先日レビューをお届けしたAnbernicの中華エミュ機『RG505』ですが、ゲーム機を受け取った時点ではファームウェアのバージョンがv1.14でした。それがリリースに合わせてv1.18へのアップデートが行われ、更にいくつかの強化が行われています。ちなみに、現在ストアで注文した人はすでにv1.18へのアップデートが反映された状態になっているそうです。
v1.18のアップデート内容
- GoogleフレームワークとGoogle Playを追加
- エミュレーターにBlue Dolphinを追加
- マニュアルを追加
- 音楽プレーヤーを追加
- ビデオプレーヤーを追加
- バッテリー最大容量のパラメータ表示値を修正
- システムを改善
- エミュレーター構成を改善
ということで、提供元のAnbernicより「apk FOTA ソフトウェアで直接アップデートを行え」と指示されたものの、そもそもそれがなんのことかさっぱりわからず。とりあえずアプリを検索してみたところ、『FOTA Update』というアプリが入っていることを発見。さっそく起動してアップデートをためしてみたものの、なぜか最新バージョンになっているといわれてしまいます。
もしかし、オンラインアップデートじゃなくて、ファームウェアを落としてからアプリで読み込むスタイルなのかな? と、この時点では思いました。
しばらくたってから試してみると、アップデートファイルがあることを確認。しかし、なぜかv1.18ではなくv1.15となっています。どうやら一旦v1.14からv1.15にしてから、v1.18にアップデートするという手順が必要のもよう。
しかし、実はここからもかなり時間がかかり、ダウンロードを押してもサーバ側の影響は反応せず。なんだかんだありながら、ようやくアップデートすることができました。
Google Playの利用は自己責任で
今回のアップデートでは、いくつか大きなポイントがありましたが、そのひとつがGoogle Playへの対応でしょう。有料アプリやゲーム内アイテムへの課金などをする場合は必須ですが……正直本機に限らず中華エミュ機や中華製スマートフォンなどに、Googleアカウントを結びつけるのはセキュリティ上あまりおすすめできません。
どんなリスクが潜んでいるか分からないため、利用する場合はあくまでもご自身の責任で行いましょう。
もうひとつ、Googleフレームワークも追加されたようですが、こちらはいまいちなんのことかわからなかったので、チェックしてません。
また、特に動作チェックは行っていませんが、エミュレーターとして『Blue Dolphin』が追加されています。こちらはゲームキューブとWiiに対応したエミュレーターですが、すでに『Dolphin|MMJR2|』が入っていたので、そちらとの違いはよくわかっていません。なんにしろ、選択肢が増えること自体はいいような!?
音楽プレイヤーは微妙なもののビデオプレイヤーはなかなか秀逸
上記までが主に中華エミュ機としてのポイントですが、今回は新たにマニュアルと音楽プレイヤー、ビデオプレイヤーなども追加されています。まずマニュアルですが、こちらはわりと簡易的な内容になっており、Google Playを利用する上必要になるデバイスの登録の仕方やゲームフロントエンド、キーマップについての説明を読むことができます。
音楽プレイヤーの『Music』は、元々スマートフォン向けアプリなのか起動すると縦画面で表示されます。回転差せる方法もあるかもしれませんが、今回は見つけることができませんでした。ちなみに3曲ほど入れて音楽を聴いてみましたが、操作性自体は悪くないものの、本体から流れてくる音が安っぽいスピーカーのそれといった感じで、正直体験としてはいまいちな感じでした。
それとは逆に、意外と使い勝手がいいと感じたのが、『ビデオプレイヤー』です。単純にmicroSDカードに突っ込んだ動画を再生できるほか、画面を上下にスワイプすると音量の変更ができます。また、左右にスワイプすると動画の早送りや巻き戻しなどができます。
音楽の時は今ひとつに感じたスピーカーからの音も、なぜか動画の時はそれほど気になりません。ベッドなどに入り、動画を見たいときなどはなかなか使えそうな印象です。
今後もアップデートが行われると思いますが、そのときはこちらで初回した『FOTA Update』というアプリを利用することで、比較的簡単にできます。アップデート後は工場リセットが必要になる場合があるものの、簡易的に最新の状態にできるのは素晴らしいですね!