Jailbreak済みPS5向けGC/Wiiエミュ「Porpoise 2.5」公開。音割れ改善、WiiでGCコントローラーにも対応

Jailbreak済みPS5向けGC/Wiiエミュ「Porpoise 2.5」公開。音割れ改善、WiiでGCコントローラーにも対応

Jailbreak済みPlayStation 5上でゲームキューブ/Wiiタイトルを動かすことができるDolphinベースのエミュレーター「Porpoise 2.5」が、2026年10月7日に公開されました。

今回のアップデートでは、ゲームの処理速度が落ちたときに発生する音割れの改善に加えて、Wiiタイトルでのゲームキューブコントローラー対応や、Dolphinに内蔵されているGraphics Modsへの対応など、実際にゲームを遊ぶうえで大きな機能強化が行われています。

●Porpoise 2.5 – GitHub
https://github.com/elripalda/Porpoise-Dolphin-Emulator-for-PS5/releases/tag/v2.5

ゲームが低速になったときの音割れを改善

Porpoise 2.5で大きく変更されたのが、ゲームの処理速度がフルスピードを下回った場合の音声処理です。

これまではゲームの動作速度が低下した際に音声が割れることがありましたが、Porpoise 2.5ではPC版Dolphinと同様に、Dolphin側のミキサーを利用する新しい音声方式が正式に導入されています。

設定画面の「Audio」から音声プリセットを変更できるほか、ゲーム中のメニューにもAudioタブが追加されています。従来方式を使用したい場合は、「Classic(2.1)」を選択することも可能です。

PS5上でのエミュレーションではタイトルや場面によって処理速度が安定しないケースも考えられるため、こうした場面で音声が聞きやすくなるのは実用面でも大きな改善といえそうです。

Wiiタイトルでゲームキューブコントローラーが利用可能に

Porpoise 2.5では、ゲームキューブコントローラーに対応したWiiタイトルで、同コントローラーを使用できるようになりました。

対応例として挙げられているのが、『大乱闘スマッシュブラザーズX』や『マリオカートWii』です。

これらはもともとWii実機でもゲームキューブコントローラーに対応しているタイトルで、Porpoiseでもそれに近い操作環境を構築できるようになったことになります。

また、コントローラー関連ではライトバーの色変更、Turboボタン、Quick Saveボタンなども追加されています。ベータ機能として、ゲームキューブコントローラー風のトリガークリックにも対応しています。

約50タイトルでDolphinのGraphics Modsに対応

グラフィック関連では、Dolphinに内蔵されている「Graphics Mods」がPorpoiseでも利用できるようになりました。

BloomやDepth of Field、HUD変更などのMODが対象となっており、約50タイトルで利用できます。対応しているゲームでは、それぞれのタイトルのGraphics設定から変更可能です。

単純にゲームキューブ/Wiiタイトルを起動するだけではなく、Dolphinが備えているグラフィック拡張機能までPS5上で利用できるようになった点は、今回のアップデートでも注目したいポイントです。

そのほか、Porpoise 2.5では最適化や、これまでに報告されていた不具合の修正も行われています。

PorpoiseはまだEarly Development。Jailbreak済みPS5が必要

一方で、開発者はPS5版Porpoiseについて、現在も「Early Development」の段階にあると説明しています。そのため、ゲームによっては不具合やグラフィック上の問題などが発生する可能性があります。

また、Porpoiseは通常のPS5で利用できるアプリではなく、Jailbreak済みPS5を前提としたHomebrewです。

Porpoise自体にゲームやBIOS、ファームウェアなどは含まれていません。利用する場合は、こうした点も理解したうえで試す必要があります。

今回の2.5では、エミュレーションそのものの高速化だけではなく、処理落ち時の音声改善やコントローラー対応、Graphics Modsなど、ゲームを実際に遊ぶ際の使い勝手を高める機能がまとめて追加されました。PS5上でゲームキューブ/Wii環境を構築しているユーザーにとっては、注目度の高いアップデートとなりそうです。

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