DSpicoのゲーム選びが分かりやすく。「Pico Launcher Enhanced v1.8.0」公開、文字メニューと統計画面を刷新

DSpicoのゲーム選びが分かりやすく。「Pico Launcher Enhanced v1.8.0」公開、文字メニューと統計画面を刷新

ニンテンドーDS/DSi向けのFlashcart「DSpico」で利用できるROMブラウザーフロントエンド「Pico Launcher Enhanced」のバージョン1.8.0が公開されました。GitHubでは2026年9月21日付でリリースされています。

今回のアップデートでは、これまでアイコン中心だった操作部分を見直し、各機能の名称が表示されるメニューへと再編。さらに統計画面やAbout画面も刷新されるなど、大量のゲームやHomebrewを管理するときの使い勝手を改善する内容が中心となっています。

●Pico Launcher Enhanced v1.8.0
https://github.com/rasalopa/pico-launcher-enhanced/releases/tag/enhanced-v1.8.0

最大6個あったボタンを3個に整理。機能名が分かるメニューに

v1.8.0で大きく変わったのが、画面上に表示されるアプリバーです。Enhanced版では機能追加にともなって最大6個までボタンが増えていましたが、今回から「戻る」「メニュー」「表示設定」の3つに整理されました。

「最近遊んだゲーム」「お気に入り」「統計」「ゲーム削除」のほか、お気に入りやクリア済みタイトルのフィルター機能などは、3点リーダーのメニュー内に移動。それぞれ機能名が文字で表示され、フィルターについてもオン/オフの状態が確認できるようになっています。

開発者によると、Discordではアイコンだけでは何の機能なのか推測しにくいという指摘が複数回寄せられていたとのこと。今回の変更は、そうしたフィードバックを反映したものとなっています。

統計画面も刷新。よく起動するゲームや最後に遊んだタイトルを確認可能

ゲームの利用状況を確認できる統計画面もデザインが変更されました。

新しい画面では、そのフォルダーに含まれるゲーム数をはじめ、プレイ済み、お気に入り、クリア済みの数を表示。さらに起動回数が多い上位3タイトルとそれぞれの起動回数、最後に遊んだゲームも確認できるようになっています。

また、L/Rボタンでゲーム一覧を頭文字単位にジャンプしたときは、移動先の文字がタッチスクリーン下部に一時的に表示されるようになりました。タイトル数が多いSDカードでは、現在どの位置まで移動したのかを把握しやすくなりそうです。

一方で、これまで表示されていた起動回数とプレイ時間の一部表示、および統計画面の合計値については一時的に無効化されています。

これはプレイ時間が実際に操作していた時間ではなく、ゲームが起動しているあいだの時間をカウントする仕組みになっており、数値が実態より大きくなってしまう問題が確認されているためです。機能そのものが削除されたわけではなく、集計方法が修正された後に復活する予定とされています。

使用中のビルド情報を確認できるAbout画面も追加

新たに用意されたAbout画面では、ベースとなっているLNH Teamの「Pico Launcher」と、rasalopa氏によるEnhanced版の情報を確認できるようになりました。

さらに、使用しているビルドのリポジトリやコミット情報も表示されるため、不具合報告などで「どのバージョンを使っているのか」を確認しやすくなっています。

画面上に専用ボタンが用意されていないX、Y、L、R、SELECT+A、START、Bなどの操作についても一覧で確認可能です。ランチャーのバージョンやコミット情報は、統計画面や起動画面、テーマ選択画面などにも表示されるようになりました。

既存環境は「LAUNCHER.nds」を差し替えるだけ

DSpicoですでにPico Launcher Enhancedを利用している場合は、配布されている「LAUNCHER.nds」を「_picoboot.nds」にリネームし、SDカードのルートにある既存ファイルと置き換えることでアップデートできます。

既存の「gamedata.json」や設定はそのまま引き継ぐことが可能です。公式READMEでも、DSpicoで使用する場合は「LAUNCHER.nds」を「_picoboot.nds」へ変更してSDカードのルートに配置する方法が案内されています。

なお、Pico Launcherを動作させるためにはPico Loader関連のファイルも必要です。新規に環境を構築する場合は、プロジェクト側の導入手順を確認しておくのがよいでしょう。

DSpico向けに機能を追加したPico Launcherの派生版

Pico Launcher Enhancedは、LNH Teamが開発するROMブラウザーフロントエンド「Pico Launcher」をベースにした派生版です。オリジナル版にはゲームやHomebrewの起動、複数の表示形式、カスタムアイコンやカバー、テーマ、チートなどの機能が用意されています。

Enhanced版ではそこに、お気に入り、最近遊んだゲーム、プレイ統計といったライブラリー管理機能を追加。DSpicoでは既存の「_picoboot.nds」と置き換えて利用できるdrop-in replacementとして開発されています。

今回のv1.8.0は新しいエミュレーション機能を追加するような派手なアップデートではありませんが、保存しているゲームやHomebrewが増えるほど恩恵を感じやすい改善といえそうです。とくに、アイコンを見ただけでは分かりにくかった機能が文字付きのメニューに整理されたことで、実機上での操作はこれまでより迷いにくくなっています。

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