『Star Wars: TIE Fighter』を現行PC向けに再実装する「OpenTIE」が登場! わずか2日でv0.0.4までアップデート

GitHubユーザーのelyosh氏が、1994年に登場した『Star Wars: TIE Fighter』を現行PC向けに再実装するオープンソースプロジェクト「OpenTIE」を公開しました。

最初の公開版となるv0.0.1が2026年8月21日にリリースされ、その後も立て続けにアップデートが実施。8月23日にはv0.0.4が公開されており、8月24日の確認時点ではこちらが最新版となっています。

●OpenTIE v0.0.4
https://github.com/elyosh/OpenTIE/releases

●OpenTIE
https://github.com/elyosh/OpenTIE

OpenTIEは、単に古いゲームを現行環境から起動するためのランチャーではありません。『Star Wars: TIE Fighter』をWindows、macOS、Linux上でネイティブ動作させることを目指した再実装で、オリジナルゲームのデータを利用してプレイする仕組みになっています。

1995年版と1998年版の“いいとこ取り”も可能

OpenTIEが対応しているのは、1995年に発売されたCollector’s CD-ROM版と、1998年のWindows版です。

特徴的なのが、両方をインストールしている場合、それぞれの要素を個別に選択して組み合わせられるところです。

開発者が推奨している設定では、1995年版のメニューとカットシーン、アダプティブiMUSEによる音楽を利用しながら、フライトシミュレーションと3Dアセットには1998年版のものを使用します。

つまり、1995年版のインタラクティブな音楽や演出を残しつつ、1998年版のフライト部分や3D表現で遊ぶことができます。もちろん、どちらか一方のバージョンだけを使用することも可能です。

アダプティブiMUSEも再実装

OpenTIEでは、1995年Collector’s CD-ROM版で使用されていたアダプティブiMUSEも再実装されています。これはミッション中に発生した出来事に応じて音楽が変化し、テーマ間をシームレスに移行していく仕組みです。

音源については、Sound Blaster互換のOPL3エミュレーションに加え、SoundFontを利用するFluidSynthにも対応しています。

さらに、オリジナルの楽曲が制作されたRoland SC-55 Sound Canvasのエミュレーションにも対応。ただし、こちらを利用する場合は互換性のあるSC-55 ROMをユーザー自身で用意する必要があります。

最大240HzやHDR、FSR 3.1.4などにも対応

グラフィックスには、「クラシック」と「モダン」のふたつのモードが用意されています。

クラシックモードではオリジナルに近い表現を維持。一方のモダンモードでは、オリジナルのモデルやコックピットアートを利用しながら、高解像度レンダリングや高度なライティングを組み合わせています。

モダングラフィックスでは、シャドウ、アンビエントオクルージョン、ブルーム、モーションブラー、MSAA、AMD FidelityFX FSR 3.1.4によるアンチエイリアスとアップスケーリング、HDR出力などに対応。ゲーム中にTABキーを押すことで、クラシックとモダンを切り替えることもできます。

また、フライトシミュレーションは最大240Hzでの更新に対応。高リフレッシュレートのディスプレイに合わせて、より滑らかな表示やレスポンスの向上を図ることができます。

その一方で、オリジナルのTIE95やTIE98と同じ挙動を再現するためのタイミングモードも用意されています。現代的なゲームパッドやジョイスティックにも対応しており、OpenTIEの設定画面からコンフィグレーションが可能です。

初版公開からわずか2日でv0.0.4に

OpenTIEは8月21日に最初の公開版となるv0.0.1がリリースされましたが、その後も短期間でアップデートが続いています。

8月22日に公開されたv0.0.2では、TIE98のトレーニングレベルに新しいライティングが追加されたほか、複数の不具合が修正されました。

同日に登場したv0.0.3では、TIE98のブリーフィング音声に対応。TIE95版が利用できる場合は、そちらの音声を使用する仕組みも追加されています。

このほか、コントローラーを使ったマウスカーソル操作への対応や、B1M5およびB1M6で発生していたクラッシュの修正も行われました。

続く8月23日のv0.0.4では、マップブリーフィングで誤った音声が使用される問題が修正されたほか、マウスクリックのレスポンスも改善されています。

オリジナルのゲームデータは別途必要

注意しておきたいのは、OpenTIE自体に『Star Wars: TIE Fighter』のゲーム本編やオリジナルコンテンツは含まれていないという点です。

利用するには、1995年Collector’s CD-ROM版または1998年Windows版のうち、少なくともひとつの完全なインストール環境が必要になります。両方を用意することで、前述した1995年版と1998年版を組み合わせた推奨設定が利用できます。

対応環境はWindowsのx86-64、macOS 13以降のarm64/x86-64、Linuxのx86-64です。グラフィックスAPIはWindowsがDirect3D 12またはVulkan、macOSがMetal、LinuxがVulkanとなっています。

なお、OpenTIEは現在も開発中のプロジェクトです。開発者も、オリジナル版との違いや不具合が残っている可能性があるとしています。

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