PS Vitaのフォルダーの中にフォルダーを作れる!非公式ツール『nestfolder』がFW3.60~3.74に対応

PS Vitaのフォルダーの中にフォルダーを作れる!非公式ツール『nestfolder』がFW3.60~3.74に対応

PS Vitaのホーム画面「LiveArea」で、フォルダーの中にさらにフォルダーを作成できる非公式ツール『nestfolder』の最新版v1.0.3が、2026年11月2日(日本時間)に公開されました。

本ツールはemrhky氏が開発したもので、通常のPS Vitaでは利用できないフォルダーの入れ子構造を実現するtaiHENプラグインです。最新版では、市販のPS Vita向けファームウェア3.60~3.74への対応が追加されています。

なお、本ツールは改造済みのPS Vita向けに開発されたものであり、ソニー公式の機能ではありません。

●nestfolder 配布ページ(GitHub)
https://github.com/emrhky/nestfolder/releases

●nestfolder 公式README(GitHub)
https://github.com/emrhky/nestfolder

標準ではできない二重フォルダーでゲームやアプリを整理!

PS Vitaには、ホーム画面に並んだゲームやアプリをフォルダーにまとめる機能が標準で搭載されています。しかし、通常はフォルダーの中に別のフォルダーを入れることができず、大量のゲームやアプリを整理する際には不便な部分もありました。

『nestfolder』は、こうした制限を取り払い、フォルダーを2階層まで作成できるようにするツールです。

例えば、ホーム画面に「ゲーム」というフォルダーを作成し、その中に「アクション」や「RPG」といったフォルダーを配置するといった使い方が可能になります。ゲームやアプリを大量にインストールしている場合でも、ジャンルや用途ごとに分類することで、目的のものを探しやすくなりそうです。

操作方法も通常のフォルダーに近く、編集モードで別のフォルダーにドラッグ&ドロップすることで入れ子構造を作成できます。内側のフォルダーを開くことはもちろん、アプリの移動や並べ替え、フォルダー名の変更などにも対応しています。

また、11月2日(日本時間)に公開されたv1.0.2では、フォルダーアイコンの表示に関する機能も改善されました。内側のフォルダーに変更を加えた際、再起動しなくてもアイコンが更新されるようになったほか、外側のフォルダーのアイコンにも、内側のフォルダーが小さく表示されるようになっています。

FW3.60~3.74に対応!導入やアンインストール時には注意も

今回公開されたv1.0.3では、対応するファームウェアの範囲が拡大されました。市販のPS Vitaでは3.60~3.74に対応するほか、開発機やテスト機向けの3.600.011~3.730.011などもサポートされています。

ただし、開発者によると実機で動作テストを行ったのはファームウェア3.65のみで、それ以外についてはホーム画面を管理する「SceShell」のバイナリーとの照合によって検証したとのことです。そのため、対応するすべてのファームウェアで正常に動作することが実機で確認されているわけではありません。

導入するには、HENkakuを利用できる改造済みPS Vitaが必要です。HENkakuの設定で「Enable Unsafe Homebrew」を有効にしたうえで、VitaShellから配布されているVPKファイルをインストールし、専用インストーラーを実行する仕組みになっています。

初回実行時には、ホーム画面のデータベースであるapp.dbと、プラグイン設定ファイルのconfig.txtが、ux0:data/nestfolder/first_backup/にバックアップされます。

また、アンインストールする際にも注意が必要です。プラグインのファイルだけを手動で削除すると、入れ子になったフォルダーを操作した際にホーム画面がフリーズする可能性があります。

そのため、削除する場合は専用インストーラーのアンインストール機能を使用し、内側のフォルダーをホーム画面に戻してからプラグインを削除する必要があります。

『nestfolder』は、PS Vitaのホーム画面をより柔軟に整理できる興味深いツールです。とくに多くのゲームやアプリを利用しているユーザーにとっては便利な機能といえそうですが、システムのデータベースやホーム画面の動作に関わる非公式ツールでもあります。導入を検討する場合は、データのバックアップを確保し、対応状況や復旧方法を十分に確認しておくことが重要です。

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