2022年9月15日から18日まで、千葉県の幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2022」。そこに出展されていたのが、今年の後半に出荷開始が予定されている話題のゲーム機『Steam Deck(スチームデック)』です。同イベントには、Valve CorporationとSteam Deckからライセンスを受けて日本での販売も担当するKomodoがブースを展開。実際に実機を触ることができたので、そのレポートをお届けします。
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https://steamdeck.komodo.jp/
今回はTGS2日目の朝一だったということもあり、待ち時間はわずか15分でした。それも順番に中に入れていくというバケツリレー方式ではなく、15分単位の入れ替え制といった感じになっていました。列に並ぶ前に「WiFi試遊機」と「通常試遊機」のどちらかを選ぶことになります。
「WiFi試遊機」でプレイ出来るのは『Apex Legends』。「通常試遊機」ではそれ以外の多数のゲームを好きに選んでプレイ出来るようになっており、今回は後者を選択してみました。
順番が来てブースの中に誘導されると、最初に『Steam Deck』などの使い方を説明した映像が、でかいモニターで見せられます。それが終わると、いよいよ試遊の開始。最初に棚に入っている『Steam Deck』をそれぞれが持ち出して、開いているイスなどに座りプレイしていくことになります。
実機を触るとむしろデカイほうがいいことがわかった
まずは本体をじっくりとチェック。『Steam Deck』がいまいち触手が伸びなかったところが、「ちょっと携帯ゲーム機にしてはでかすぎるんじゃ?」ということでした。実際に手に持ってみると、たかしにWiiUのゲームパッドよりちょっと大きく感じはするものの、それよりも驚いたのが思ったよりも軽いということです。なんなら片手で持ってもそれほど負担にならず、快適にゲームがプレイできそうな印象でした。
そして画面が本体が大きいと言うことは、当然のことながら画面もその分大きくなります。こちらも老眼でゲームをしていると目がしょぼしょぼしてきがちなおじさん世代にはなかなかありがたいかもしれません。小っちゃい画面でゲームをプレイするのは辛いですからね(笑)。
本体の手触りもかなりよく、ボタン類もプレイしていて気になるような部分はほとんどありませんでした。
ゲームのパフォーマンス不足はとくに感じず
この「東京ゲームショウ2022」でプレイ可能になっていたのは、下記のタイトルです。この中から、『Marvel’s Spider-Man Remastered』と『ELDEN RING』、『PowerWash Simulator』の3本をプレイしてパフォーマンスをチェックしてみることに。まずは『Marvel’s Spider-Man Remastered』。ほぼPS4やPS5でプレイしていたときと何ら変わらない印象でゲームを遊ぶことができます。『ELDEN RING』はなぜかマシンがフリーズして交換になりましたが、こちらもゲームプレイ中はほぼなんの不満もないパフォーマンスで遊べそうな印象でした。
最後にプレイした『PowerWash Simulator』は、つい最近まで自宅のPCで遊んでいたので最も比較しやすかったのですが、こちらも携帯ゲーム機でありながら十分すぎるパフォーマンスといった感じです。これらはちょっと甘めの意見としてというわけではなく、単純に感じたことなので、これぐらいあればほぼ不満を感じることはないと思われます。
- ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN
- Aperture Desk Job
- エーペックスレジェンズ (一部エリアのみ)
- Core Keeper
- スーパーダンガンロンパ 2 さよなら絶望学園
- DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT
- Devil May Cry 5
- ELDEN RING
- FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE
- Hades
- 初音ミク Project DIVA MEGA39’s +
- レゴ ® スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ
- Marvel’s Spider-Man Remastered
- MELTY BLOOD: TYPE LUMINA
- No Man’s Sky
- ペルソナ 4 ザ・ゴールデン
- PowerWash Simulator
- SCARLET NEXUS
- ソニックオリジンズ
- Stardew Valley
- Stray
- Tales of Arise
- Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge
- 龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル
『Steam Deck』で素晴らしいと感じたところはいくつかありますが、そのうちのひとつがゲームを起動したときのアナウンスです。こちらは写真を撮り忘れましたが、そのゲームで使用するキーが何か教えてくれるので、迷わずゲームがプレイ出来るようになっています。
また、ボタンを押すことでゲームの切り替えや細かな設定も呼び出すことが可能です。このあたりは、むしろPCゲームでありながらPCで遊ぶゲームよりも快適に感じる部分かもしれません。
百聞は一見にしかず! 触ってみればわかる完成度の高さ
筆者のように、さほど『Steam Deck』に興味を持っていなかったという人も多いと思いますが、実際に触って見ると、カタログスペック上からだけではわからなかった良さがいろいろと見えてきます。まさに「百聞は一見にしかず」ではありませんが、せっかくの機会なので「東京ゲームショウ2022」に遊びに行く予定の人は、ぜひチェックしてみてください。
ブース詳細・地図: https://komodo.jp/ja/tgs2022.html
イベント: 東京ゲームショウ
開催場所: 幕張メッセ
日時: [ビジネスデイ] 9月15日、16日 10:00~17:00
[一般公開日] 9月16日14時~18時、9月17日・18日10時~18時
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