米国のレトロゲーム関連ショップStone Age Gamerに、バーチャルボーイ用フラッシュカート『HyperBoy+ 32Mbit Flashcart』が入荷しました。価格は224.99ドルで、RetroRGBによると注文後すぐに発送できる在庫が用意されているとのこと。
●HyperBoy+ 32Mbit Flashcart販売ページ
https://stoneagegamer.com/hyperboy-32mbit-flashcart.html
●RetroOnyx公式製品ページ
https://www.retroonyx.com/product-page/hyperboy-32mbit-flashcart-1
本製品は、ゲームデータを書き換えて利用できるフラッシュカートであることに加えて、カートリッジ表面に4色のeInkディスプレイを搭載。書き込んだゲームに合わせて、カートリッジのラベル画像も変更できます。
ゲームを入れ替えるたびに、見た目まで専用カートリッジのように変えられるというユニークな製品です。
以前紹介した『HyperBoy』の上位モデル
『HyperBoy+』は、RetroOnyxのKevin Mellott氏が開発したバーチャルボーイ用フラッシュカートです。当サイトでは2021年に、通常版の『HyperBoy』が予約販売を開始したことをご紹介しました。
通常版の『HyperBoy』は、より高機能な『HyperFlash32』をベースにしながら、eInkディスプレイ、静電容量式タッチボタン、振動機能、microSDカードスロットなどを省略。PCとUSBで接続し、ゲームを1本ずつ書き換えるシンプルな製品として作られていました。
今回販売されている『HyperBoy+』は、この『HyperBoy』へBWRY方式のeInkディスプレイを追加した上位モデルです。カートリッジの外装も、通常版のアルミカバーと3Dプリント製フレームを組み合わせた構成から、フルアルミニウム製のシェルへ変更されています。
カラーは、バーチャルボーイをイメージしたレッドとブラックの2種類が用意されています。
黒、白、赤、黄の4色でゲームラベルを表示
『HyperBoy+』に搭載されているのは、BWRY方式のeInkディスプレイです。BWRYは、Black、White、Red、Yellowの頭文字を取ったもので、黒、白、赤、黄の4色を表示できます。
専用のPC用ソフトを利用することで、ゲームデータと一緒にラベル用の画像をカートリッジへ転送可能。書き込まれているゲームに合わせて、カートリッジ表面の画像を変更できます。
eInkは、画面を書き換えるとき以外は電力をほとんど必要としません。そのため、バーチャルボーイ本体からカートリッジを取り外した後も、転送したラベル画像がそのまま表示され続けます。
一般的なフラッシュカートでは、どのゲームが書き込まれているかを外見から判断できません。『HyperBoy+』ではeInkディスプレイが電子ラベルとして機能するため、ひと目でゲームを確認できます。
microSDカードは非搭載。ゲームはPCから1本ずつ書き換え
『HyperBoy+』は、複数のゲームをmicroSDカードへ保存して、本体側のメニューから選択するタイプのマルチカートリッジではありません。
ゲームデータを変更するときは、カートリッジをUSB経由でWindows PCへ接続し、専用ソフト『HyperStudio』から書き込みます。
カートリッジ本体に保存できるゲームは基本的に1本のみです。別のゲームを遊ぶときは、PCへ接続してゲームデータとラベル画像を書き換える必要があります。
フラッシュメモリーの容量は32Mbitで、バイト換算では4MB。市販されたバーチャルボーイ用ゲームだけではなく、大容量の『Hyper Fighting』を含む自作ゲームにも対応できる容量が確保されています。
セーブデータ用として、32k×8のバッテリーバックアップSRAMも搭載。専用ソフトを利用して、SRAMに保存されたセーブデータをPCへバックアップできます。
主な仕様は以下の通りです。
・32Mbitフラッシュメモリー
・32k×8バッテリーバックアップSRAM
・BWRY方式4色eInkディスプレイ
・フルアルミニウム製シェル
・ゲーム書き換え用USBポート
・ゲームおよびラベル画像の書き換えに対応
・SRAMセーブデータのバックアップに対応
ドナーカートリッジを使用せず新品部品だけで製造
『HyperBoy+』は、既存のバーチャルボーイ用カートリッジからケースやコネクターを流用せず、すべて新品の部品で製造されています。
バーチャルボーイのように流通したゲームや周辺機器の数が少ないハードでは、古いカートリッジを分解してパーツを利用する製品もあります。
しかし、ドナーカートリッジを必要とする方法では、製品を作るたびにオリジナルのカートリッジがひとつ失われてしまいます。新品部品だけで製造できる『HyperBoy+』は、既存のゲームを破壊せずに生産できる点も特徴です。
『HyperFlash32』や『MrCART』とは使い勝手が異なる
RetroOnyxの上位製品にあたる『HyperFlash32』は、本体にmicroSDカードスロット、eInkディスプレイ、静電容量式タッチボタンなどを搭載しています。複数のゲームをmicroSDカードへ保存し、PCへ接続せずに書き込むゲームを変更できるのが特徴です。
一方の『HyperBoy+』はmicroSDカードを搭載していないため、ゲームを変更するたびにPCが必要です。その代わり、構造をシンプルにすることで『HyperFlash32』より価格が抑えられています。
また、バーチャルボーイ本体の画面にゲーム選択メニューを表示する『MrCART』のようなマルチカートリッジとも、使い勝手が大きく異なります。
複数のゲームを持ち運び、その場で切り替えたい場合はmicroSD対応製品が便利です。ゲームを1本ずつ書き込み、実物のカートリッジに近い感覚で扱いたい場合は、電子ラベルを搭載した『HyperBoy+』が面白い選択肢になりそうです。
Stone Age Gamerで224.99ドル
『HyperBoy+ 32Mbit Flashcart』は、Stone Age Gamerで224.99ドルで販売されています。RetroRGBが2026年8月13日に公開した情報によると、レッドとブラックの両方が用意され、注文後すぐに発送できる状態とのことです。
バーチャルボーイ用のフラッシュカートは生産数が少なく、過去のモデルも長期間在庫切れになることがありました。購入を検討している人は、販売ページで最新の在庫状況を確認しておきましょう。
via.RetroRGB
















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