ゲームボーイ互換ROMを書き出せるゲーム開発環境「GameBuilder BASIC(GB BASIC)」の最新バージョンとなるv1.14が、2026年10月1日に公開されました。
今回のアップデートでは、新たにコードデバッガーが追加されています。BASICだけではなくASMにも対応しており、ゲームを実行しながらプログラムの動作を細かく確認できるようになりました。
●GameBuilder BASIC(GB BASIC)— itch.io
https://tonywang.itch.io/gbbasic
●GB BASIC v1.14 — SteamDB
https://steamdb.info/patchnotes/25181536/
BASIC/ASMに対応した新コードデバッガーを搭載
GB BASIC v1.14で追加された大きな新機能が、コードデバッガーです。
BASICまたはASMで記述したコード内にブレークポイントを設定でき、内蔵エミュレーターでゲームを実行すると、指定した場所でプログラムの実行を一時停止させることができます。
停止中はインスペクターを利用して、変数やスレッド、オブジェクトの状態などを確認可能です。さらに、ハードウェアやアセンブリに関する状態も調べられるため、単純なプログラムだけではなく、より低レベルな部分まで追いかけながらデバッグできるようになっています。
GB BASICには以前からVRAMデバッガーが用意されていましたが、今回のコードデバッガーと組み合わせることで、プログラムとグラフィックなどのアセットをひとつの開発環境内で確認できるようになりました。
ゲームボーイ互換ROMを作れる開発環境
GB BASICは、Tony Wang氏が開発しているレトロ向けのFantasy Console/ゲーム開発環境です。
名前の通りBASICでプログラムできるほか、タイルやマップ、シーン、キャラクター、フォント、サウンドなどを編集するための各種ツールも用意されています。そのため、コードだけではなくゲームに必要な素材も含めて、ひとつの環境内で制作を進めることができます。
大きな特徴は、制作したゲームを実際のゲームボーイ互換ROMとして書き出せるところです。生成したROMはゲームボーイ用エミュレーターで動かせるほか、対応する環境を利用することで実機でもプレイできます。
なお、これはゲームボーイカートリッジからROMデータを「吸い出す」ためのツールではありません。GB BASIC上で自分で制作したゲームを、ゲームボーイで利用できるROM形式として出力するための開発環境です。
テキスト描画の高速化なども実施
v1.14ではコードデバッガー以外にも、いくつかの改善が行われています。
従来のテキスト描画処理は、可変幅やタイルに揃っていない文字にも対応できる汎用的な仕組みになっていました。今回のアップデートでは、新たに8×8タイルに揃えたテキスト向けの最適化された描画処理が追加され、一般的なフォント描画が高速化されています。
このほか、シンボルのエクスポートやエイリアスに関する最適化をはじめ、各種改善や不具合修正も含まれています。
GB BASICにはWeb版が用意されているほか、Windows、Linux、Mac向けのデスクトップ環境も提供されています。開発者によると、GB用ゲームの制作とGB互換ROMへの書き出しについては無料で利用可能です。
ゲームボーイ向けのHomebrew制作に挑戦してみたい人はもちろん、すでにGB BASICを使っている人にとっても、今回追加されたコードデバッガーは開発を効率化してくれそうな機能です。















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