POLYMEGA(ポリメガ)のCPU換装に関するメモ。対応CPUとベンチマークを比較

POLYMEGAのCPU換装に関するメモ

日本でもかなりの人の手に渡り始めた、マルチエミュレーター互換機の『POLYMEGA(ポリメガ)』。多くの人の手に渡ると言うことは、それだけアラも発見されやすいということでもあり、すでにβテスト時からCPUが「Intel Pentium Gold G5500T」から下位の「Intel CeleronR G4900T」へ変更されているという情報がユーザーからのレポートで発覚しています。

Playmaji自身はまったく問題ないかのような発言をしていますが、実際はセガサターンの動作で音が途切れるなどの不具合も発生しており、CPUを換装することで改善することができたという報告もあるようです。

ちなみに、「HD Temporal Blur」をオフにすることで対処できるようですが、これではフルにその性能を発揮できないということでもあります。

というわけで、実際にまだ手元にないため実験はできませんが、『POLYMEGA』と互換性のありそうなCPUをピックアップしてみました。

Coffee Lakeで互換性がありそうなCPU

『POLYMEGA』に搭載されていたIntel Pentium Gold G5500TやIntel Celeron G4900Tは、第8世代のCPUである「Coffee Lake」です。どちらもソケットは「LGA1151」で、TDP(熱設計電力)は35Wとなっています。これと互換性のありそうなCPUは、第8世代 Coffee Lakeと第9世代 Coffee Lake Refresh。ただし、実機で確認していないため実際に互換性があるかは不明です。また、情報自体が間違っている可能性もあります。ま、こちらはあくまでメモということで。

ちなみに、第8世代あたりのCPUは、現在は徐々に入手がしづらくなりつつあります。実験をするにしても、早めに抑えておいた方がいいのかも? と、思ったり思わなかったり(笑)。

※型番がややこしいので注意:(例)Core i3 8100とCore i3 8100Tは別もの

CPU定格TDP(W)ベンチマーク
Celeron G4900T2.9GHz35W2156
▲デフォルトで『POLYMEGA』に搭載されているCPU。
CPU定格 TDP(W) ベンチマーク
Pentium Gold G5400T3.1GHz35W4963
Pentium Gold G5500T ※3.2GHz35W4492
Pentium Gold G5600T3.3GHz35W5423
Pentium Gold G5420T3.2GHz35W5400
Pentium Core i3 8100T3.1GHz35W6932
Pentium Core i3 8300T3.2GHz35W7948
Pentium Core i5 8400T1.7GHz35W9808
Pentium Core i5 8600T2.3GHz35W10525
Pentium Core i7 8700T2.4GHz35W14185
Pentium Core i3 9100T3.1GHz35W7607
Pentium Core i3 9300T3.2GHz35W8724
※βテスト時に採用されていたCPU

●ベンチマーク参考(『Pass Mark』の数値を参照)
https://btopc-minikan.com/cpu-hikaku.html?resetButton.x=49&resetButton.y=33

●Coffee Lakeマイクロアーキテクチャについて(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Coffee_Lake%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。