解して掃除してみることしました。

というわけで用意したのがこちらのアイテム。

爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた
▲ミニクリーナーと熱伝導グリス。グリースは1本ではギリギリなので、予備でもう1本あるといいかも。

さて、すでにPlayStation 3の分解を紹介しているサイトはたくさんあるので、今回は参考にした動画やサイトをご紹介しておきます。

■PS3 60GB 分解方法 CECHAOO 自分で修理をする方必見!

とりあえず、上記を参考に分解していくことに。まず保証が受けられなくなる保護シートを剥がすことになりますが、気にせず剥がしていきます。その下にあるゴムを外すのですが、経年劣化か、ゴムが弱くなっておりちょっとかけてしまいました。そのゴムを外しと、星形のトルクネジで占められています。T10ほどのサイズのトルクドライバーを利用してこれらを外していきましょう。

また、その下にあるハードディスクも外していきます。

爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた
爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた

その後、フタなどを外していきますが、たしかにほこりっぽい感じが。これらをミニクリーナーなどでクリーニングしていきながら、分解を進めていきます。

爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた
爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた

『PlayStation 3』の分解で大変なところは、とにかくネジの数が多いところ。そして、サイズもいろいろあるので組み立てるときにわからなくなってしまう危険性があります。そのため、ときどきメモ的に写真を撮っておくといいでしょう。

爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた
▲小さいネジが使われていたところを忘れないように、ドライバーを置いて写真メモ。

なんとか分解に成功。あとはグリスを綺麗に拭き取り、新たなものを塗って組み立て直していきます。

爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた
爆音の初代『PlayStation 3』を分解・掃除してみた

電源を入れ直したところ時計がリセットされていて焦りましたが、それ以外は特に問題なく動作も確認することができました。また、問題だった騒音もかなり収まったような気がします。とりあえずしばらくはこれで様子を見てみようと思います。

PS3を分解するときの注意点
・ネジの管理をしっかりしよう
・同じ初期型でも20GBと60GBモデルでは構造が少し違う?
・グリスは多めに用意しよう
・ケースを閉じる時は、爪のかみ部分を確認すると楽

text.レトロゲームライター 高島おしゃむ

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。