カプコンのアーケードゲームをPCやAndroidなどで動作させる非公式プロジェクト『CPS-2 Recomp』のv1.3.0が、2026年11月3日に公開されました。今回のアップデートでは、新たに『ヴァンパイア』『ヴァンパイアハンター』『パニッシャー』の3作品がサポートされています。
『CPS-2 Recomp』は、アーケードゲームのプログラムを再コンパイルすることで、WindowsやmacOS、Linux、Androidなどの環境で動作させることを目指して開発されているプロジェクトです。ゲームごとに対応するROMセットが必要ですが、トレーニングモードやワイドスクリーン表示など、オリジナルにはない機能も搭載されています。
●『CPS-2 Recomp』v1.3.0の配布ページ(GitHub)
https://github.com/tmcleroy/cps2recomp/releases/tag/v1.3.0
●『CPS-2 Recomp』プロジェクトページ・必要なROMセット一覧(GitHub)
https://github.com/tmcleroy/cps2recomp#what-you-need
『ヴァンパイア』シリーズなど3作品が新たに対応
今回新たに対応したのは、『Darkstalkers: The Night Warriors』『Night Warriors: Darkstalkers’ Revenge』『The Punisher』の3作品です。
『Darkstalkers: The Night Warriors』は、1994年にカプコンからリリースされた対戦格闘ゲームで、日本では『ヴァンパイア』の名称で知られています。一方の『Night Warriors: Darkstalkers’ Revenge』は、その続編として1995年に登場した『ヴァンパイアハンター』に相当する作品です。
これら2作品では、トレーニングモードに加えて、ワイドスクリーン表示やキャラクターのカラーエディター、各種代替ゲームモードなどが利用できます。また、通常とは異なるキャラクターの使用方法も用意されています。
もうひとつの『パニッシャー』は、1993年に登場したマーベル・コミック原作のベルトスクロールアクションゲームです。こちらはCPS-2ではなく、CPS-1基板向けに開発された作品となっています。
本作では、パニッシャーとニック・フューリーによる2人同時プレイが可能なほか、好きなステージからゲームを開始する機能や、スコアアタックなどにも対応しています。
WindowsやmacOS、Androidなどに対応! 利用には指定のROMセットが必要
『CPS-2 Recomp』v1.3.0は、Windows 10/11(64bit)、macOS 13以降、Linux、Android 9以降などに対応したファイルが配布されています。また、Steam Deck向けの導入手順も公開されており、デスクトップモードでセットアップしたゲームをSteamのライブラリに追加することもできます。
ただし、ゲームを実際に動作させるには、それぞれ指定されたROMセットをユーザー自身で用意する必要があります。
今回追加された3作品で指定されているROMセットは以下の通りです。
- 『ヴァンパイア』:
dstlk(欧州版) - 『ヴァンパイアハンター』:
nwarr(欧州版) - 『パニッシャー』:
punisheru(米国版)
いずれも日本版とは異なる地域のROMセットが指定されており、日本版アーケードROMでの動作は確認できていません。また、ゲームデータ自体は『CPS-2 Recomp』には含まれていないため、注意が必要です。
このほか、v1.3.0では画面のちらつきやズレを抑えるVSync(垂直同期)への対応や、F12キーによるスクリーンショット撮影機能なども追加されています。Android版では、アプリ内から新しいバージョンをダウンロードして更新する機能も実装されました。
さらに、既存の『Vampire Savior Definitive』で発生していたドノヴァン、フォボス、パイロンに関する不具合が修正されたほか、『ヴァンパイア』などのROMセットを追加することで、それらの作品に登場するステージを利用できる機能も導入されています。
なお、『CPS-2 Recomp』はカプコンによる公式移植ではなく、現在も開発が進められている非公式プロジェクトです。すべての作品や動作環境で完全な動作が保証されているわけではありません。




















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