2026年にC64新作『Binky: Frozen in Time』発売。D64で実機・C64 Mini・VICEに対応

2026年にC64新作『Binky: Frozen in Time』発売。D64で実機・C64 Mini・VICEに対応

Thalamus Digital Publishing Ltd.は2026年9月24日、Commodore 64(C64)向けの完全新作プラットフォームゲーム『Binky: Frozen in Time』を発売しました。

●Binky: Frozen in Time – itch.io
https://thalamusdigital.itch.io/binky-frozen

本作はいわゆる「C64風」のレトロゲームではなく、実際にCommodore 64向けとして開発された新作タイトルです。ゲームデータはD64形式で提供されており、実機C64のほか、C64 UltimateやC64 Mini、C64エミュレーターなどを使ってプレイできます。

足場をすべて凍らせて出口を目指すプラットフォームゲーム

『Binky: Frozen in Time』の主人公は、忘れ去られた時代からやってきた氷のドラゴン「Binky」。ところが時間をさかのぼる旅の途中で、頼りにしていた「氷の息」を失ってしまいます。

そこで武器になるのが、Binky自身の足跡です。Binkyが「凍らせることのできる足場」の上を通ると、その足場が氷に変化。ステージ内にある対象の足場をすべて凍らせることで出口となるポータルが起動し、制限時間内にそこへたどり着けばステージクリアとなります。

用意されているのは全20ステージ。ハシゴやコンベア、エレベーターなどを利用しながらルートを考え、鍵を探して扉を開けたり、スイッチを操作したりして先へ進んでいきます。敵や炎、溶岩、レーザー、プレス機など多数の障害物も登場するほか、一度凍らせた足場を元に戻してしまう敵も存在します。

D64形式で配布。実機C64やVICEでプレイ可能

デジタル版は、Commodore 1541などのフロッピーディスクを再現したディスクイメージとして広く利用されている「D64形式」で提供されています。そのため、対応した環境があれば購入後すぐにゲームを入手してプレイできます。

公式ではC64エミュレーターのほか、C64 UltimateやC64 Miniなどのハードウェアにも対応すると案内されています。さらに開発元は、より良い環境として実際のC64ハードウェア、またはC64エミュレーター「VICE」の利用を推奨しています。

ハイスコアの保存にも対応しており、起動時にデバイス8として書き込み可能なストレージが認識されている場合は、「BINKYFIT.HS」というファイルを利用してハイスコアデータを保存します。保存可能なストレージがない場合でもゲーム自体はそのままプレイできます。

通常価格は8.99ドル。発売記念セールも実施中

『Binky: Frozen in Time』のデジタル版はitch.ioで販売されており、通常価格は8.99ドル。発売を記念して20パーセントオフとなるセールが実施されており、現在は7.19ドルで購入できます。

セール期間は2026年10月1日1時46分(UTC)までで、日本時間では同日10時46分までとなります。購入するとゲームデータを収録したZIPファイルをダウンロードでき、その中のD64形式のデータを対応環境で使用する形です。

また、Thalamus Digital Publishingでは物理版の発売も予告しています。ただし、現時点で発売されているのはデジタル版のみで、物理版の発売時期や詳細については今後発表される予定です。

C64時代から続くThalamusブランドの新作

本作のプログラムを担当したのはChris Shrigley氏で、Art & DesignをTerry Lloyd氏、音楽と効果音をTomas Danko氏が担当しています。このほか、カバーアートはSimon Phipps氏、ローディング画面はPaul “Dokk” Docherty氏が手掛けています。

Thalamusは1980年代後半から1990年代初頭にかけて、Commodore 64を中心に『Sanxion』『Delta』『Hunter’s Moon』『Armalyte』などを展開してきたブランドです。現在のThalamus Digital Publishingも、現行機向けタイトルと並行してC64やAmiga、Game Boy、ZX Spectrumなどレトロハード向けの作品を扱っています。

Commodore 64の登場から40年以上が経過した2026年になっても、単なる復刻や「レトロ風」作品ではなく、実際のC64で動作する完全新作がリリースされているのは興味深いところです。『Binky: Frozen in Time』は、そうした現在進行形のC64シーンを実際に試せる一本となっています。

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