PS Vitaのプラグイン設定を元に戻せる!『PS Vita Recovery Menu』v1.1.8に『Undo Safe Mode』追加

PS Vitaのプラグイン設定を元に戻せる!『PS Vita Recovery Menu』v1.1.8に『Undo Safe Mode』追加

PS Vita向けの非公式復旧支援ツール『PS Vita Recovery Menu』のv1.1.8が、2026年10月28日に公開されました。開発を手掛けるDrinkingSubsetによると、今回のアップデートでは、セーフモードを実行する前のプラグイン設定に戻せる新機能『Undo Safe Mode』が追加されています。

当サイトでは10月26日に公開されたv1.1.6を紹介しましたが、そのときの主な変更点はデータベースの再構築機能の改善でした。今回はプラグインのトラブル対策に関する更新で、もともと無効にしていたプラグインまで有効化することなく、以前の設定を取り戻せるのがポイントです。

●『PS Vita Recovery Menu』v1.1.8配布ページ
https://github.com/DrinkingSubset/PS-Vita-Recovery-Menu-Project/releases/tag/v1.1.8

『Undo Safe Mode』でセーフモード実行前の設定を復元

『PS Vita Recovery Menu』は、改造済みのPS Vitaを対象に、プラグインの管理やシステム診断、ストレージ関連の修復などを行えるHomebrewツールです。プラグインの競合などで本体の動作が不安定になった際には、セーフモードを利用して問題の切り分けを行うことができます。

ただし、セーフモードでプラグインを一時的に無効化したあと、以前の設定に戻そうとすると、どれを有効にしていたのか分からなくなることもあります。そこで追加されたのが『Undo Safe Mode』です。『Plugin Fix Mode』から実行でき、セーフモードを使う前の設定ファイルを復元する仕組みになっています。

たとえば、普段からプラグインAとCを有効にし、プラグインBだけは意図的に無効にしていたとしましょう。セーフモードを利用したあとに『Undo Safe Mode』を実行すると、AとCは有効、Bは無効という、元の組み合わせに戻せます。

一方、従来からある『Re-enable All』は、設定されているプラグインを一律に有効化する機能です。先ほどの例なら、もともと無効にしていたBまで有効になってしまいます。つまり、**以前の有効・無効の状態をそのまま取り戻したい場合は『Undo Safe Mode』、すべてを有効にしたい場合は『Re-enable All』**という違いがあるわけです。今回の更新では、『Re-enable All』の画面上の説明も、全プラグインを有効にすることが分かる内容に変更されました。

バックアップの保護やプラグイン一覧の表示も改善

『Undo Safe Mode』を実現するため、セーフモード実行前の設定をバックアップとして保存する仕組みも整えられました。『Plugin Fix Mode』からの操作に加え、起動時にLボタンを押す方法や『Restore / Unbrick』からセーフモードを利用する場合にも復元用の設定を保持し、『Undo Safe Mode』では最新のバックアップを使用します。

また、セーフモードを複数回実行しても、最初の復元用設定が、すでにプラグインを無効化した状態の設定で上書きされないようになっています。すでにセーフモードが有効な場合は、『Plugin Fix Mode』にその状態が表示されるようになりました。

このほか、プラグイン一覧を開くたびに設定ファイルのconfig.txtを読み直すようになったのも変更点のひとつです。これまではアプリ起動時に読み込んだ情報がそのまま表示され、別のメニューで設定を変更しても、アプリを再起動するまでは有効・無効の表示に反映されない場合がありました。今回の修正によって、設定変更後の状態を確認しやすくなっています。

さらに、『Plugin Fix Mode』では、設定ファイルに記載されたプラグインの総数と、有効・無効それぞれの件数を表示するように変更。バックアップや復元で扱える設定ファイルの容量も16KBから128KBに拡張されています。復旧処理の記録を残すrestore.logについても、32KBを超えた場合に古いログを別ファイルへ移し、新しいログを作成する仕組みが導入されました。

v1.1.7からの更新はVPKのインストールのみでOK

今回のv1.1.8では、起動用プラグインそのものに変更はありません。開発者のリリースノートでも、v1.1.8への更新についてはVPKをインストールするだけでよいと案内されています。すでにv1.1.7の起動用プラグインを導入している環境なら、改めてインストールし直す必要はありません。

ただし、当サイトで以前紹介したv1.1.6から直接更新する場合は注意が必要です。間に公開されたv1.1.7では起動ループ対策などのために起動用プラグインが変更されており、こちらの更新時には『Advanced』→『Boot Recovery』→『Install / Update Boot Recovery』でプラグインを更新し、本体を再起動するよう案内されていました。v1.1.8で起動用プラグインが変更されていないことと、v1.1.6からの更新でもプラグインの更新が不要ということは別なので、使用中のバージョンを確認しておきましょう。

なお、本ツールはSony公式のリカバリー機能ではなく、改造環境向けに開発された非公式ツールです。あらゆる起動トラブルを解消できるわけではなく、今回の『Undo Safe Mode』についても当サイトでは実機検証を行っていません。利用する場合は、重要なデータや設定のバックアップを取ったうえで、配布ページの説明を確認してください。

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