ゲームボーイ/ゲームボーイカラー互換機『ModRetro Chromatic』向けの非公式ファームウェア『Shiny Relay』が、v1.1.0にアップデートされました。開発を手掛けるShiny GenのDavid Walter氏が2026年10月26日(日本時間10月27日)に発表したもので、新たにWi-Fi経由でゲームデータを本体にダウンロードできるようになっています。
これまではゲームを書き込むためにPCとChromaticをUSBケーブルで接続する必要がありましたが、今回の更新によって無線での転送が可能になりました。さらに、本体内蔵メモリーへの保存やファームウェア自体の無線更新にも対応しています。
●『Shiny Relay』公式サイト
https://shinyrelay.com/
●『Shiny Relay』公式ドキュメント
https://shinyrelay.com/docs/
●『Shiny Relay』公式インストーラー
https://install.shinyrelay.com/
Wi-Fiでゲームを転送。保存先は4種類に
今回の大きな変更点は、ChromaticにゲームデータをWi-Fi経由で送れるようになったことです。開発者の説明によると、ファームウェアの導入後にゲームファイルをアップロードし、Chromatic側からダウンロードする仕組みになっています。ゲームを入れ替えるたびにPCと本体をUSBケーブルでつなぐ必要がなくなるのは、うれしいポイントです。
ダウンロード先として用意されているのは、Chromatic本体のフラッシュメモリー、RAM、SDカード、ModRetro版『テトリス』カートリッジの4種類です。保存先によって使い方が異なり、内蔵フラッシュメモリーなら電源を切った後もゲームデータが残る一方、RAMは一時的にゲームを読み込んで遊ぶ用途に向いています。
従来から対応していた『テトリス』カートリッジへのゲーム書き込みも、今回の更新ではWi-Fi経由で行えるようになったというわけです。なお、ゲームファイルのアップロード方法や本体側での詳しい操作手順については、現時点で確認できていない部分もあります。
フラッシュカートリッジやSDカードがなくてもゲームを保存可能
特にユニークなのが、Chromatic本体に搭載されたフラッシュメモリーをゲームの保存先として利用できる点です。専用のフラッシュカートリッジはもちろん、ModRetro版『テトリス』カートリッジやSDカードを用意しなくても、内蔵メモリーにゲームをダウンロードできます。
David Walter氏によると、ゲームの保存に利用できるフラッシュメモリーの空き領域は約3.1MB。ゲームデータを圧縮することで、一部の4MBのゲームも収められるとしています。ただし、実際に保存できるゲームのサイズは圧縮率などによって変わる可能性があり、すべてのゲームに対応するわけではありません。
また、RAMにダウンロードしたゲームは電源を切ると消えるため、繰り返し遊びたいゲームはフラッシュメモリーなどに保存するのがよさそうです。開発者は、内蔵フラッシュメモリーやRAMからのゲームでも、従来の近距離・オンラインの無線通信機能を利用できると説明しています。
今後のファームウェア更新もWi-Fiで。ただしv1.1.0の導入にはUSBが必要
もうひとつの注目点が、ファームウェアの無線更新に対応したことです。これまではアップデート時にもPCとChromaticをUSBケーブルで接続する必要がありましたが、v1.1.0以降はWi-Fiを利用した更新が可能になります。
ただし、現在のファームウェアからv1.1.0に更新する際には、最後に一度USB接続が必要です。 開発者によると、開発元のインストーラーページからUSB経由でv1.1.0を導入すれば、その後のゲーム転送や対応するファームウェア更新はWi-Fiで行えるとのこと。すでに旧バージョンの『Shiny Relay』を使っている場合も、v1.1.0への更新をいきなり無線で済ませられるわけではないので注意しましょう。
初回導入やv1.1.0への更新には、データ通信に対応したUSBケーブルと、Google ChromeまたはMicrosoft Edgeを利用できるPCが必要です。導入手順は開発元の公式インストーラーとドキュメントで確認できます。
無線対戦に加えて、ゲームの入れ替えまでケーブルなしに
『Shiny Relay』は2026年10月12日に公開された非公式ファームウェアで、Chromaticの内蔵Wi-Fi機能を利用し、ゲームボーイの通信ケーブルによるデータのやり取りを無線で再現するものです。近くにあるChromatic同士の通信だけでなく、インターネットを経由した対戦やデータ交換にも対応しています。
当サイトでも10月13日の初報記事で、『ポケットモンスター』の交換や『テトリス』の対戦などに利用できることを紹介しました。当時、ゲームを『テトリス』カートリッジに書き込むにはUSB接続が必要でしたが、今回はゲームデータの転送そのものが無線化された点が大きな違いです。
これにより、通信プレイだけでなくゲームの入れ替えや今後の更新も、日常的にはケーブルを使わずに行える環境が整いつつあります。Chromatic本体については、当サイトの実機動画レビューでも紹介しています。
導入前にはバックアップを。非公式ファームウェアである点に注意
『Shiny Relay』は無料で提供されていますが、ModRetro公式のアップデートではなく、Shiny Genが開発する非公式ファームウェアです。導入時にはChromatic本体のファームウェアを書き換えるため、元のファームウェアを必ずバックアップし、開発元の注意事項を確認してから作業してください。『テトリス』カートリッジを書き換える場合も、元のゲームデータとセーブデータのバックアップが重要です。
また、ゲームデータは利用者自身が適法に用意する必要があります。今回のアップデートによって、すべてのゲームが正常に動作することが保証されたわけではありません。
なお、当サイトではv1.1.0の実機検証を行っておらず、Wi-Fi転送にかかる時間や、各モデルでの互換性などは確認していません。利用を検討している場合は、最新の対応状況や詳しい導入方法を開発元の案内で確認してください。


















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