『M64』の内蔵セーブ機能追加が再延期! v1.26.4は10月27日を目標、搭載機能も変更へ

『M64』の内蔵セーブ機能追加が再延期! v1.26.4は10月27日を目標、搭載機能も変更へ

ModRetroは2026年10月23日、NINTENDO64互換FPGAゲーム機『M64』向けファームウェアv1.26.4について、配信目標を10月27日(火)に変更したと発表しました。新たにテストが必要な問題が見つかったためで、今回のアップデートでは内蔵Controller Pakの提供を最優先にする方針です。

それに伴い、当初予定されていた一部の改善機能はv1.26.4から外され、今後のアップデートに持ち越されることになりました。なお、10月27日はあくまでも公開目標であり、現時点で配信日が確定したわけではありません。

●M64公式ファームウェアダウンロードページ
https://tools.modretro.com/downloads/m64-console/

内蔵Controller Pakの実装を最優先に

今回の更新で最も重視されているのが、M64本体にController Pak相当の機能を持たせる「Built-In Controller Pak」です。

オリジナルのNINTENDO64では、対応ゲームの進行状況などを保存するために、コントローラーへ取り付けるController Pakが必要になる場合がありました。この機能が実装されれば、物理的なController Pakを用意しなくても、対応ゲームのセーブデータや設定をM64本体側に保存できるようになります。

ちなみに、これはゲーム中の好きな場面を丸ごと記録する「セーブステート」とは異なり、ゲームが本来備えているController Pakへの保存を本体内で利用できるようにするものです。

また、M64のメニューや『M64 Pro Controller』のショートカット操作から、Controller PakやRumble Pakなどの種類を切り替える機能も予定されています。

v1.26.4で追加される機能と、今回見送られる機能

内蔵Controller PakとPak種別の切り替えに加え、v1.26.4では新たに「ベータ更新チャンネル」が用意される予定です。

これまでは正式版のアップデートを受け取る方法しかありませんでしたが、ベータ更新チャンネルを選択することで、開発途中のバージョンをいち早く試せるようになります。ただし、ベータ版はテスト中のファームウェアであるため、ModRetroも通常のユーザーには従来の正式版チャンネルを利用するよう勧めています。

一方、以下の機能については、今回のv1.26.4での提供が見送られます。

  • 強制プログレッシブ表示(Forced Progressive Mode)
  • 熱効率の改善
  • 『F-Zero X』の修正を含むゲーム互換性の改善
  • LG製テレビで発生する映像・音声問題への対応

これらはいずれも、以前公開されたv1.26.0で案内されていた内容です。ModRetroによると、見送られた機能の一部がこれまでに報告された不具合の原因になっていたとのこと。そのため、内蔵Controller Pakを少しでも早く提供できるように機能を絞り、残りは今後のアップデートで対応する方針です。開発が中止されたわけではありません。

9月末のアップデート撤回から再延期へ

『M64』では9月30日にファームウェアv1.26.0が公開されましたが、『EverDrive』や『SummerCart64』などで不具合が報告されたことを受け、配布が撤回され、v1.25.0へロールバックされました。

その後、10月14日の進捗報告では、フラッシュカート関連の問題は内部で修正・検証が済んだ一方、内蔵Controller Pakのデータ破損については原因の調査が続いていると説明されていました。

今回の発表では、新たな公開目標が10月27日と示されるとともに、まずはセーブ機能の提供に集中するという優先順位が明確になりました。

もっとも、10月23日時点でv1.26.4はまだ一般公開されておらず、内蔵Controller Pakのデータ破損問題が実際に解消されたかどうかも確認できていません。大切なセーブデータを扱う機能だけに、まずは予定どおり配信されるのか、そして公開後に安定して保存・読み込みが行えるのかが次の注目点となりそうです。

なお、当サイトでは『M64』の実機レビューも掲載しています。正式版の公開後には、実機での動作状況も確認しておきたいところです。

via.Reddit

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