わずか32KB! 初代ゲームボーイで毎秒60フレームの疑似3Dレース『Neon Drift 200』が公開

わずか32KB! 初代ゲームボーイで毎秒60フレームの疑似3Dレース『Neon Drift 200』が公開

初代ゲームボーイ向けに、毎秒60フレームで動作する疑似3Dレースゲーム『Neon Drift 200』が登場しました。

●Neon Drift 200配布ページ(itch.io)
https://erisgames.itch.io/neon-drift-200

本作を開発したのはERIS Gamesです。2026年8月14日にitch.ioで公開されており、ゲームボーイ用ROMファイルを任意の価格でダウンロードできます。驚かされるのは、疑似3D表現を取り入れたレースゲームでありながら、そのファイルサイズがわずか32KBしかないところです。

初代ゲームボーイで滑らかな疑似3Dレースを実現

『Neon Drift 200』は、西暦2000年を舞台にした近未来的な反重力レースゲームです。プレイヤーはネオンで彩られたコースを走り、ライバルのホバー車両と競いながらゴールを目指します。

初代ゲームボーイには、ポリゴンを描画するための3D機能は搭載されていません。本作では、H-Blankのラスタ割り込みを利用して道路を変形させ、カーブや奥行きのある疑似3D空間を表現しています。

遠くにいるライバル車両が小さく、近づくにつれて大きく表示される処理も取り入れられており、モノクロ画面ながらスピード感のあるレースが楽しめるようです。

開発元によると、ゲームは毎秒60フレームで動作します。厳密には初代ゲームボーイの画面更新頻度は約59.7Hzですが、本体の更新に合わせて滑らかに動作するという意味で、毎秒60フレームと表現されているものと思われます。

ドリフトを使って急カーブを攻略

操作面では「ドリフト」が重要な要素になっています。そのまま急カーブへ進入するとコースから外れてしまうため、ドリフトを使いこなしながら車体を制御する必要があります。

ゲームモードは、4種類の近未来的なコースに挑戦する「Grand Prix」と、タイムを競う「Time Attack」の2種類を収録しています。単に疑似3Dの映像を見せる技術デモではなく、レースゲームとして繰り返し遊べる内容を目指して作られているところもポイントです。

ゲームボーイ実機でも動作確認済み

配布されているファイルは、32KBのゲームボーイ用ROM「neon_drift.gb」です。ERIS Gamesによると、以下の実機で動作確認が行われています。

  • 初代ゲームボーイ
  • ゲームボーイポケット
  • ゲームボーイアドバンス

ROMファイルのため、パソコンや携帯ゲーム機の対応エミュレーターなどでプレイ可能です。実機で遊ぶ場合は、ゲームボーイ対応のフラッシュカートやROMを書き込んだカートリッジなどが必要になります。

配布ページでは、コースマップや運転のヒントを掲載したデジタルマニュアルも用意されていると説明されています。価格は「Name your own price」方式となっており、ユーザーが支払う金額を決めてダウンロードできます。

32KBの中に疑似3Dレースを凝縮

32KBといえば、初期のゲームボーイ作品でも採用されていた小さなROM容量です。『Neon Drift 200』は、その限られた容量の中に疑似3Dの道路表現、拡大縮小するライバル車両、4種類のコース、ドリフトシステムなどを詰め込んでいます。

近年はゲームボーイ向けの新作が数多く作られていますが、本作は「現代の開発者が初代ゲームボーイの性能をどこまで引き出せるのか」という点でも興味深い作品といえそうです。

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