活用自体はしていたものの、すべてのゲームを取り込んでいたわけではなく必要に応じて利用していたサイバーガジェットのレトロゲーム互換機『レトロフリーク』。ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、Super Nintendo Entertainment System(NTSC/PAL)、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ(NTSC/PAL)、GENESIS(北米版メガドライブ)、PCエンジン、TurboGrafx-16(海外版PCエンジン)、PCエンジン スーパーグラフィックスと、11機種ものレトロゲーム機に対応しているだけではなく、1度ゲームを取り込んでしまえばカセット無しで遊べるところも魅力のハードとなっています。
そこで、重い腰を上げて自宅にあるゲームソフトをひたすら『レトロフリーク』に取り込んでみました。こちらでは、その雑感をお届けしたいと思います。
取り込めないソフトは取り込めない
ソフト自体に対応していないのか、あるいはカセット固有の問題なのかはわかりませんが、なにをどうやっても『レトロフリーク』に取り込むことが出来ないソフトが数本ありました。具体的にはファミコンの『鉄道王』『ツインビー』『東海道五十三次』とゲームボーイアドバンスの『筋肉番付~決めろ!軌跡の完全制覇~』です。
中には、最初は取り込むことができなかったものの、何度も丁寧にクリーニングを行うことで取り込めたものもありましたが、何度やってもダメなモノはだめという感じです。
ファミコンとスーパーファミコンの差し込みスロットがやや貧弱
PCエンジンやゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスなどは、比較的スムーズに取り込むことができる印象でしたが、やはりやや取り外しに苦労するのがファミコンやスーパーファミコンなど大型のカセットの差し込みスロットです。
人によってはカセットを取り出すときに、中の配線が飛び出してきたという事例もあるようなので、かなり慎重に抜き差しを行った方がいいようです。
たとえゲームが取り込めてプレイもできてもオリジナルと同じではない
『レトロフリーク』のメリットとしては、はじめからHDMI出力が行え大画面でもクリアな映像が楽しめるというところがあります。たしかに、高価なコンバーターなどを購入して実機で遊ぶよりも、遙かに美しいゲームで楽しめるのはたしかです。
しかし、『レトロフリーク』はあくまでも互換機であることを忘れてはいけません。たとえば『燃えろ!!プロ野球』はゲームを取り込んで普通に遊ぶことができますが、実機で聞ける「プレイボール」などのボイスは『レトロゲーム』では再生されません。細部にまでこだわるなら実機で遊ぶしかありませんが、ある程度割り切った使い方が必要です。
エンディングがあった? 途中で音が増える得点も
ゲームを取り込んでいくと、大当たりが出て効果音を別のモノに変更できるようになります。まぁこれらはあくまでもお遊び要素で機能的には関係ないですが、それでも面白い試みですよね。
そして最後に取り込んだのは、スーパーファミコン版の『ドラゴンクエスト3』。実はまだスーファミ版で遊んだことはないのですが、そのうちプレイしてみたいと思っています。そして、100本ゲームを取り込み終わると流れるのがエンドロール。レトロゲームに関する様々な思いが語られていきます。最後には、次は「レトロフリーク ポータブル」でお会いしましょうと表示されますが・・・・・・はたして作ってるんでしょうか!?
それよりも、『POLYMEGA』などディスク対応のレトロゲーム互換機も登場してきているので、そちらの対抗馬を早く出して欲しいところですよね!