SuperStation One+SuperDockでDVD-Videoを再生する「DVDコア」が開発中。実ディスクから映像・音声の再生に成功

SuperStation One+SuperDockでDVD-Videoを再生する「DVDコア」が開発中。実ディスクから映像・音声の再生に成功

2026年8月24日、RedditユーザーのOdd-Rice551氏が、Retro Remakeの『SuperStation One』と『SuperDock』を利用してDVD-Videoを再生する「DVDコア」の開発を進めていることを明らかにしました。現時点ではまだ一般公開されていませんが、実際のDVDディスクから基本的な映像と音声を再生できるところまで開発が進んでいます。

『SuperDock』は、『SuperStation One』の下部に接続して使用する拡張機器です。公式仕様ではトレイ式のDVD-RWドライブに加え、M.2 2280対応のNVMe SSDスロット、4基のUSB Type-Aポート、赤外線センサーとリモコンなどが搭載されています。

これまでSuperDockの光学ドライブについては、MiSTer FPGAの各コアからPlayStationやセガサターン、メガCDなどの実ゲームディスクを直接読み込む試みが進められてきました。しかし、今回開発されているのはゲームを起動するためのものではなく、一般的なDVD-Videoを再生して映画などを楽しむための機能です。

Odd-Rice551氏によると、まずSuperStation OneのLinuxモード上でDVDプレーヤーを動作させることに成功。こちらではDVDメニューや複数の音声トラック、チャプター移動なども利用できる状態になっており、その後、MiSTer側から扱えるコアとして作り直す作業を進めているとのことです。

投稿時点では、基本的な映像と音声については同期した状態で正常に再生できており、アップスケール表示にも対応。残っている作業としてDVDメニュー、音声チャンネル、字幕などを挙げていました。

さらに投稿後の更新では、MiSTerのOSD操作に使用しているコントローラーからDVDを操作できるようになり、ボタンのリマッピングにも対応したと報告しています。SuperDockに付属する赤外線リモコンも割り当てることができ、一般的なDVDプレーヤーのような感覚で操作できるようです。

仕組みについても少し興味深い説明がされています。すべての処理をFPGAだけで行っているわけではなく、投稿者によれば、ディスクからの読み込みやデコード処理はARM側が担当し、音声や映像の出力にはFPGA側を利用しているとのこと。そのため、アスペクト比の変更やボタンマッピングといったMiSTer側の機能も利用できるとしています。

現在は実際のDVDドライブからディスクを直接読み込むことを優先して開発しており、ISOファイルの再生についてはまだ実装済みの機能として確認できません。投稿者はCRTへの出力も最終的な目標として挙げていますが、まずはHDMI環境で機能を完成させる方針のようです。

なお、このDVDコアはRetro Remakeによる公式機能ではなく、コミュニティユーザーによる非公式の開発プロジェクトです。投稿者はChatGPTやCursorも利用しながら開発していることを明かしており、作業内容はGitHubに保存しているものの、記事執筆時点ではリポジトリはまだ一般公開されていません。数日以内に公開する予定だとしています。

SuperDockはもともとDVD-RWドライブを搭載しているだけに、DVD-Videoまで再生できるようになれば、その用途がさらに広がることになります。まずはGitHubの公開と、実際に利用できる形でのリリースを待ちたいところです。

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