overkill.wtfが実施した、Steam Deckで人気の高いエミュレーターユーティリティ『EmuDeck』の開発者であるdragoonDorise氏へのインタビューで、現在開発中の次期バージョンについて語られていることがわかりました。
記事によると、最大の変更点は『EmuDeck』の全体的なデザインで、エクスペリエンスを強化することに重点が置かれているとのこと。これにより、ツールを起動すると頻繁に使用する機能やユーティリティに素早くアクセスできるようになります。
もうひとつの大きな変更点として、EmuDeckストアの導入についても触れられています。このストアでは、Emulation-Stationを通じて自由にインストールできるだけではなく、少なくとも現在開発中のバージョンではゲームもプレイできるとのこと。
さらに、下記に記載した新たなエミュレーターの導入も予定されています。
・MelonDS Standalone for Nintendo DS (Custom Mode)
・Rosalie’s Mupen GUI for Nintendo64 (Custom Mode)
・mGBA for GameBoy Advance (Custom Mode)
・Cemu AppImage for WiiU (On Manage Emulators)
・Pico8 and tic80 RetroArch Cores
PCからROMのコピーも容易に出来るようになる?
Steam DeckはLinuxベースのOSを採用していることもあり、ファイルフォーマットの違いでウィンドウズからファイルをコピーするのはなかなか手間が掛かります。そこで新たにPCからSteam Deckに簡単にファイルがコピーできる機能も追加される予定です。
この新たなツールにより、『EmuDeck』では必要なフォルダー構造を持つ外部USBメモリーを利用して、ウィンドウズからファイルの移動をすることができるようになります。
さらに、新たなバージョンの『EmuDeck』では、EmulationStation 2.0がネイティブで追加されSteamOS 3.5に伴うSDカードの変更を修正します。また、『EmuDeck』のインストール全体を内蔵SSDとMicroSD間で移動可能にしているほか、下記に記載した小さなバグ修正も行われています。
・PS3 Pkg パーサーを修正して、hdd のディスクを取得しないようにしました
・GyroDSUがついに動作しました
・Steam ショートカット パスの一括更新
・DOSBox 純粋な設定ディレクトリを修正
・Vita3Kランチャーを修正
・rvz ファイルで EmuDeck Compressor ツールを修正
・EasyRPG SRM パーサー
・再帰的 SRM パーサーが復活
・PPSSPP の CSO 形式のサポート
現時点でリリース日は決まっていない用ですが、現在はβテスターによるテストが行われているとのこと。そのため、今後数週間でリリースされると思われます。
via.overkill.wtf