Xbox 360のホラーゲーム『Condemned 2』がPCで復活! 非公式移植版が最大144fps設定やマウス操作に対応

Xbox 360のホラーゲーム『Condemned 2』がPCで復活! 非公式移植版が最大144fps設定やマウス操作に対応

Xbox 360向けに発売されたサバイバルホラーゲーム『Condemned 2: Bloodshot』をPCで動作させる非公式プロジェクト「Condemned2Recomp」が、2026年10月17日にアップデートされ、最新版となるv0.3.6が公開されました。

本プロジェクトは、開発者のpsxrestore氏が進めているもので、正式なPC版が発売されなかった『Condemned 2: Bloodshot』を、Windows PCでプレイできるようにするというものです。

今回の一連のアップデートでは、フレームレートを最大144fpsまで設定できるようになったほか、キーボード・マウス操作の改善や不具合の修正などが行われています。

●Condemned2Recomp GitHubリリースページ
https://github.com/psxrestore/Condemned2Recomp/releases

●Condemned2Recomp GitHubプロジェクト
https://github.com/psxrestore/Condemned2Recomp

フレームレート設定が最大144fpsに拡張!

今回のアップデートで注目したいのが、フレームレート設定の拡張です。10月17日に公開されたv0.3.5では、新たに「minframerate」というオプションが追加され、従来の60fpsから最大144fpsまで設定できるようになりました。

これにより、高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターなどを使用する環境では、より滑らかな映像でゲームを楽しめる可能性があります。ただし、144fpsに設定できることと、実際に144fpsで安定して動作することは異なり、PCの性能やゲームの動作状況によって結果は変わります。

また、同日に公開された最新版のv0.3.6では、捜査パートで選択肢を決定する際に、Enterキーを使用できるよう修正されています。

これに先立つv0.3.1では、従来使用していたRexGlueの入力ドライバーに代わり、ネイティブのキーボード・マウス入力ドライバーが導入されました。PCならではの操作環境への対応が進められているわけです。

さらに、QuickBMSを利用して「Arch02」形式のゲームファイルを抽出する機能も追加されました。これはパフォーマンスの向上や、ゲームを改造しやすくすることを目的としたものです。

そのほか、起動時に新しいバージョンを確認して更新する自動アップデート機能や、描画処理、安定性に関する改善も実施。v0.3.3では、コンボ攻撃が二重に発生してしまう問題や、投げたアイテムが消えてしまう問題などが修正されています。

PC版がなかった『Condemned 2』を再コンパイル

『Condemned 2: Bloodshot』は、Monolith Productionsが開発し、セガから2008年に発売された一人称視点のサバイバルホラーゲームです。Xbox 360とPlayStation 3向けに登場し、プレイヤーは主人公のイーサン・トーマスとなって、凶悪な敵との戦闘や事件の捜査に挑みます。

前作の『Condemned: Criminal Origins』にはPC版も存在していましたが、続編である本作には正式なPC版が発売されませんでした。そこで開発が進められているのが、今回の「Condemned2Recomp」です。このプロジェクトでは「RexGlue-SDK」を利用した「静的再コンパイル」という手法が採用されています。

一般的なエミュレーターがXbox 360本体の仕組みをPC上で再現し、その中でゲームを動かすのに対して、静的再コンパイルでは、Xbox 360向けのプログラムを解析してPC上で実行できる形に変換します。

つまり、ゲーム機そのものを再現するのではなく、特定のゲームをPCで直接動かせるように作り直すアプローチです。

こうした仕組みを利用することで、もともとPC版が存在しなかった作品を現在のPC環境で楽しめる可能性が広がります。単なる移植にとどまらず、フレームレートや入力操作など、オリジナル版にはなかったPC向けの改良が加えられている点も興味深いところです。

ゲームデータは別途必要。開発中の機能も

現在、Condemned2RecompはGitHubで公開されており、Windows向けのビルドに対応しています。ただし、あくまでも開発途中の非公式プロジェクトであり、開発者も不具合やクラッシュが発生する可能性があると説明しています。

また、PC向けのネイティブレンダラーは引き続き開発中です。マルチプレイ機能についても、モードを起動できる段階にはあるものの、PC向けのネットワーク処理は完成していません。Linux向けのビルドも用意されていますが、こちらは未検証の開発段階となっています。

なお、GitHubで公開されているリリースファイルには、ゲーム本体のデータは含まれていません。実際にプレイするには、正規に所有するXbox 360版『Condemned 2: Bloodshot』から、必要なゲームデータを別途抽出する必要があります。PlayStation 3版のデータを利用できることは確認されていないため、この点には注意が必要です。

正式なPC版が登場しなかった作品を現代のPCで動かせるようにするだけでなく、操作性やパフォーマンスの改善も続けられているCondemned2Recomp。まだ完成版ではありませんが、Xbox 360時代のゲームを新たな環境で楽しむための取り組みとして、今後の開発にも注目したいところです。

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