PSP向けSpotifyアプリ「PSPotify ME」が大幅進化!楽曲検索やシャッフルに対応、PSP本体からの更新も可能に

PSP向けSpotifyアプリ「PSPotify ME」が大幅進化!楽曲検索やシャッフルに対応、PSP本体からの更新も可能に

PSP向けの非公式Spotifyクライアント「PSPotify ME」の開発者であるLuxotick氏が、2026年10月16日に最新バージョンとなる「v0.3.1-alpha」をGitHubで公開しました。

本アプリは、PSP本体からSpotifyに接続し、楽曲をストリーミング再生できるHomebrewアプリです。10月11日に初公開版が登場したばかりですが、その後も精力的に開発が進められており、今回のバージョンでは機能や操作性が大幅に向上しています。

特に注目したいのが、当初は利用できなかった楽曲検索やシャッフル再生などに対応したことです。さらに、PSP本体からアップデートをインストールする仕組みや、画面デザインを自由に変更できるテーマ機能なども追加されています。

●PSPotify ME v0.3.1-alpha(GitHub)
https://github.com/Luxotick/PSPotify-ME/releases/tag/v0.3.1-alpha

楽曲検索やシャッフルに対応! XMB風のインターフェースも登場

初公開版の「v0.1.0-alpha」は、Spotifyのライブラリにアクセスして楽曲を再生できる一方、検索や再生位置の移動、シャッフル再生などには対応していませんでした。

しかし、10月14日に公開された「v0.2.0-alpha」では、こうした機能がまとめて追加されています。PSPの画面上に表示されるキーボードを使って楽曲を検索できるようになったほか、再生位置の移動、シャッフル再生、リピート再生にも対応しました。

また、ユーザーインターフェースも刷新され、PSPのホーム画面としておなじみのXMBをイメージしたデザインが採用されています。画面上部でカテゴリーを切り替えながら楽曲を探せるほか、アルバムアートも表示されるなど、見た目も大きく変化しています。

再生キューに曲を追加して順番を並べ替えたり、Spotifyの「いいね!」した曲への登録や削除を行ったりすることも可能です。さらに、イコライザーも搭載され、音質を調整しながら音楽を楽しめるようになっています。

このように、当初はSpotifyの楽曲を再生すること自体に重点が置かれていましたが、その後のアップデートによって、音楽プレーヤーとしての使い勝手も大きく改善されています。

自分好みの画面に変更! ブラウザーで作れるテーマエディターも公開

最新版の「v0.3.1-alpha」で大きく進化したのが、ユーザーインターフェースのカスタマイズ機能です。新たに公開された専用のテーマエディターでは、PCなどのWebブラウザー上にPSPのインターフェースを再現し、色や壁紙を変更しながらオリジナルのテーマを作成できます。

作成したテーマはダウンロードできるため、PSP本体に導入することで、自分好みのデザインに変更できる仕組みです。また、公開されているテーマを選べるギャラリーも用意され、PSPのアプリ内からテーマをダウンロードする機能も追加されました。

●PSPotify ME テーマエディター
https://luxotick.github.io/PSPotify-ME/

そのほか、設定画面も充実しています。背景にアルバムアートをぼかして表示したり、アルバムのジャケット画像を四角形や円形に切り替えたりできるほか、文字サイズや楽曲リストの表示方法なども変更可能です。

 さらに、5バンドのイコライザーを自分で調整する機能や、一定時間が経過すると再生を停止したりPSPの電源を切ったりできるスリープタイマーも追加されています。単にSpotifyの楽曲を再生するだけではなく、見た目や操作方法まで自分好みに仕上げられるようになったのは、今回の大きな進化といえるでしょう。

PSP本体からアップデートできる機能も追加! 対応機種も拡大

今回のアップデートでは、今後のバージョンをPSP本体からインストールできる仕組みも追加されています。

アプリの起動時に新しいバージョンが公開されているかを確認し、更新が見つかった場合は、ユーザーの確認を経てインストールできるようになりました。新しい実行ファイルをダウンロードする際には整合性のチェックも行われ、以前のファイルはバックアップとして保存されます。

ただし、この機能を利用するには、最初に「v0.3.1-alpha」を手動でインストールする必要があります。PSP本体からの更新が利用できるのは、その後に公開されるバージョンからです。また、初公開版ではPSP-3000が主な対象となっていましたが、その後のアップデートによって、PSP-1000、PSP-2000、PSP Goでも楽曲を再生できることが確認されています。

なお、利用するにはARK系カスタムファームウェアが導入されたPSPが必要です。基本的にはシステムソフトウェア6.61が対象ですが、PSP-1000とPSP Goについては6.60にも対応しています。従来と同様にWi-Fi接続環境とSpotify Premiumの契約も必要です。

日本語表示には引き続き制限あり。今後の開発にも期待

一方で、現時点ではまだ開発途中のアルファ版であり、いくつかの制限が残っています。特に日本のユーザーが気を付けたいのが、日本語表示に対応していないことです。日本語の楽曲名やアーティスト名などは、正常に表示されず「?」に置き換わる場合があります。

また、プレイリストは最大100件、リスト内の楽曲は最大500曲という制限も残されています。新しく追加された設定機能についても、一部はPSP実機での動作確認が完了していません。

なお、今回のバージョンでは、ログイン時や読み込み中に発生していたフリーズへの対策や、一部のアイコン表示に関連するクラッシュの修正も行われています。

「PSPotify ME」はSpotify公式のアプリではなく、開発者による非公式プロジェクトです。Spotify側のサービス変更などによって将来的に利用できなくなる可能性もあるため、その点には注意が必要です。

それでも、初公開からわずか数日で、楽曲検索やシャッフル再生だけでなく、画面デザインのカスタマイズやアップデート機能まで追加されたのは驚きです。かつて音楽プレーヤーとしても活躍したPSPが、現代のストリーミングサービスに対応するだけでなく、より使いやすいアプリへと進化しているところにも、こうしたHomebrewならではの面白さが感じられます。

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