Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

話題のゲーミングUMPC『Steam Deck(スチームデック)』を、ここ1週間ほど触りまくってきました。基本的にはいいハードですが、特定のことをやろうとすると知って置いた方がいいことがあるなど、以外とブラックボックスも多い印象です。そこで今回は、現時点で分かっている範囲で本機のTipsをご紹介していきたいと思います。

なお、これらの情報は随時アップデートしていく予定です。また、現時点で解決方法が分かっていないものも含まれています。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

目次

  1. 知っておくと便利なショートカットキー
  2. スクリーンショットに関するあれこれ
  3. デスクトップモードのあれこれ
  4. ゲームパフォーマンスに関するTips

知っておくと便利なショートカットキー

おもにゲームモードで使用する人が多いと思いますが、そのときに覚えておきたいのがショートカットキーです。特に頻繁に使用することになるのが、スクリーンショットと、仮想キーボードの表示でしょう。

どのボタンの組み合わせか忘れてしまったときは、STEAMボタンを長押しすることで一覧を表示することができます。

ショートカット一覧の表示:STEAM長押し
スクリーンショットの撮影:STEAM + R1
キーボードの表示:STEAM + X
ゲームの強制終了:STEAM + B長押し

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

スクリーンショットに関するあれこれ

先ほどのショートカットでスクリーンショットが撮影できますが、いくつか注意事項もあります。

アップロードでPCと共有が可能

撮影したスクリーンショットは、STEAMボタンを押してメニューから「メディア」を選ぶことで表示することができます。画像を選択して、本体右上にある「Menu」ボタンを押すとサブメニューが表示されるので、そこからサーバにアップロードすることも可能です。

アップロードした画像は、PCのSteamアプリを起動し、上部の「表示」→「スクリーンショット」でアクセスすることができます。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

非STEAMのゲームやアプリはスクリーンショットは撮れてもアップロードできない

スクリーンショット自体はゲームやアプリに関係なく撮影することができますが、メディアからアップロードする場合はどうやら規制があるらしく、Steamで配信されているものに限られるようです。

まとめてアップロードする手段は今のところなし

複数のスクリーンショットを撮影してアップロードするのはいいのですが、いちいち1枚ずつそれらの作業をしていくのは面倒です。そこでまとめてアップロードする手段がないか探したのですが、残念ながら現時点ではないようです。

FTPなら非STEAMゲームのスクリーンショットもまとめてダウンロードは可能

上記のふたつの項目に関わりますが、せっかく撮影したスクリーンショットはアップロードできない以外の制限はありません。そのため、FTPで直接本体にアクセスすることでPCにダウンロードすることもできます。

●スクリーンショットの場所
/home/deck/.local/share/Steam/userdata

通知も一緒に映り込んでしまう

スクリーンショット時には通知が表示されますが、そちらも一緒に画像に含まれてしまいます。とくに決定的なシーンを収めようと連写していると、若干ラグが発生してしまうことに加えて、そうした通知も映り込んでしまう可能性があるため注意が必要です。

今のところこちらの通知を出さないようにする方法や、一緒に映り込まないようにする方法はわかっていません。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips
▲いいシーンのスクショに限って、残念な通知が映り込んでしまう!?

@y_oshid_aさんから、通知で「重要ではない通知を無効にする」または「重要ではない通知を非常時にする」をONにすると表示されないという有益な情報を頂きました。最初は片方では効きませんでしたが(なぜか)、たしかにこれらを両方ONにするか通知を無効にするでも表示されなくなります。

ただし、スクショしたときの音も出ないので、間違えて撮りすぎないようにしましょう(笑)。

デスクトップモードでスクリーンショットを撮る

ゲームモードとは異なり、デスクトップモードでは多くのショートカットキーが利用できません。そのため、STEAM + R1を押してもスクリーンショットを撮影することはできません。

このデスクトップモードでは、『Spectacle』というスクリーンショットを撮影するためのツールが用意されています。ウィンドウズメニューのようなところからUtilities→Spectacleでアクセスすることができます。

このツール内でショートカットの設定もできるので、自分の好きなキーを割り当てることも可能です。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips
Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

DOCKを使ってキャプチャーするときの注意点

DOCKを接続すれば映像をHDMI出力することができるので、そちらをキャプチャーしてしまえば面倒なスクリーンショット問題は解決! と思って安価なコンパチDOCKを購入したのですが、このHDMIにはコピーガードのHDCPが有効になっており、そのままではキャプチャーすることができません。

HDMIスプリッターなどを使えば簡単に解除することはできるものの、ひと手間掛かってしまうことに。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips
▲HDCPの解除には、このようなHDMIスプリッターが必須。

デスクトップモードのあれこれ

通常はあまり使う機会は少ないかもしれませんが、いろいろとカスタマイズしまくっている人はかなりお世話になる「デスクトップモード」。見た目はほぼウィンドウズのようですが、中身自体はゲームモードと同じです。しかし、このデスクトップモードならではの癖もいくつかありました。

ゲームモードからデスクトップモードへの切り替え

ゲームモードからデスクトップモードに切り替えるときは、STEAMボタンを押してメニューを表示し、電源を選択。その中の「デスクトップに切り替え」を選択することで切り替えることができます。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

デスクトップモードからゲームモードに戻るときは、基本はデスクトップにある「Return to Gaming Mode」のアイコンをクリックすることで切り替えることができます。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

デスクトップモードで再起動するとなぜかゲームモードで起動

先ほど「基本は」という言い方をしましたが、実は単純にデスクトップモードで再起動をした場合も、なぜかゲームモードで起動します。再起動の仕方は、ウィンドウズメニューのようなところから「Restart」を選べばOKです。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

デスクトップモードでメインのディスプレイを切り替える

HDMIでキャプチャーしている状態でデスクトップモードに切り替えると、ディスプレイが2枚の扱いになります。こちらは設定でどちらをプライマリーにするか変更することが可能です。

デスクトップバーみたいなところにある、「System Setting」のアイコンをクリックし、左側のメニューから「Display Configuration」を選択します。ディスプレイが2枚表示されているので、プライマリーにしたい方をクリックして「Primaty」にチェックを入れ、「Apply」を選択することで切り替えることができます。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

デスクトップモードで無理矢理ゲームやアプリを終了する

ウインドウで開くタイプのアプリならいいのですが、フル画面のアプリをデスクトップモードで起動した場合、困るのがアプリの終わらせ方が分からないということです。そもそもSTEAMキーを押しても何も出ず、ショートカットも受け付けません。

今のところ発見した方法はふたつ。ひとつは、本体背面のL5ボタンを押してスタートメニューを表示し、再起動なりなんなりの作業で強制的に終わらせるというもの。もうひとつは、電源ボタンを12秒以上長押しして、強制的に再起動する方法です。

もっとスマートなやり方があれば知りたいところですが、こちらは情報をお待ちしております。

【未解決】デスクトップモードで日本語入力がわからない

DOCKを接続して外部キーボードを使用しているときに、デスクトップモードでは日本語のキーボードを追加することでキー入力自体はできるようになります。しかし、いまだによくわかっていないのが、日本語入力です。

デスクトップモードであってもSTEAM + Xボタンでスクリーンキーボードの表示ができ、そちらでは日本語の入力が行えます。しかし、通常のキーボードではその方法がわかりません。こちらも情報をお待ちしております。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips
▲キーボードで日本語の追加はできるものの……。

ゲームパフォーマンスに関するTips

『Steam Deck』のユニークなところは、タイトルにかかわらずそのゲームを動かしている最中のCPUやGPUの使用率やFPSなどをリアルタイムで確認することができることです。こうした数値を元に、タイトルごとに調整することも可能です。

本体右下の「…」のようなボタンを押して、電池マークの「パフォーマンス」に移動。上部にある「パフォーマンスオーバーレイレベル」を変更していくことで、リアルタイムに見られる情報の表示を変更することができます。合わせて、下部の「Steamでパフォーマンスオーバーレイを表示」もONにしておきましょう。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

これ以降は、ネットでいくつか見かけた情報をまとめておきます。

フレームレートの制限はゲームのパフォーマンスにも大きな影響を与える

多くのゲームは60FPSで動くように作られていますが、『ダークソウル3』や『Sekiro』などのタイトルは、50~60FPSで実行されるなど、多少なりともフレームレートにブレがあります。これらは入力のラグなどゲームプレイにも影響を及ぼしています。たとえグラフィックの設定をゲーム内で下げたとしても、あまり役に立ちません。

そこで、パフォーマンスのリフレッシュレートを50Hzにして50FPSに制限することをオススメします。これによりゲームが安定して動作するだけではなく、60FPSにしたときと比較しても、それほどパフォーマンスは変わりません。また一部のゲームでは、40または45FPSにすることで、いいパフォーマンスが得られる場合もあります。

しかし、一部のゲームはFPSの変動が大きすぎるため、これらの方法やあまり役に立たないことがあります。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

via.Reddit

ひとつ気が付きましたが、DOCKでHDMI出力しているときは、外部モニターに出力している状態となり、フレームレートの可動範囲やリフレッシュレートなどはある程度設定に制限があるようです。

Steam Deckで何かの時に役に立つかもしれないいくつかのTips

Linuxバージョンが配信されているゲームでもPC版のほうが優れている場合がある

ものによってはPC版だけではなく、Linux版が配信されているゲームも存在します。ご存じの方も多いように、『Steam Deck』はウィンドウズではなくLinuxがOSのベースになっており、その上で「Proton」と呼ばれるレイヤーを利用してPCゲームが動くようになっています。

一見するとLinux版を選んだ方が相性がいいのでは? と思いがちですが、そうとも限らないのが『Steam Deck』の面白いところ。あえてPC版を選択することで、Linux版にはないアンチエリアシングの改善やグラフィックオプションの増加、読み込み速度が向上する場合があるようです。

via.Reddit

解像度を下げるだけでパフォーマンスが向上

解像度を1280×800から1280×720に下げることで、ゲームのパフォーマンスを約10パーセント向上させることができます。厳密に言うと、10パーセント少ないピクセルで画面がレンダリングされるため、その分リソースが節約できるというものです。やや見た目が落ちる場合もあるようですが、試してみる価値はあるかもしれません。

via.Reddit

ゲーム内の解像度を調整した方がいい場合もある

Steamのセールで『Control Ultimate Edition』を購入しましたが、『Steam Deck』で快適に遊べると書いてあるにもかかわらず、ムービーシーンなどでカクつく場面がいくつか見られました。調べてみると、ゲーム内で設定されているデフォルトの解像度が1920×1080になっており、こちらを1280×800または1280×720に変更することで快適に動くようになります。

このように、タイトルによってはデフォルトで設定されている解像度があるため、可能なら1280×800または1280×720にしておいたほうが良さそうですね。

via.ProtonDB

FSRを活用してゲームのパフォーマンスを向上させる

マシンのハードウェアリソースは変えることはできないため、ソフトによっては思うようなパフォーマンスが出ないことがあります。そこで活用したいのが、「FSR」と呼ばれるテクノロジーです。こちらは簡単にいうとアップスケーラーのような機能で、『Steam Deck』のデフォルトの解像度である1280×800より下げてFSRを有効化することで利用できるというもの。

解像度を下げるとマシンに余裕ができるためパフォーマンスは上がりますが、その分見た目は悪くなります。その悪くなった見た目を、テクノロジーで補ってくれるといったかんじでしょうか?

サードパーティ製の「Proton GE」で互換性を高める

『Steam Deck』はArch LinuxをベースにしたSteamOSを採用していますが、そちらでウィンドウズのゲームやアプリを動かすために利用されているのが「Proton」と呼ばれる互換レイヤーです。

この「Proton」には、ライセンスの問題などからゲームで使用されいるメディアエンコーダーなど含まれていないものがあり、それが互換性の問題を引き起こす場合があります。そこで活用したいのが、「Proton GE」です。こちらは第3者が「Proton」をベースにカスタマイズしたものなので、ライセンス問題などに関係なく必要な機能が盛り込まれています。その分互換性も高まり、うまく動かなかったゲームが動くようになるものもあるというわけですね。

ということで、現時点で把握している情報やTipsをまとめておきました。随時情報のアップデートも行っていきたいと思います。


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。