Anbernicより、縦持ちボディの新型携帯ゲーム機『RG40XX V』が発売されました。こちらはCPUにH700 quad-core ARM Cortex-A53を搭載。4.0インチのIPS液晶ディスプレイにGPUはDual- core G31 MP2を採用しているなど、スペック的には少し前にご紹介した『RG40XX H』とほぼ同じとなっています。
同社よりレビュー用に本機のサンプルを提供していただきました。当初はあまり触っている時間もなく以前のモデルとの差もほとんどなかったため、特徴を捉えることができませんでした。しかし、毎日ちょっとずつ触っていくうちにだんだん愛着が湧いてきて、いまではすっかりお気に入りの1台となっています。
ということで、今回は『RG40XX V』のレビューをお届けします!
『RG40XX H』のパッケージはシンプルなスタイル
以前は保護フィルムなども同梱されていましたが、ここ最近のAnbernicの製品は、だんだん余計なものは省かれていく傾向にあるのか、パッケージに同梱されているものは本体の他、マニュアルと充電用のUSBケーブルのみといったシンプルな構成になっています。
保護フィルムが必要かどうかについての意見は人によって分かれると思いますが、これはこれで余計なものもなくわかりやすくてイイですね!
本体のカラーバリエーションは、ホワイトにクリアブラック、インディゴブルーの3色がラインナップされています。今回はボタンも含めて純白カラーが珍しく見えたため、ホワイトを選択してみました。
この白いカラーのボディですが、汚れてしまうんじゃないか? と心配される人もいるかもしれません。たしかにそうした不安はなきにもあらずなのですが……なんか写真映えするんですよね~白いボディの携帯ゲーム機って!
人によっては縦持ち派や横持ち派など、それぞれ好みがあるかと思いますが、個人的には特にどちらが好きというのはありません。この『RG40XX V』も、最初手に取ってみたときは思ったよりでけーな!というのが素直な感想でしたが、気が付けばそれもあっという間になれてしまいました。
ちなみに本機では、OSに64bitのLinuxが採用されています。そのためいきなりランチャーが起動する仕様になっており、できることもほとんどエミュレーターに限られているという潔さです。
ま、ほとんど使ったことはほとんどないものの、音楽や電子ブック、動画などを再生するためのビューワーも入ってます……が、ぶっちゃけこの辺りの機能はスマホで事足りてるので、ほとんど使うことはないですよね!?
このマシンでは、本体左側面のスロットに付属のmicroSDカードが刺さっています。そちらだけを利用しても十分ですが、もっと大量のライブラリーを持ち歩きたいという人のために、反対側にもスロットが用意されています。必要に応じてそちらを利用するとイイでしょう。
本機では十字キーとABXYボタン、スタートセレクトボタンなどと共に、ひとつのアナログスティックが搭載されています。え? ひとつだけ?と思われるかもしれませんが、本機で動かせるエミュレーターはPS1やドリームキャスト、NINTENDO64あたりまでの機種であるため、ほとんどの場合大きな影響はないと思います。
ちなみにこのアナログスティックですが、例によってデフォルトの状態では虹色に光る仕様になっています。こちらはメニューでも変更可能になっているのですが、ひとつだけ気になるところが。それが「モノクロ虹」というカラー項目でした。
ジャストフィットの専用ケースも同時発売
いろんなことをすっ飛ばしてるような気がしないでもないですが、かまいません! ということで、話があっちこっちに飛んじゃいますが、今回Anbernicからは、本体のほか専用のケース『ANBERNIC 保護カバー RG 40XXV用』も提供していただきました。こちらは価格は1499円で、本体がジャストサイズで入るような大きさになっています。Anbernicのタグも付いており、なかなかおしゃれな出来映えなのではないでしょうか?
HDMIでディスプレイに接続してプレイも可能!
この『RG40XX V』のチャームポイント……じゃなくて、もうひとつのポイントともいえるのが、miniHDMIケーブルを接続するだけで、簡単に外部ディスプレイに映像を出力することができるところです。
HDMI出力している間は、ゲーム機側のディスプレイは表示されませんが、まぁ、これは一般的な挙動といえるでしょう。
パフォーマンスチェック
最後にだらだらとXのほうで公開してきた動作チェックの動画をご紹介いたします。こちらをみてちょっとでも気になったならば、公式サイトで本機をチェックしてみてください。