メガドライブ版『X-Men 2: Clone Wars』がPCで最大4人プレイに対応! 非公式移植版v1.1.0公開

メガドライブ版『X-Men 2: Clone Wars』がPCで最大4人プレイに対応! 非公式移植版v1.1.0公開

2026年10月27日、GitHubユーザーのcrabsmack氏が、メガドライブ向けソフト『X-Men 2: Clone Wars』の非公式PC移植プロジェクト『xmen2-pc』をv1.1.0に更新しました。今回のアップデートでは、3〜4人プレイ用のキャラクター選択画面やゲーム中の表示が改善されています。開発者によると、PC1台での最大4人プレイに加えて、オンラインでの協力プレイにも対応しています。

●『xmen2-pc』v1.1.0リリースページ(GitHub)
https://github.com/crabsmack/xmen2-pc/releases/tag/v1.1.0

●『xmen2-pc』公式リポジトリ・README(GitHub)
https://github.com/crabsmack/xmen2-pc

メガドライブの『X-Men』がPC向けに復活

『X-Men 2: Clone Wars』は、1995年に海外で発売されたメガドライブ用の横スクロールアクションゲームです。ウルヴァリンやサイクロップスなど、おなじみの『X-Men』のキャラクターを操作してステージを進んでいきます。

『xmen2-pc』は、この作品をWindowsとLinuxで動作させるための非公式プロジェクトです。元のゲームを解析してPC向けに作り直したもので、ROMをエミュレーターに読み込ませる一般的な遊び方とは仕組みが異なります。初期版のv1.0.0は10月24日に公開されており、今回のv1.1.0では、とくに複数人で遊ぶための機能に手が加えられました。

4人用のキャラクター選択画面とHUDを改善

今回の更新では、キャラクター選択画面が最大4人に合わせた4列表示になっています。各プレイヤーの欄にはキャラクターの顔画像、残機、参加待ちや準備完了の状態が表示され、選択カーソルにもプレイヤー番号が付けられています。3人目は水色、4人目は黄色で識別できるようになっています。

ゲーム中のHUD(画面上のステータス表示)も、左からプレイヤー1〜4の順番で、それぞれのキャラクター画像を表示する方式に整えられました。また、キャラクター選択中の演出に合わせてスタートボタンを押すと参加操作が取りこぼされる不具合や、特定の順番で参加した際にHUDの文字が乱れる問題も修正されています。

開発者の説明では、4人プレイ時には全員が画面内に収まるようにカメラが動くとのことです。単に操作人数を増やすだけではなく、誰がどのキャラクターを使っているのかを把握しやすくする改善が中心となっています。

PC1台でも、各自のPCからオンラインでも協力プレイ

ローカルプレイでは、PCに接続したコントローラーを使って最大4人で遊べると案内されています。コントローラーは接続された順番に各プレイヤーへ割り当てられる仕組みです。3〜4人で遊ぶ場合は、起動時のオプションでplayers=3またはplayers=4を指定します。

オンラインプレイは、各参加者が自分のPCと対応するROMデータを用意する方式で、ふたりから最大4人までに対応すると説明されています。通信には、操作のずれを補正するロールバック方式を採用。LANなどを使った直接接続のほか、ホストを介した接続なども用意されていますが、接続先や起動オプションの設定が必要です。

なお、オンラインで一緒に遊ぶ全員がv1.1.0を使用する必要があります。 v1.0.xとは互換性がなく、旧バージョンの利用者とは接続できません。

ワイド画面や高フレームレート表示も用意

『xmen2-pc』には、ステージを16:9のワイド画面で表示する機能や、高リフレッシュレートのモニターに合わせて映像を滑らかにする高フレームレート表示も用意されています。ワイド表示でも、キャラクター選択画面など一部の画面は従来の4:3表示のままです。

さらに、ふたりプレイ時に60フレーム/秒で動作させるオプションや、開始時のキャラクター指定などもあります。ただし、ワイド画面と高フレームレートは今回初めて追加された機能ではありません。 v1.1.0の主な変更点は、3〜4人プレイに関わる表示と操作の改善です。

遊ぶには米国版・欧州版の対応ROMが必要

配布されているのは、Windows 10/11の64ビット版向けZIPと、Linux x86-64向けZIPの2種類です。Linux版の対応環境にはSteam Deckなども挙げられています。Linuxでは別途SDL2が必要です。

ここで注意したいのが、配布ファイルにはゲーム本体のROMデータが含まれていないことです。利用者自身で対応するゲームのROMを用意し、起動時にそのファイルを指定する必要があります。受け付けるのは米国版・欧州版の指定データで、SHA-1ハッシュが61409e6cf6065ab67d8952b891d8edcf47777193と一致するファイルに限られます。日本版ROMへの対応は明記されていません。

手持ちのカートリッジからROMデータを取り出す方法については、当サイトの『Cartridge Reader(カートリッジリーダー)』レビューも参考になります。こちらでは、メガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を実際に吸い出しています。ただし、『X-Men 2: Clone Wars』で指定されたハッシュと一致するデータを取得できることを検証したものではありません。

4人プレイの安定性は今後の検証に注目

開発者は、3〜4人プレイについて、ほかの機能と比べてプレイテストの量が少ないと説明しています。GitHubには4人プレイ時のスクリーンショットが掲載されていますが、当サイトでは今回、4人同時プレイの実演映像や第三者による動作検証を確認できていません。ローカル・オンラインともに最大4人対応というのは、現時点では開発者による案内です。

また、開発者はプロジェクトの大部分をAIコーディングエージェントで作成したと説明しています。『xmen2-pc』はMarvelなどの権利者による公式移植ではなく、Windows版も未署名のため、起動時にOSの警告が表示される可能性があります。興味がある人は、配布元の説明や必要なROMの条件を確認しておきましょう。

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