Anbernic RG35XX Hなど、Allwinner H700を搭載したレトロ携帯ゲーム機で初代『Halo: Combat Evolved』をネイティブ動作させるプロジェクトが、2026年10月6日にアップデートされました。今回の更新では新たにPortMaster形式の導入パッケージが追加され、対応するH700搭載機で利用しやすくなっています。
これまで本プロジェクトはKnulliを中心とした環境で利用されていましたが、新たにPortMaster向けのZIPパッケージが用意されたことで、PortMasterを利用できるほかのH700系ファームウェアへの展開もしやすくなりました。
●GitHub:halo-ce-anbernic-rg35xx Releases
https://github.com/kirklandsig/halo-ce-anbernic-rg35xx/releases
RG35XX Hなどで初代『Halo』を遊べるプロジェクト
このプロジェクトは、PC版『Halo: Combat Evolved』のデータを利用し、Allwinner H700搭載のLinux系レトロ携帯ゲーム機上でゲームを動作させるものです。
H700はAnbernicのRG35XX Hをはじめ、比較的安価なレトロ携帯ゲーム機で広く採用されているSoCです。そうした小型端末で初代『Halo』が動作するという点だけでもインパクトがありますが、今回のPortMaster対応によって導入できる環境の幅がさらに広がることになります。
PortMasterはLinuxベースの携帯ゲーム機向けにさまざまなゲームや移植作品を導入するための仕組みで、対応ファームウェアでは比較的手軽にゲームを管理できるのが特徴です。
今回公開されたPortMaster用パッケージでは、マップやセーブデータ、設定データについて従来版と同じものをそのまま利用できます。
戦闘時のフレームレートも約3パーセント改善
10月6日の更新では、PortMasterパッケージの追加だけではなく、パフォーマンス面にも手が加えられています。
開発者によると、戦闘中のフレームレートが従来版と比較して約3パーセント改善したとのことです。劇的な性能向上というほどではありませんが、もともと限られた性能のH700搭載機で動かしていることを考えると、こうした細かな最適化もありがたいところです。
さらに、動作環境の問題を確認するためのヘルスチェック/診断機能も追加されています。導入時に正常に動作しない場合など、原因を切り分けやすくなることが期待できます。
PortMaster対応でもすべての環境で動くとは限らないので注意
今回のPortMasterパッケージを利用するには、glibc 2.31が必要です。そのため、PortMasterが利用できるファームウェアだからといって、必ずしもすべての環境で動作するとは限りません。
開発者はmuOSについても動作する可能性を示していますが、現時点では実際のテストは行われていません。muOSで試す場合は、この点を理解したうえで利用したほうがよさそうです。
また、GitHub上のREADMEには以前の「PortMaster非対応」という内容が残っている場合がありますが、最新のReleaseではPortMaster向けパッケージが正式に追加されています。導入時はREADMEだけではなく、最新Releaseの説明も確認しておくといいでしょう。
なお、本プロジェクトは『Halo: Combat Evolved』のゲームデータそのものを配布するものではありません。利用する場合は、正規に所有しているPC版のデータを用意する必要があります。
初代『Halo』を携帯ゲーム機で動かす試み自体は以前から進められていますが、今回のアップデートは「H700搭載機+PortMaster」という具体的な環境に導入しやすくなった点がポイントです。
RG35XX HをはじめとしたH700搭載機を持っている人にとっては、またひとつ試してみたくなるPortMaster向けタイトルが増えたといえそうです。















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