2022年5月4日に『POLYMEGA(ポリメガ)』のシステムアップデートv1.1.20が配信されました。ということで、さっそくというか、押っ取り刀ですが、アップデートを実施して試してみました。
今回のアップデートの最大の目玉は「Red Book Audio」に対応したところ。何じゃそりゃといった感じですが、こちらはオーディオ用CDの規格についてまとめられた「レッドブック」(赤い表紙からこう呼ばれている)に記載されたものに対応したものということで、簡単にいうと普通の音楽CDに対応したということになります。
『POLYMEGA(ポリメガ)』をネットワークに繋げておけば、おそらくCDDBのようなものにアクセスして、情報やジャケットなどのデータを取得し、表示することができます。
ってわけで、まず最初に入れてみたのがこちら。
ドリームキャストのMILCDに対応した、『チェキッ娘の見るCD』です。といっても、ドリキャス専用というわけではなく、いわゆるコンテンツも同時に含まれているCD EXTRAのようなものなので、いけるんじゃ? と思ったのですが……結果は残念ながらまったく見知らぬグループ名のようなものが表示されてしまいました。そういえば、情報を読み込むまで、やたらドライブがキュルッキュルいってたような。
気を取り直して、続けて入れてみたのがTHE横浜銀蝿ROLLING SPECIALのセカンドアルバム『ぶっちぎりII』です。若干文字化けはしているものの、なんと曲名などはしっかりと表示されています。さらに、スネークマンショー系の音楽CDである、ザ・ナンバーワン・バンドの『もも』を入れてみたところ、こちらも曲情報が表示されました。
ここまでは若干古めのCDでしたが、最近購入した大滝詠一の『ロングバケーション』40周年記念盤を入れてみたところ、なんとジャケットまで表示されてびっくり!? なんか、ゲーム機とは思えない違和感がありつつも、まぁ、これはこれでいい感じですね。
邦楽ばかりが続いたので、鉄板だと思われる洋楽もチェックしてみることに。ということで入れてみたのが、ボン・ジョヴィの『CROSS ROAD』。こちらもジャケットがしっかりと表示されました。また、認識されるかどうか怪しかったのですが、6枚組で売られていた激安のヴァン・ヘイレンの紙ジャケセットから、『1984』を入れてみたところ、こちらもジャケットを含めてしっかりと表示されました。
『モンスターファーム』でもCDの読み取りが可能に!
今回のアップデートのもうひとつの特徴ともいえるのが、ゲーム中で音楽CDを取り込む要素がある『モンスターファーム』なども遊べるようになったところです。ということで、さっそく試してみることに。このゲームでは、「モンスター神殿」という場所で音楽CDを読み取りモンスターを生み出すことができるようになっています。そこで再度ヴァン・ヘイレンの『1984』を入れてみたところ、出てきたのがこちらのモンスター。
ライガーという、なんとも強そうな見た目ですが、ついでにヴァン・ヘイレンの曲名にちなんで「パナマ」と名付けておきました。
今回のアップデートではこのほか、スーパーファミコンの特殊チップのゲームにも対応していますが、まだ交換用のEM02モジュールが届いていないので、それが来たらもろもろ試してみたいと思います(いつになるかわからないけど)。