AmigaOS 68kで『Carmageddon』をプレイ!「Carmageddon 68k」v1.03公開、MiniGL描画とGUIランチャーを追加

AmigaOS 68kで『Carmageddon』をプレイ!「Carmageddon 68k」v1.03公開、MiniGL描画とGUIランチャーを追加

1997年に登場した過激なカーアクションゲーム『Carmageddon』をAmigaOS 68k環境で動かすためのプロジェクト「Carmageddon 68k」が、v1.03にアップデートされました。今回のバージョンではベースとなる「Dethrace」のソースが0.10.1に更新されたほか、新たにMiniGLレンダラーとGUIランチャーが追加されています。

●Carmageddon 68k
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「Carmageddon 68k」は、オリジナル版『Carmageddon』の動作を解析し、現代の環境でネイティブに動かすことを目指すオープンソースプロジェクト「Dethrace」をベースに、Motorola 68kを搭載したAmigaOS向けに移植したものです。

Dethraceでは、オリジナルの実行ファイルをそのままエミュレーションするのではなく、解析した処理をC言語のコードとして再構築する作業が進められています。

MiniGLレンダラーを新たに追加

今回のv1.03で注目したいのが、MiniGLレンダラーの追加です。

これまで「Carmageddon 68k」では、CyberGraphX(CGX)環境向けのほか、AGAやOCS/ECSのHAM6を利用した描画にも対応していました。今回ここにMiniGLを利用する新たな描画経路が加わったことで、グラフィックス機能を強化したAmiga環境では新たな選択肢が利用できるようになっています。

そもそも『Carmageddon』は1997年にPC向けとして登場したフル3Dのカーアクションゲームです。そのため、標準的なAmiga 500などで快適に動かすことを想定したものではなく、高速な68k CPUや拡張されたグラフィックス環境などを備えたAmigaほど、この移植版を活用しやすくなります。

GUIランチャーの追加で設定も簡単に

もうひとつの大きな変更が、GUIランチャーの追加です。

従来は使用する実行ファイルやオプションなどを環境に合わせて設定する必要がありましたが、GUIランチャーによって各種設定を行いやすくなっています。コマンドラインのオプションを毎回指定する手間が減るため、実際に遊ぶうえではこちらも大きな改善点といえそうです。

なお、以前のバージョンではパフォーマンスを約20%改善するアップデートや、Workbenchへ戻った際に発生するグラフィックス表示の不具合修正、AmigaOS 3.2対応アイコンの追加なども行われています。

また「Joy2Key2」にも対応しており、ジョイスティックやゲームパッドのボタンをキーボード操作に割り当てることも可能です。

『Splat Pack』にも対応。ただし製品版データは別途必要

「Carmageddon 68k」はオリジナル版『Carmageddon』に加えて、拡張パックの『Splat Pack』にも対応しています。

ただし、配布されているデータに製品版『Carmageddon』そのもののゲームデータが含まれているわけではありません。配布パッケージにはデモ版のアセットのみが含まれており、製品版をプレイする場合はオリジナルのゲームデータを別途用意する必要があります。公式ページではGOG版などが例として挙げられています。

また、CDがない環境では音楽ファイルからBGMを再生する仕組みも用意されています。

『Carmageddon』のような1990年代後半のPC向け3Dゲームを、Motorola 68kベースのAmigaOS上でどこまで動かせるのかというだけでも興味深い「Carmageddon 68k」。MiniGLへの対応が追加されたことで、PiStormなどを含む現代の高性能Amiga環境で試してみたくなるアップデートとなっています。

via.GenerationAmiga

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