誰でも初めて買ったゲームというのがありますが、筆者の場合ファミコン用ソフトして本体と同時に購入したのが今回取り上げる『キン肉マン マッスルタッグマッチ』でした。
本作はタイトルにもあるように、当時大人気だった『キン肉マン』を題材にした対戦アクションゲームです。原作が盛り上がってきたのは様々な超人たちが登場したあたりだと思いますが、筆者が単行本を買って読んでいたのは1巻あたりぐらいで、ただのギャグ漫画という認識でした。そのため、このゲームに登場する超人たちについてもほとんど思い入れがありません。そのため、今となっては何で買ったのかその理由がさっぱりわからないという感じです(笑)
パンチとキックで間合いを掴む
ゲームはノーマルリングとつるつる滑る氷リング、ロープに電流が流れている電気リングの3つのステージから構成されています。8人の超人の中からふたりを選んでタッグを組み、タッグマッチで戦っていきます。
キャラクターが繰り出せる技は、パンチやキック、背後をとってのバックドロップなどですが、ときおりミート君が現れて「命の玉」と呼ばれるアイテムを、リング上に投げ入れてきます。
敵味方問わず、その「命の玉」を取ったキャラクターは必殺技を繰り出すことができ、相手を一気にノックダウンまで持ち込むことができるという感じです。
必殺技は各キャラクターによって異なり、ブロッケンJr.は卑怯だから禁止など様々なローカルルールがあったようですが、基本ボッチプレイだったのでそういうことはあまり気にしたことはありませんでした。
とくに筆者が大好きだったプレイは、相手キャラがこちらに向かってきたときにドロップキックを決めてロープに飛ばし、さらにその反動でやってきた敵をドロップキックで飛ばしという、ハメ技のようなもの。なんていうんですかね~、こういうせこいの大好きなんですよね(笑)。
そうしたこともあり、当時は『キン肉マン』自体の興味はほとんどなかったものの、ゲーム自体にはかなり満足していたという思い出があります。という記事を書いていたら、久々に本作をプレイしたくなってきたので、今回はこのへんで!
text.レトロゲームライター 高島おしゃむ