Android版MAME「MAME4droid 2026」1.40公開!対戦相手を探せる「NetPlay Public Rooms」を実装

Android版MAME「MAME4droid 2026」1.40公開!対戦相手を探せる「NetPlay Public Rooms」を実装

Android向けのMAMEエミュレーター「MAME4droid-Current」の最新版となる「MAME4droid 2026(0.289) 1.40」が公開されました。

●MAME4droid 2026(0.289) 1.40 — GitHub Releases
https://github.com/seleuco/MAME4droid-Current/releases/tag/v1.40

今回のアップデートで大きな目玉となっているのが、NetPlayで一緒に遊ぶ相手を探せる新機能「NetPlay Public Rooms」です。

これまでMAME4droidのNetPlayでは、インターネット経由でほかのプレイヤーと直接接続して遊ぶことができたものの、接続する相手のIPアドレスをあらかじめ知っておく必要がありました。

新たに追加されたPublic Roomsでは、ホストがプレイするゲームを公開ルームとして登録し、ほかのプレイヤーが一覧から参加できるようになります。

公開ルームから対戦相手を探せるように

「Public Rooms」は、いわゆるオンラインゲームのロビーに近い機能です。ホスト側がゲームを公開するとPublic Roomsのボードに部屋が表示され、同じゲームを遊べる環境を持つプレイヤーは、そこからルームを選んで接続できます。

各ルームには短い「Room Code」も割り当てられるため、知り合いにコードを伝えて同じ部屋に入ってもらうといった使い方も可能です。

また、誰でも参加できるルームだけではなくPINで保護したルームも作成できます。開発者の説明によるとPINそのものがPublic Roomsのサーバーに送信されることはなく、サーバー側ではハッシュのみを扱う設計になっています。

接続できそうかを緑・黄・赤で事前に表示

Public Roomsでは、単に公開されている部屋を並べるだけではなく、相手との接続が成立しそうかを事前に確認するための機能も用意されています。

STUNによる測定結果をもとに、接続できる可能性を緑・黄・赤で表示。たとえば双方のネットワーク環境が直接接続に適していない場合などは赤で表示され、接続できないルームへの参加を防ぐ仕組みになっています。

また、同一LAN上にあるルームも判別可能で、同じ家庭内などにある端末同士ではインターネット側を経由せずLAN内で接続します。

参加しようとしているゲームに必要なROMがROMフォルダに存在するかどうかも事前にチェックされます。利用できないルームについても一覧から消されるわけではなく、グレーアウトした状態で表示される仕様です。

ひとりで遊びながら相手を待てる「Drop-in NetPlay」

もうひとつ面白い新機能が「Drop-in NetPlay」です。これまでのNetPlayでは、相手が接続してくるまで待機画面で待つ必要がありました。

v1.40ではホスト時に「Start now」を選ぶことで、Public Roomsに部屋を公開したまま、先にひとりでゲームを開始できます。

その状態でほかのプレイヤーが参加すると、ホスト側の現在のゲーム状態が相手に転送され、そこからふたりで続きをプレイできます。

参加したプレイヤーが途中で退出した場合でもゲームは終了せず、ホストはそのままひとりで続きを遊ぶことが可能です。

ただし、このDrop-in機能を利用できるのは「Rollback」方式のNetPlayのみで、「Lockstep」方式には対応していません。

Public Roomsはゲーム通信を中継するサーバーではない

ここで注意しておきたいのが、Public Roomsのサーバーそのものがゲームの通信を中継しているわけではないという点です。

Public Roomsが担当するのは、どのゲームをホストしているプレイヤーがいるのかを一覧にして、参加したいプレイヤーとの接続を仲介するところまで。

相手が見つかった後の実際のNetPlay通信については、これまでと同じようにAndroid端末同士が直接接続するP2P方式で行われます。

つまりPublic Roomsは、ゲーム通信を処理するリレーサーバーというよりも、対戦相手を見つけるための「掲示板」のような役割を担っているわけです。

アカウントやログインも不要

Public Roomsは任意で利用する機能となっており、初めて利用するときに接続についての確認が表示されます。

利用しない場合でも、従来のIPアドレスを指定するManual NetPlayは引き続き利用できます。

開発者によればPublic Roomsを利用するためのアカウントやログイン、ユーザー名、広告IDなどは不要です。

公開されたルームについても、ホスト側から更新されなくなると約1分で失効する仕組みになっています。

また、Public Roomsにはチャット機能を搭載しない方針が明言されています。Public Rooms用のサーバーソフトウェア自体もオープンソースで公開されています。

MAME4droidのNetPlayがかなり手軽に

MAME4droidはAndroid向けに開発されているMAMEベースのエミュレーターで、現在のMAME4droid CurrentはMAME 0.289をベースにしています。Google Playでも配信されています。

今回追加されたPublic Roomsによって、これまでのようにDiscordなど別の手段で相手を探してIPアドレスを交換しなくても、MAME4droid上から一緒に遊べる相手を探せるようになりました。

さらにDrop-in NetPlayを利用すれば、相手が現れるまで何もせず待つ必要もなく、ひとりでゲームを進めながら参加者を待つことができます。

もちろん実際の通信品質や接続の可否は、それぞれのネットワークやNATなどの環境にも左右されます。また、NetPlayがすべてのゲームで問題なく利用できることを保証するものではありません。

それでもAndroid端末を使ったアーケードゲームのオンラインプレイにおいて、「一緒に遊ぶ相手をどうやって見つけるか」という部分を大きく改善するアップデートといえそうです。

MAME4droid 2026(0.289) 1.40は、GitHubの「MAME4droid-Current」リポジトリなどから入手できます。

※MAME4droidにはゲームのROMデータは含まれていません。利用するゲームデータについては、各自で適切に用意する必要があります。

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