TrimUI向け「NX Redux v1.12.0」公開!ドリームキャストでRetroAchievementsがフル対応、Genesis Plus GXも追加

TrimUI向け「NX Redux v1.12.0」公開!ドリームキャストでRetroAchievementsがフル対応、Genesis Plus GXも追加

TrimUI系のレトロ携帯ゲーム機向けカスタムファームウェア(CFW)「NX Redux」の最新版となる「NX Redux v1.12.0」が、2026年9月22日に公開されました。

今回のアップデートでは、ドリームキャストのエミュレーションで「RetroAchievements」がフル対応となったほか、Sega系タイトル向けの新たなエミュレーションコアとして「Genesis Plus GX」が追加されています。

そのほかにも、セーブデータに関する不具合修正やデバイスごとのCPU制御の導入など、実際の使い勝手に関わる変更がまとめて実施されています。

●NX Redux Releases
https://github.com/mohammadsyuhada/nx-redux/releases

ドリームキャストでRetroAchievementsがフル対応

NX Redux v1.12.0の大きな変更点が、ドリームキャストでのRetroAchievementsのフル対応です。

RetroAchievementsは、対応するレトロゲームをプレイしながら、現代のゲーム機にあるような実績を解除できるサービスです。NX Redux自体には以前からRetroAchievementsとの連携機能が搭載されていますが、今回のアップデートではドリームキャストについても本格的に実績機能を利用できるようになりました。

NX Reduxにはドリームキャストエミュレーターとして「Flycast」が組み込まれており、TrimUI系のコンパクトな携帯ゲーム機でも、対応タイトルを遊びながら実績解除を楽しめる環境が強化された形です。

Sega系コアに「Genesis Plus GX」が追加

エミュレーション関連では、「Genesis Plus GX」が2番目のSega系コアとして新たに追加されました。

Genesis Plus GXは、メガドライブ/GenesisをはじめとしたSega系ハードのエミュレーションで広く利用されているコアです。今回の追加により、NX Redux上でSega系ゲームを遊ぶ際の選択肢が増えています。

ひとつのエミュレーターだけに依存せず、ゲームや動作状況に応じてコアを使い分けられるのは、こうしたレトロゲーム向け端末では嬉しいポイントといえそうです。

セーブデータが切り詰められる問題も修正

今回のアップデートでは、新機能の追加だけではなく、不具合修正も行われています。

NX Redux v1.10.0以降で発生していた、セーブデータが切り詰められてしまう問題がv1.12.0で修正されました。セーブ関連のトラブルはゲームの進行状況そのものに影響するため、該当バージョンを利用しているユーザーにとっては重要な修正といえます。

また、デバイスごとのCPUポリシーも新たに導入されました。メニュー操作時やエミュレーター実行時など、状況に合わせてCPUの動作を調整することで、不要な発熱を抑える方向の改善が加えられています。

NextUIをベースにしたTrimUI向けCFW

NX Reduxは、「NextUI」をベースに開発されているTrimUI系携帯ゲーム機向けの非公式CFWです。

NINTENDO64向けの「Mupen64Plus」、ニンテンドーDS向けの「DraStic」、ドリームキャスト向けの「Flycast」などを統合しているほか、NetplayやRetroAchievements、メディアプレーヤーといった機能も利用できます。

対応機種としては、TrimUI Brick、Brick Hammer、Brick Pro、Smart Pro Sなどが挙げられています。

一方でSmart Proについては、開発者自身が実機を所有しておらず、「理論上は動作するものの未確認」とされています。実機での動作確認済みモデルとは扱いが異なるため、導入する場合は注意が必要です。

OTA Updateからもアップデート可能

NX Redux v1.12.0は、GitHubで配布されているZIPファイルを利用した更新に加えて、NX Redux本体に用意されている「OTA Update」機能からアップデートすることもできます。

ただし、NX ReduxはTrimUI公式のファームウェアではありません。また、機種ごとに配布ファイルが分かれており、異なるモデル向けに用意されたSDカード環境をそのまま使い回すことも推奨されていません。

導入やアップデートを行う場合は、自分が使用しているTrimUI端末に対応したファイルを確認したうえで作業するようにしましょう。

今回のv1.12.0は、ドリームキャストのRetroAchievementsフル対応やGenesis Plus GXの追加といった目立つ新機能に加え、セーブデータ問題やCPU制御まで手が入ったアップデートとなっています。TrimUI系端末をレトロゲーム用マシンとして活用しているユーザーにとって、チェックしておきたいリリースといえそうです。

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