PS4用エミュレーター「shadPS4」の開発チームは10月2日、新バージョンとなる「shadPS4 0.19.0」を公開しました。今回のアップデートでは、ShadNetにおけるオンライン・トロフィーへの対応や、ZAR形式でのDLC読み込み、H.265/HEVCのデコード対応などが追加されています。
「shadPS4」は、Windows/Linux/macOS向けに開発が進められているPS4エミュレータープロジェクトです。今回公開されたバージョン0.19.0には、「The Shadoween special」というコードネームが付けられています。
●shadPS4公式ダウンロードページ
https://shadps4.net/downloads/
●shadPS4 v0.19.0 GitHubリリースページ
https://github.com/shadps4-emu/shadPS4/releases/tag/v.0.19.0
ShadNetでオンライン・トロフィーに対応
今回のアップデートで大きな追加点のひとつとなっているのが、「ShadNet」におけるオンライン・トロフィーへの対応です。
ShadNetはshadPS4側で提供されているオンラインサービスで、リリースノートでは新たに「Online trophy support」が追加されたことが明らかにされています。
ただし、これはPlayStation Network(PSN)のトロフィーとの同期や、ソニーの公式サーバーへ接続できるようになったという意味ではありません。また、オンライン対戦機能全般への対応を示すものでもない点には注意が必要です。
現時点では、対応ゲームや具体的な設定方法などについては今回のリリースノートでは詳しく説明されていません。
ZAR形式のDLC読み込みに対応
コア部分では、「Support loading DLC as ZAR」が追加され、ZAR形式として用意されたDLCを読み込めるようになりました。
さらに、RIFライセンスからEntitlement情報を読み込む処理にも対応しています。
映像関連では「vdec2」にH.265/HEVCのデコード対応が追加されました。ゲーム側でこうした形式の映像データが使われている場合など、映像処理に関わる互換性向上につながる可能性があります。
このほかにもライブラリー関連では、トロフィー名の表示修正やHTTP/2関連の修正、基本的なHLEキーボードライブラリーの実装など、複数の変更が加えられています。
GPUやシェーダー関連も多数修正
バージョン0.19.0では、GPUを中心としたVideo CoreやShader recompilerにも多数の修正が施されています。
具体的には、テクスチャーキャッシュやバッファー管理、タイルテクスチャーの処理、コンピュートシェーダー、非AMD GPUでのシェーダー処理など、幅広い部分に手が加えられています。
開発者は今回のリリースについて、大量のGPU関連修正によって多くのゲームが改善され、一部はかなりプレイ可能な状態になったと説明しています。
ただし、リリースノートでは改善されたゲームの具体的な一覧や、それぞれの動作速度、互換性などは示されていません。そのため、特定タイトルが今回のアップデートによって問題なく遊べるようになったとまでは現時点では判断できません。
また、shadPS4自体も現在開発途中のプロジェクトであり、ゲームによって動作状況は大きく異なります。
shadPS4 0.19.0の入手方法
shadPS4の公式サイトでは、Windows/Linux/macOS向けのQtランチャーが案内されています。ランチャーからリリース版や開発版を選択して導入することが可能です。
今回紹介した「0.19.0」の具体的な変更内容については、GitHubの公式リリースページで確認できます。















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