GBA『ポケモン』日本語版が2画面表示に対応!Android向け「PokeDaisy」が更新、縦持ちスマホでも上下表示

GBA『ポケモン』日本語版が2画面表示に対応!Android向け「PokeDaisy」が更新、縦持ちスマホでも上下表示

Android向けに開発されている非公式アプリ「PokeDaisy」が、2026年10月8日にv1.1.3へとアップデートされました。今回の更新では、ゲームボーイアドバンス(GBA)向けに発売された『ポケットモンスター ファイアレッド』『リーフグリーン』『ルビー』『サファイア』『エメラルド』の日本語版への対応が追加されています。

また、スマートフォンを縦向きにした状態でゲーム画面と各種情報パネルを上下に表示できる機能も追加されました。同日には、不具合を修正したv1.1.4も公開されています。

●PokeDaisy GitHub(ダウンロード・最新リリース)
https://github.com/lidor30/pokedaisy/releases

●PokeDaisy v1.1.4 リリースノート
https://github.com/lidor30/pokedaisy/releases/tag/v1.1.3

●PokeDaisy GitHub(プロジェクトページ)
https://github.com/lidor30/pokedaisy

GBA版『ポケモン』を2画面で楽しめる「PokeDaisy」とは?

「PokeDaisy」は、lidor30氏が開発しているAndroid向けの非公式エミュレーターアプリです。主にGBA版『ポケットモンスター』シリーズを対象としており、ゲームをプレイしながら、手持ちのポケモンやマップなどの情報を別の画面に表示できることが特徴です。

元々はAYN Thorのような2画面を備えたAndroidゲーム機を想定して開発されており、上画面でゲームをプレイしながら、下画面に「コンパニオン」と呼ばれる情報パネルを表示します。

このコンパニオンには、手持ちポケモンのHPやステータス、バッグの中身、現在地を示すマップ、ポケモン図鑑など、さまざまな情報を表示できます。

さらに、戦闘中には相手のポケモンとの相性や有効な技なども確認できるほか、現在いる場所で入手できるアイテムや出現するポケモンなどを案内するガイド機能も搭載されています。

ゲーム内のメニューを何度も開かなくても、プレイに役立つ情報を確認できるというわけです。

『ファイアレッド』『エメラルド』などの日本語版に対応!

今回公開されたv1.1.3では、これまで英語版を中心としていた対応タイトルが拡大され、日本語版のGBA『ポケットモンスター』シリーズにも対応しました。

新たに対応した日本語版タイトルは、以下の5作品です。

  • 『ポケットモンスター ファイアレッド』
  • 『ポケットモンスター リーフグリーン』
  • 『ポケットモンスター ルビー』
  • 『ポケットモンスター サファイア』
  • 『ポケットモンスター エメラルド』

これらに加えて、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語版なども新たにサポートされています。

日本語版では、ポケモンや技、アイテム、地名などをゲームの言語に合わせて表示できるようになっています。なお、アプリ自体の日本語表示は、以前のバージョンから対応していました。

これにより、日本国内で発売されたGBA版『ポケモン』を使い、コンパニオン機能を活用できる範囲が広がったことになります。

ただし、すべてのROMリビジョンに対応するわけではなく、タイトルによっては一部の戦闘情報などが完全には検証されていない場合もあります。

スマホの縦持ちにも対応!ゲームと情報パネルを上下に表示

v1.1.3では、2画面を備えたゲーム機だけでなく、一般的なAndroidスマートフォンでもコンパニオン機能を使いやすくする改良が行われています。

新たに追加されたのが、スマートフォンを縦向きにしたときに、ゲーム画面を上部、コンパニオンを下部へ配置する機能です。

これにより、1枚のディスプレイでも、上下に2つの表示領域を設けてゲームと情報を同時に確認できるようになりました。

コンパニオンの境界部分にあるグリップをドラッグすることで、表示サイズを自由に変更できます。また、グリップをタップして小・標準・全画面の3段階に切り替えることも可能です。

外部コントローラーを使用しない場合は、ゲーム画面とコンパニオンの間にタッチ操作用のボタンが表示されます。

なお、開発者によると、スマートフォンの縦持ち表示はスクリーンショット上での確認にとどまっており、実機での動作確認は行われていないため注意が必要です。

チート機能や外部コントローラーも強化!v1.1.4では画面表示の不具合も修正

今回のアップデートでは、日本語版への対応や画面レイアウトの変更以外にも、さまざまな機能が追加されています。

新たにGameShark、Action Replay、CodeBreaker形式のチートコードに対応しました。ゲームごとにコードを追加・読み込みできるほか、コンパニオン側の設定画面から有効・無効を切り替えることが可能です。ただし、チートを有効にしている間はRetroAchievementsの機能が一時停止されます。

外部コントローラーへの対応も改善され、8BitDoやGameSir、Xboxなどのコントローラーをゲームプレイ中に接続しても、ゲームを再起動する必要がなくなりました。コントローラーを使用すると、画面上のタッチ操作ボタンは自動的に非表示になります。

さらに、液晶画面風の表示を再現する「LCD PAPER」フィルターなども追加されています。

また、同日に公開されたv1.1.4では、画面スクロール中に映像が横方向にずれて見える「ティアリング」と呼ばれる現象が修正されました。

このほか、改造作品『Pokémon Heart and Soul』において、早送り中もBGMを通常の速度で再生できるよう改善されています。

APKはGitHubで公開!対応機種や導入時の注意点

「PokeDaisy」はAndroid 8.0以降を対象としており、GitHubのリリースページからAPKファイルをダウンロードできます。

開発者による実機テストが行われているのは、2画面ゲーム機のAYN Thorや、単画面のRetroid Pocket 6などです。

一方、Retroid Pocket Duo/Duo LiteやANBERNIC RG DSについては、対応が想定されているものの、実機での動作確認は行われていません。ANBERNIC RG DS向けには画面の表示位置を入れ替える機能も用意されていますが、正常に動作することが保証されているわけではありません。

また、本アプリにはゲームROMやBIOSなどは同梱されていません。利用する場合は、自身で適法に吸い出したゲームデータを用意する必要があります。

なお、PokeDaisyは2026年10月7日に公開されたv1.1.0から、それまでの「PokeDaisey」という名称を変更しています。Androidでは旧版と新版が別々のアプリとして扱われるため、以前から使用している場合はセーブデータの保存場所などにも注意してください。

本アプリは任天堂や株式会社ポケモンなどとは関係のない、ファンによって開発された非公式プロジェクトです。

それでも、GBA版『ポケモン』を遊びながら、手持ちの状態やマップなどを別画面で確認できるというアイデアはなかなかユニークです。日本語版への対応によって、国内のレトロゲームファンにとっても、より身近な存在になったといえるのではないでしょうか。

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