Android向けPS3エミュ『ARMSX3』1.6.1公開! PS3風XMB画面を強化、AYN Thorなどの2画面端末にも対応

Android向けPS3エミュ『ARMSX3』1.6.1公開! PS3風XMB画面を強化、AYN Thorなどの2画面端末にも対応

Android/ARM64向けの非公式PlayStation 3エミュレーター『ARMSX3』のバージョン1.6が2026年11月2日、続く1.6.1が11月3日に公開されました(いずれも日本時間)。今回の更新では、PS3でおなじみのXMBを思わせるホーム画面やゲーム中のメニューが大幅に整備されたほか、AYN Thorなどの2画面端末向けに専用の操作画面が追加されています。

当サイトでは10月31日にバージョン1.5の更新を紹介しましたが、前回がグラフィックス処理の刷新を中心としたものだったのに対し、今回は普段目にする操作画面の変化が大きなポイントとなっています。

●『ARMSX3』1.6.1 リリース情報(GitHub)
https://github.com/ARMSX2/ARMSX3/releases/tag/1.6.1

●『ARMSX3』配布ページ(GitHub Releases)
https://github.com/ARMSX2/ARMSX3/releases

PS3風の波形やテーマを再現する「XMB Mode」

今回の目玉となるのが、PS3のメニュー画面を思わせる「XMB Mode」です。サイドメニューの「Boot XMB」の下にある「XMB Mode」から切り替えられ、PS3風の起動演出とともに、あの波打つような背景が表示されます。背景は月によって色が変わり、夜間には暗くなるなど、当時のPS3を思い出させる演出も取り入れられています。

さらに、PS3用テーマファイルの「.p3t」にも対応。テーマに含まれる背景画像やアイコン、効果音を反映できるほか、インストール済みのPS3ファームウェアから文字やフォント、起動音などのデータを利用します。ただし、実際のPS3のシステムメニューを起動する「Boot XMB」とは異なり、「XMB Mode」は『ARMSX3』独自の画面として作られたものです。これらのファームウェア関連データがアプリに同梱されているわけではありません。

見た目だけでなく、機能面も充実しています。PKGやフォルダー、ISO、CHD形式で管理するゲームについて、収録されている背景画像やBGM、アニメーションアイコンなどを表示可能。ゲームごとの設定やセーブステート、Mod、トロフィー、パッチなどの項目にも、この画面からアクセスできるようになっています。タッチ操作とコントローラー操作の両方に対応しており、ゲーム中もXMB風のメニューから各種設定を変更できます。

2画面端末向けの新UIを追加。ゲーム起動や描画処理も改善

11月3日に公開されたバージョン1.6.1では、AYN Thorや2画面ディスプレイ用アクセサリーを使用する端末向けの画面も追加されました。もうひとつのディスプレイにプレイ中のゲーム名やアイコン、FPSを表示し、ポーズやスクリーンショットのボタンを配置。時刻やバッテリー残量なども確認できるようになっています。XMB Mode使用時には、こちらの画面にも月ごとの配色やシステムフォントが反映されます。

また、XMB Mode内の通知表示も拡充されました。バッテリー警告やフレンド申請、ゲーム中の処理状況などがPS3風の通知として表示され、ゲーム停止時のエラー画面にも専用の演出が用意されています。

内部処理では、1.6で過去に生成したPPUコードのキャッシュを並列で読み込むように変更し、ゲームの起動を高速化。負荷の高いRetroArchシェーダーを低い解像度で処理する設定も加わっています。1.6.1ではARMのメモリアクセス順序やSPU DMAに関する修正も行われました。ただし、こうした変更によって個別のゲームがどの程度速く、安定して動くようになったかは未検証です。

『ARMSX3』1.6.1は開発元のGitHubで無償公開されています。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの公式アプリではなく、ゲームの互換性や日本語表示の完全性が保証されているわけではありません。

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