NEOGEOの家庭用本体「AES」で、業務用のMVSカートリッジを使用できる変換アダプター「Fusion Converter」が、米国のレトロゲームショップStone Age Gamerに入荷しています。2026年9月23日時点では、シェル付きの完成品「Fusion Converter – MVS to NeoGeo AES Converter with Shell (Black)」が購入可能な状態で、通常119.99ドルのところ109.99ドルで販売されています。
「Fusion Converter」は、ハードウェア開発者のFurrtekが開発したMVS→AES変換アダプターです。新たに登場した製品というわけではありませんが、RetroRGBが9月22日付の記事でStone Age Gamerへの入荷を報じており、米国の販売店から完成品を購入できる選択肢が用意された形です。Furrtek自身のショップでも、Fusion Converterは現在取り扱われています。
●Stone Age Gamer:Fusion Converter販売ページ
https://stoneagegamer.com/fusion-converter-mvs-to-neogeo-aes-converter-with-shell-black.html
業務用MVSカートリッジを家庭用AES本体で使用可能に
NEOGEOには、ゲームセンター向けの業務用システム「MVS」と、家庭用ゲーム機として販売された「AES」が存在します。同じNEOGEOのゲームでも両者ではカートリッジの形状などが異なるため、そのまま差し替えて使用することはできません。
Fusion Converterは、このMVS用カートリッジをAES本体で動かすための変換アダプターです。Furrtekが公開しているマニュアルでも、NEOGEO MVS用のアーケードカートリッジをNEOGEO AESで使用するためのコンバーターとして説明されており、MVSコレクションの大部分を家庭用システムでプレイできるとしています。
タイトルによっては家庭用AES版のカートリッジが高額になりやすいため、MVS版を利用できることはAES実機ユーザーにとって大きなメリットです。今回Stone Age Gamerで販売されているモデルはRevision 4で、基板がむき出しになったタイプではなく、黒い樹脂製シェルに収められた完成品となっています。
公式MVSタイトルのほぼすべてに対応。ただしフラッシュカートなどは非対応
Stone Age Gamerの商品ページでは、Fusion Converterについて「ほぼすべての公式NEOGEO MVSリリース」に対応すると説明しています。一方で、すべてのMVS向け製品が利用できるわけではなく、いくつか明確な制限も記載されています。
NeoSD MVS、Darksoft MVS、MVS ProなどのMVS用フラッシュカートは非対応です。また、NG:DEV.TEAMのタイトルもサポート対象外となっているほか、「161-in-1」のようなマルチカートや海賊版についても動作は保証されていません。販売元によると、こうした非純正ハードウェアはAES本体のリビジョンなどによって動作するケースもあるものの、安定した利用は保証できないとのことです。
使用時には、適切な仕様のAES用電源を利用することも推奨されています。また、映像の乱れや青画面、白画面などが発生した場合は、コンバーターそのものではなくMVSカートリッジの接点不良が原因となる場合があるとして、端子の清掃やカートリッジの差し直しなどが案内されています。
なおRetroRGBでは、今後登場するNEOGEO AES+での利用についても触れられていますが、Stone Age Gamerの商品ページで正式な対応先として記載されているのは家庭用NEOGEO AESです。そのため、現時点ではAES+への正式対応が確認された製品としてではなく、オリジナルのAESでMVSカートリッジを利用するための変換アダプターとして見ておくのがよさそうです。
Stone Age Gamerでの販売価格は109.99ドル。日本への発送可否や送料、輸入時に発生する費用などについては今回確認できていないため、日本から購入を検討している人は注文時にあわせて確認しておきましょう。
via.RetroRGB















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