PSP・PS Vitaで『ストII』『KOF』の一部作品がワイド画面に! アーケードエミュレーター『NJEMU』v3.1.0公開

PSP・PS Vitaで『ストII』『KOF』の一部作品がワイド画面に! アーケードエミュレーター『NJEMU』v3.1.0公開

fjtrujy氏が開発するアーケードゲームエミュレーター『NJEMU』の最新版となるv3.1.0が、2026年11月1日に公開されました。

『NJEMU』は、カプコンのCPS1/CPS2や、SNKのNEOGEO MVS/AES、NEOGEO CDなどに対応したオープンソースのエミュレーターです。もともとはPSP向けのエミュレーターをベースにしていましたが、現在はPS2やPS Vita、PCなど、複数のプラットフォームに対応しています。

今回のアップデートでは、『ストリートファイターII』シリーズや『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズの一部作品に、ワイド画面表示用のプロファイルが追加されたほか、各プラットフォーム向けの機能改善や不具合の修正が行われています。

●NJEMU公式サイト・ダウンロード
https://fjtrujy.github.io/NJEMU/

●NJEMU v3.1.0リリースノート(GitHub)
https://github.com/fjtrujy/NJEMU/releases/tag/v3.1.0

●NJEMU公式GitHub
https://github.com/fjtrujy/NJEMU

『ストII』『KOF』の一部作品がワイド画面表示に対応

今回のアップデートで注目したいのが、一部のアーケードゲームをワイド画面で表示できる機能です。

新たにプロファイルが追加されたのは、CPS1向けの『Street Fighter II』と『Street Fighter II’ Champion Edition』、CPS2向けの『Street Fighter Alpha』(国内名『ストリートファイターZERO』)です。

さらに、NEOGEO MVS向けには『THE KING OF FIGHTERS ’96』の動作確認済みプロファイルと、『THE KING OF FIGHTERS ’98』向けのプロファイルが追加されています。

このワイド表示は、単純に元の映像を横方向に引き伸ばすものではありません。ゲームごとに用意されたプロファイルを利用することで、従来よりも左右の描画範囲を広げる仕組みになっています。

対応するゲームでは、プレイ中にSTARTボタンとSELECTボタンを同時に押してエミュレーターのメニューを開き、映像設定にある「Widescreen (16:9)」を選択することで切り替えられます。

ワイド表示機能はPSP、PS Vita、PC版で利用できますが、PS2版は対象外となっています。

なお、現時点ですべてのゲームがワイド表示に対応しているわけではありません。『ストリートファイターII』などについても、特定の海外向けバージョンを対象としたプロファイルが用意されており、日本版を含む別バージョンで同様に利用できるとは限りません。また、作品や場面によっては表示に制約が生じる可能性があります。

PS Vita向けCRTフィルターやPS2のHDD起動にも改善

ワイド表示以外にも、各プラットフォームに向けた機能の追加や改善が行われています。

PS Vita版では、ブラウン管テレビのような見た目を再現するCRT風の表示フィルターが新たに追加されました。また、ゲームの映像をくっきりと表示する「Sharp Bilinear」方式もGPUを使用する描画処理に追加されています。

PS2版では、内蔵HDDからNEOGEO MVSやCPS2のゲームを起動できない問題が修正されました。あわせて、ATAやexFATに関連するストレージの初期化・起動処理も改善されています。

さらに、PSP版とPS2版では、新規設定時のVSync(垂直同期)が標準で有効になり、ソフトウェアによるフレーム制限は無効になるよう変更されました。ただし、すでにゲームごとに保存されている設定は維持されます。

このほか、PC版ではSDL2対応ゲームパッドのサポートが強化され、エミュレーターの動作中にコントローラーを接続・取り外しした場合にも対応。プレイヤー1で使用する入力機器を選択できる機能も追加されました。

『NJEMU』v3.1.0は、公式プロジェクトサイトからダウンロードできます。なお、配布パッケージにはゲームのROMデータやBIOSなどは含まれておらず、利用者が適法に用意する必要があります。

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