プレイステーションで発売され、人気を博した戦略シミュレーションゲーム『ゼウス カルネージハートセカンド』のPC版が、1999年12月17日にアートディンクより発売された。このゲームは、OKE(Over Kill Engine)と呼ばれる無人型のロボットをプログラミングし、戦闘するといった思考タイプの作品である。
ゲームはストーリー仕立てになっており、プレーヤーの操る主人公が8ヵ月の訓練を受けるところからスタートする。序盤の訓練期間では、ゲームの基本となるOKEのセッティングの仕方を学ぶことができる。特に難しいといったことはなく、説明書を見ずにゲームを進めても問題はないぐらいである。
OKEのセットアップに思わず熱中
このゲームの最大の魅力は、時機のOKEのセットアップだ。機体やCPU、搭載する武器などはもちろんのこと、ゲームを進めていくうちにソフトウェアライセンス3級を取得することにより、OKEの思考プログラミングまで行えるようになるのである。機体の組み合わせもいろいろあり、個々に搭載可能な重量も決まっている。当然ながら、いろいろな機能を詰め込みぎると機体は重くなり、戦場では格好の的となってしまう。逆に軽い機体は戦場で素早く移動することが可能だが、火力や装甲がもろいなどの弱点が多くなってしまうのである。
これらのバランスを考慮し、よりより機体のセッティングをいかにして見つけるか? というのがプレーヤーの腕の見せ所というわけだ。さらに、オマケとしてOKEに張り付けるマークまで自作することが可能。自分のマークや機体カラーを塗り分けることにより、より愛着が沸いてくるのである。
PC版ならではのメールを利用した対戦も可能!
今回、ウィンドウズへの移植にあたり、追加された機能がある。それがメールを利用した友人との対戦である。これは、メールでお互いのOKEデータを送り、それぞれのマシンで結果を見られるというもので、リアルタイム性を要求されない、戦略シミュレーションならではの機能といえよう。
また、アートディンクのホームページより、OKEの追加データも入集可能だ。また、ここではユーザー同士の情報交換もBBSで盛んに行われている。もし、このゲームを購入してわからないことがあったり、対戦相手を見つけたいと思ったなら、一度訪れてみるのがいいだろう。
(高島おしゃむ)
ゲーム概要
タイトル:ゼウス カルネージハートセカンド
メーカー:アートディンク
対応ハード:Windows 95/98
ジャンル:シミュレーション
発売日:1999年12月17日
価格:8800円(税別)
必要環境
CPU:Pentium 266MHz以上
メモリ:32MB以上
HD空き容量:50MB以上
CD:4倍速以上
ディスプレイ:640×480ドット、ハイカラー
サウンド:PCM音源
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