Android向けのゲーム用フロントエンド「Wave Launcher」の最新版となる「Wave Launcher 1.0.2」が、2026年9月29日に公式GitHubで公開されました。今回のアップデートでは、コントローラープロファイルの調整機能やゲームごとのエミュレーター選択が改善されたほか、大規模なゲームライブラリーを利用している環境での応答性向上などが行われています。
Wave Launcherは、PlayStation 3のXrossMediaBar(XMB)をモチーフにしたAndroid向けのフロントエンドです。ゲームライブラリーやAndroidアプリなどをまとめて管理できますが、Wave Launcher自体にエミュレーター機能が搭載されているわけではなく、利用するエミュレーターは別途インストールして設定する仕組みになっています。
●Wave Launcher 1.0.2(公式GitHub)
https://github.com/WaveLauncher/WaveLauncher/releases/tag/1.0.2
●Wave Launcher 1.0.1(公式GitHub)
https://github.com/WaveLauncher/WaveLauncher/releases/tag/1.0.1
●Wave Launcher公式GitHub/README
https://github.com/WaveLauncher/WaveLauncher
コントローラーを自分の環境に合わせて細かく調整
1.0.2で目を引くのが、コントローラープロファイルのカスタマイズ機能です。
ボタンの再割り当てに加えて、アナログスティックのキャリブレーション、各操作の有効・無効の切り替え、さらにコントローラーの優先順位を設定できるようになっています。複数のゲームパッドを使い分けている場合や、入力のクセがあるアナログスティックを使用している場合など、環境に合わせて操作系を調整しやすくなりました。
なお、今回のリリースノートでは「コントローラープロファイルのカスタマイズ」と「ゲームごとのエミュレーター選択」は別々の機能として案内されています。そのため、ゲームごとにコントローラープロファイルを自動的に切り替えられるとまでは確認できていません。
ゲームごとに使用するエミュレーターを選択可能
もうひとつ実用面で大きな変更が、ゲーム単位で利用するエミュレーターを選択する機能の改善です。
Wave Launcherでは機種・プラットフォーム単位で利用するエミュレーターを設定できますが、それに加えて個別のゲームにエミュレーターを割り当てることもできます。1.0.2では、このゲーム単位のエミュレーター選択が改善されています。
同じ機種のタイトルでも、ゲームによって相性のいいエミュレーターや設定が異なる場合があります。そのため、基本的には機種ごとの設定を利用しつつ、一部のゲームだけ別のエミュレーターで起動するといった使い分けがしやすくなるのがポイントです。
大量のゲームを登録した環境での応答性も改善
ライブラリー関連では、大量のゲームを登録している環境で、Wave Launcherの起動やライブラリーのスキャンがよりレスポンス良く動作するよう改善されています。
長いアルファベット順のリストで指定した文字へジャンプする機能も追加されており、ゲーム数が多い環境で目的のタイトルを探しやすくなりました。初回セットアップについても、権限設定やゲームディレクトリーに関する案内、タッチ操作、設定途中で中断した場合の復帰などが改善されています。
Android関連では、ゲーム、アプリ、エミュレーターのレイアウト設定が追加されたほか、アプリが誤ったフォルダーに分類されたり重複表示されたりする問題も修正されています。このほか、PS3のフォルダー形式ゲームが正しく検出・起動されない問題など、ライブラリー管理に関する複数の不具合が修正されています。
M3U対応自体は1.0.1ですでに実装済み
複数枚組ゲームについても変更が加えられていますが、ここは旧バージョンとの違いに注意が必要です。
1.0.2のリリースノートにはM3Uプレイリストを使った複数枚ゲームのグループ化やディスク/トラック番号について記載されていますが、M3Uプレイリストへの対応自体は1.0.1ですでに追加されていました。1.0.1では、M3Uを利用した複数枚ゲームの自動グループ化も案内されています。
今回の1.0.2では、複数枚ゲームでスクレイピングやメタデータに正しい情報が使用されるよう修正されているため、M3U関連機能の新規搭載というよりも、既存機能の整備や精度向上と捉えたほうがよさそうです。
同様にWave PortalのHTTPSについても、1.0.1ですでにHTTP/HTTPS対応が記載されています。1.0.2にもHTTPS関連の変更が掲載されていますが、これについても新搭載ではなく既存機能の改善として見る必要があります。
プラットフォームアイコンも追加
このほか、Atari JaguarやAtari Lynx、NEOGEO Pocket、NEOGEO Pocket Color、PlayStation 4、Sega Game Gear、Xbox 360など、複数のプラットフォーム用アイコンが追加されています。
ただし、これはあくまでもWave Launcher上で利用するプラットフォームアイコンの追加です。各機種のエミュレーション機能そのものがWave Launcherに追加されたという意味ではないので、その点は注意が必要です。
今回の1.0.2は、派手に対応機種を増やすタイプのアップデートというよりも、使用するゲームパッドやゲームに合わせて起動環境を整えやすくすることに重点が置かれています。とくに複数のエミュレーターやコントローラーを使い分けているユーザーにとっては、日常的な使い勝手に直結するアップデートといえそうです。
via.Retro Handhelds









![GAMEBANK-web.comよりゲームギアの吸い出しができる『GGプラグインアダプター V2.1 [RetroDumper]』が発売](https://retro-gamer.jp/wp-content/uploads/2025/02/615ONzE-JYL._AC_SL1365_-485x323.jpg)




ダンジョンズ&ドラゴンズ ビジュアル大全 半世紀を超えるその歴史とアート









ゲームコンソール2.0