初代『DOOM(ドゥーム)』の舞台が2022年3月というのは誤り。ジョン・ロメロ氏が明確に否定

初代『DOOM(ドゥーム)』の舞台が2022年3月というのは誤り。ジョン・ロメロ氏が明確に否定

1993年にid Softwareから発売されたFPSの『DOOM(ドゥーム)』。FPSというジャンルを築き挙げた初期のタイトルであることのみならず、様々なゲーム機やピアノやカーナビなど、ありとあらゆるプラットフォームに移植されまくっていることでも、ときたま話題に上ることがある作品です。

さて、この『DOOM(ドゥーム)』について、そのゲームの舞台が2022年3月であるということがネット上で話題になっていました。しかし、本作の開発者のひとりであるジョン・ロメロ氏はこの噂を否定しています。

この2022年3月という日付が出回ることになったきっかけは、スーパーファミコン版に同梱されたマニュアルでした。その表紙には、ハッキリと2022年3月15日という文字が記載されていますが、これはPC版にはなかったものでした。

初代『DOOM(ドゥーム)』の舞台が2022年3月というのは誤り。ジョン・ロメロ氏が明確に否定
▲SNES版『DOOM(ドゥーム)』に同梱されているマニュアルの表紙の一部。たしかに2022年3月15日の文字が記載されています。

そこで、FPS専門誌の『E1M1』が、本作の生みの親のひとりであるゲームデザイナーのジョン・ロメロ氏この噂は本当のことなのか確かめてみたところ、ロメロ氏は「そんなことはない」と断言。このスーパーファミコン版のマニュアルもid Softwareが作成したものではなく、完全に誤りであることを明確にしています。

ロメロ氏は現在、『DOOM II』の拡張である『Sigil 2』に取り組んでいる最中とのこと。こちらの完成も待ち遠しいところですね!

via.PCGamesN

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。